東京都江東区深川の法乗院は、日本最大の閻魔大王座像が安置されています。そして閻魔様の説法を拝聴するシステムがある、ユニークな寺院です。
えんま堂は5段の階段の上にあり、スロープやエレベーターはありません。したがって車椅子でのお参りは困難です。なんらかの方法で5段を上がることが出来る人は、閻魔様の説法を拝聴することができます。
アクセスは門前仲町駅から徒歩5分の案内です。地下鉄駅からの地上行きエレベーターは設置されています。参拝者用の駐車場はありません。
境内への出入口に段差はありません。正面左側のお堂がえんま堂です。
5段を上がるとフラットな空間があり、そこからお堂の中の閻魔大王座像を拝顔します。お賽銭箱の替わりに「家内安全」など19種の祈願が記された賽銭投入口があり、お賽銭を入れると説法が始まります。
本堂の1Fには、16枚の地獄・極楽図が展示されています。
半地下のようなフロアですが、スロープで段差回避ができます。スロープの横に「曽我五郎の足跡石」があります。
本堂2Fは参拝所です。
えんま堂から更に10段の階段を上がります。階段に手すりはついています。
法乗院の創建は1629年。江戸時代から「江戸三えんま」のひとつとして信仰を集めていたそうです。現在のえんま堂は、平成元年に建立されました。
深川えんま堂は、車椅子でのお参りは階段の下からになります。5段の階段を上がることが出来る人は、日本最大の閻魔大王座像にお参りできます。
(本稿は2021年1月に執筆しました)