国立能楽堂 資料展示室 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都渋谷区千駄ヶ谷にある国立能楽堂には資料展示室があり、特別展、企画展などが開催されます。資料展示室の利用方法を紹介します。

今回取材時は収蔵資料展「能面・能装束展」が開催されていました。入場無料です。

国立能楽堂

アクセスは千駄ヶ谷駅と国立競技場駅から徒歩5分の案内です。正面入口の近くに身障者用駐車スペースが1台分あり、HPのバリアフリー情報では「障害者用駐車スペースを無料でご利用いただけます。ご利用の際は、正面玄関入口の警備員にお申し出ください。」と掲載されています。

国立能楽堂

資料展示室の入口は正門ではありません。

国立能楽堂

正門の横に案内図があり「事務室入口よりご入館ください」と記載されています。

国立能楽堂

事務室入口は段差解消スロープがあり、出入口のドアは手動ドアです。館内に入るとすぐに守衛室があり、そこで検温と手指消毒を行います。なおHPによるとトイレは「1階南回廊のトイレに、男女兼用の個室が1室あります。」と案内されています。

国立能楽堂

資料展示室は正面にある鉄の扉を手動で開けて進みます。一般的ではない構造なので、初めて利用する方は戸惑うと思います。

国立能楽堂

その先に資料展示室入口のドアがあります。ここも手動ドアですが、今回取材時は開け放たれていました。

国立能楽堂

ドアの先に資料展示室の受付があり、簡単な記帳をして入室します。資料展示室はフラットなワンフロア構造で、壁面のケース内展示が中心です。「能面・能装束展」では中台ケースでの展示もありましたが、ほぼすべての展示品を車椅子から鑑賞できました。

江戸時代の能面と装束が展示の中心で、展示品の簡単な解説が掲示されています。古いものでは室町時代や桃山時代のものもあり、江戸時代のものとは作風が異なります。時代とともに、能面や能装束が進化して洗練した様子がわかります。

出口は同じルートです。資料展示室への通路から中庭を眺めることができます。

国立能楽堂

国立能楽堂の資料展示室は、手動ドアを開けて通行する箇所がありますが、車椅子で観覧できる施設です。

新国立競技場内に無料公開されている「秩父宮記念ギャラリー」があります。別稿で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

(本稿は2022年3月に執筆しました)

国立競技場 秩父宮記念ギャラリー 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

2022年1月、新国立競技場内に、スポーツ振興に尽力された故・秩父宮雍仁親王を記念した秩父宮記念ギャラリーがオープンしました。新国立競技場の「外苑門」付近です。

秩父宮記念ギャラリー

信濃町駅や千駄ヶ谷駅からみると、国立競技場の反対側になるため、最も近い駅は大江戸線の国立競技場駅で、徒歩7分の案内です。

秩父宮記念ギャラリー

旧国立競技場内にあった「秩父宮記念スポーツ博物館」と同様に、秩父宮記念ギャラリーは入館無料です。自動ドアの先に受付があります。もう一枚自動ドアを通り、ギャラリー内に入ります。

秩父宮記念ギャラリー

ギャラリーは1室で大きくはありません。またトイレはありません。室内はフラットな構造で、車椅子で見学できます。

現在は秩父宮の関係資料に加え、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会関連の資料が展示されています。

秩父宮記念ギャラリー

展示室の奥は「秩父宮家紋章の扉」があります。開かない扉です。

秩父宮記念ギャラリー

秩父宮杯などの展示があります。また室内のモニターでは、ユングフラウへの登頂など、秩父宮の活動記録が放映されています。

秩父宮記念ギャラリー

秩父宮記念ギャラリーは車椅子で見学ができる、バリアフリーな小さな記念室です。

新国立競技場の隣接地に「日本オリンピックミュージアム」があります。別稿で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

(本稿は2022年3月に執筆しました)

明治神宮外苑 聖徳記念絵画館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

大正8年に着工し、大正15年に竣工した聖徳記念絵画館は、明治天皇と皇后の御事績を描いた80枚の壁画が展示されている絵画館です。壁画のサイズは縦3ⅿ、横2.7mで、延べ250ⅿの壁面に年代順に展示されています。

アクセスは信濃町駅から徒歩3分の案内。車利用の場合は、絵画館前のスペースが有料駐車になっています。駐車料金の絵画館の鑑賞による減免や、障がい者減免制度はありません。

聖徳記念絵画館

絵画館の周囲はフラットな地形で、段差構造箇所には段差解消スロープが設置されています。「なんじゃもんじゃ」の木の周囲などを車椅子で散策できます。

聖徳記念絵画館

聖徳記念絵画館の内部は2フロア構造で、1Fが事務所、絵画館学園、トイレ、2Fが展示室です。正面入口は20段程度の階段を上がります。階段に手すりは設置されています。

聖徳記念絵画館

車椅子利用者は絵画館を正面にみて右側に進みます。壁面に「外苑事務所」と掲示がある方面です。

聖徳記念絵画館

建物横側に段差迂回スロープが設置されています。ここを上がります。

聖徳記念絵画館

スロープの先に事務所と絵画館学園の入口があります。手動ドアでドアの下には小さな段差があります。ここから館内に入り、スタッフを呼び、誘導を受けてください。エレベーターで2F 展示室東側に上がることができます。観覧には施設維持協力金が必要です。2F正面入口にある窓口で支払います。

聖徳記念絵画館

聖徳記念絵画館は、2016年にバリアフリートイレを設置しました。トイレが絵画館西側の1Fにあり、通常のアクセスルートは、中央ドーム下の2Fから階段で1Fへ下ります。

聖徳記念絵画館

車椅子利用者は、1Fの事務所を横断して、絵画館西側1Fへ移動します。

聖徳記念絵画館

段差解消されたスロープ面の先にバリアフリートイレがあります。

聖徳記念絵画館

2016年に行われた改修工事なので、今どきのバリアフリートイレが用意されています。

聖徳記念絵画館

スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。トイレからの帰りルートは行きと同じです。

聖徳記念絵画館

絵画館西側1Fには小さなモニターが設置され、聖徳絵画館や明治神宮外苑に関する映像コンテンツがリピート放映されていて、自由に観覧できます。

聖徳記念絵画館

2Fの展示室は段差の無いフラットな構造です。展示される壁画はサイズが大きいので、車椅子から観覧できます。東西展示室出入口に展示される壁画は、展示の向きが違い、車椅子で正面に回り込んで鑑賞する必要があります。

明治天皇の生誕から崩御までの出来事を題材にした壁画には、それぞれ解説が付けられていて、何を描いているのか、登場人物が誰なのかよくわかります。明治天皇はもちろん、昭憲皇太后が公務に励まれるお姿をみることができます。

壁画は往時の有名な画家が描いています。画家の紹介文もあるので、作品の理解が深まります。明治という時代の苦難と高揚感が理解できる絵画館です。

展示室は改装されて綺麗で、壁画の痛みも修復されていますが、天井の壁紙などは破損個所が散見されます。

聖徳記念絵画館

明治神宮外苑の聖徳記念絵画館は、特別な段差回避ルートを通行しますが、車椅子で観覧できる絵画館です。

外苑には現代アートの拠点「ワタリウム美術館」があります。別稿で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

(本稿は2022年3月に執筆しました)