東京都八王子市にある美術館です。開館は1983年。バリアフリーの概念が広まる前に誕生した施設ですが、改修により段差は解消されています。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

アクセスは車が便利です。来館者用の無料駐車場があります。身障者用駐車区画は美術館よりの場所に用意されています。大きなサインに従って車を進めてください。

屋根なしで2台分の駐車区画があります。

傾斜地の建つ美術館で1F と3Fの2フロア構造です。駐車場は高地にあり、その横の出入口は、美術館の3F出口です。

入口は駐車場から坂道を下った先の1Fにあります。

1Fエントランスは階段構造ですが、段差回避スロープが設置されています。

確認したところ、駐車場からの下り坂の通行が辛い人は、3Fの出口からの入場も可能です。出口付近にいるスタッフに相談してください。出口も階段構造ですが、段差回避スロープが用意されています。

トイレは1Fに1ヵ所、3Fに2ヵ所あり、それぞれにバリアフリートイレが用意されています。

1Fの正面入口から館内に入ります。エントランスホールは広々としたフラット路面で、車椅子での移動に問題はありません。カフェもあります。

最初に検温があります。その横に観覧券の自動販売機があり、スタッフが常駐しています。東京富士美術館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が半額に減免されます。自動販売機の前にいるスタッフに障害者手帳を提示して、自動販売機で「障害者半額券」を購入します。
展示室は3Fです。3Fへ向かうエスカレーターの手前に受付があります。ここで自動販売機で購入した観覧券を提示して、展示室へ向かいます。エレベーターはエスカレーター横の奥に、1基用意されています。

1Fのエントランスホールの天井高は12m超です。3Fから1Fを見下ろした写真です。

エレベーターで3Fへ上がると、フラットなロビー空間があります。

そこから先、常設展示室が8室あります。常設展ですが、その時々の企画展示が開催されます。展示室内に段差はなく、車椅子で問題なく観覧できます。

常設展示室の中間地点に、外を眺める休憩スペースがあります。

常設展後半の展示室も、車椅子で観覧できるバリアフリー仕様です。

そのまま段差なく企画展示室へ移動できます。

企画展示室の前の通路付近には、複数の彫像展示があります。

企画展示室内も、車椅子で観覧できる構造です。

企画展示室の先には、眺めの良いラウンジがあります。

その先に「アートライブラリー」「ミュージアムシアター」、そして広いスペースの「ミュージアムショップ」があります。

その先が出口。身障者用駐車場の近くに出ます。

構造的に雨天はどうしても濡れる区間があります。雨が苦手な車椅子利用者は、天候の安定した日の利用をお薦めします。この点以外は、東京富士美術館は車椅子で観覧できるバリアフリー施設です。
「八王子市夢美術館」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2020年10月に執筆しました)











