東京ガーデンテラス紀尾井町「KIOI X-MAS」2018 バリアフリー情報

東京ガーデンテラス紀尾井町の2018年クリスマス企画は「「KIOI X-MAS」。今年も42,000粒のクリスタルガラスでできた「クリスタルツリー」が登場しました。クリスタルツリーは12月25日まで。他のイルミネーションは2月14日まで点灯します。

東京ガーデンテラス紀尾井町は、2016年に開業した施設。「KIOI X-MAS」のツリーやイルミネーションを車椅子で鑑賞するのに、バリアフリー面での大きな問題はありません。

「クリスタルツリー」がある「花の広場」は、フラット構造で問題なく車椅子での移動ができます。

「クリスタルツリー」には、幸運を呼ぶ「幸せのサンタフクロウ」が二羽登場。ツリーの枝にとまっています。

夜のイルミネーションにはLED48万球を使用。4F水の広場周辺もバリアフリーで、車椅子での移動に問題はありません。

2018年で3回目のクリスマス。東京ガーデンテラス紀尾井町「KIOI X-MAS」は、車椅子で参加出来るクリスマス企画です。

東京ガーデンテラス紀尾井町のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ご参照ください。

赤坂インターシティAIR「ボンドルフィ・ボンカフェ」バリアフリー情報

東京赤坂にある、車椅子で利用できる一軒家カフェです。現地のバリアフリー状況を紹介します。

赤坂インターシティAIRの5,000㎡ある公開庭園内に建つ、一軒家カフェ「ボンドルフィ・ボンカフェ」。場所は米国大使館入口の前ですが、せせらぎが流れ、植栽に覆われた森の中にあるお店です。

六本木通りからみて、赤坂インターシティAIR庭園の最も奥にあるお店です。散策路は緩やかな上り坂ですが、車椅子での通行は可能です。人工的に造られた水の流れに沿って車椅子で歩きます。

散策ルートからお店の入口まで、段差はありません。エントランスは自動ドア。問題なく車椅子で店内に入ることができます。

注文はカウンターで行います。このカウンターは車椅子からはやや高い位置。それでも手を伸ばせば、カウンター越しの決済は可能です。難しい場合でも、スタッフがサポートするはずです。

店内は一部カウンター席がありますが、ほとんどは可動式の椅子とテーブルの席。テラス席もあります。店内には段差はありません。好きな席を選んで利用できます。

店内のトイレはバリアフリー仕様の広い個室です。車椅子で利用できます。

上質な空間を手軽に利用できる、車椅子に優しいカフェです。

赤坂インターシティAIR全体のバリアフリー情報は別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2018年12月の取材に基づいています)

赤坂 東京ガーデンテラス紀尾井町 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

1955年から営業していた通称「赤プリ」を再開発して、2016年に東京ガーデンテラス紀尾井町が誕生しました。住所は東京都千代田区紀尾井町1番。36階建ての紀尾井町タワー、21階建ての紀尾井町レジデンス、歴史的建造物「赤坂プリンスクラシックハウス」で構成される施設です。横のお濠は江戸城「弁慶濠」です。

東京ガーデンテラス紀尾井町

車椅子での地下鉄駅からのアクセス状況です。永田町駅9a出口と2Fで直結していますが、このルートは途中でエスカレーターや階段があるので、車椅子ではアクセスできません。永田町駅の地上行きエレベーターは5番出口「都道府県会館」にあり、東京ガーデンテラス紀尾井町の4Fの高さに近い場所にでます。赤坂見附駅からはA・B・C出口から赤坂地下道経由で地上エレベーターを利用し、東京ガーデンテラス紀尾井町の1Fの高さに近い場所にでます。東京ガーデンテラス紀尾井町への地下鉄駅からの車椅子でのアクセスは便利ではありません。

駐車場は車椅子で利用しやすいバリアフリー仕様です。入口はプリンス通り側と紀尾井町通り側の2か所にある屋内機械式駐車場です。機械式ですが乗降スペースに余裕があり、車椅子で乗降できる駐車場です。駐車場から紀尾井町タワー1Fへ直結します。

東京ガーデンテラス紀尾井町

商業フロアは紀尾井町タワー1Fから4Fの「紀尾井テラス」です。紀尾井テラスの各フロアは、1F「弁慶濠テラス」、2F「小左衛門テラス」、3F「達磨坂テラス」、4F「御門テラス」という名称がつけられています。飲食店、物販店、サービス店などが営業しています。

東京ガーデンテラス紀尾井町

4フロア構造の紀尾井テラス内は、フラットな構造でバリアフリー仕様です。バリアフリートイレは1F・2F・3Fに用意されています。エレベーターは1Fからは1基、2Fからは2基あり、上下階移動はスムースにできます。

東京ガーデンテラス紀尾井町

紀尾井テラスの2F部から4F部にかけて、弁慶濠沿いに造られたウッドデッキの散策路があります。石垣を眺めながらの散策が楽しめるですが、途中に段差があるので、車椅子では散策できません。

1Fエントランス前の広場は「花の広場」です。フラットで開放的な空間で、クリスマスシーズンはツリーが飾られます。

東京ガーデンテラス紀尾井町

4Fの広場は「水の広場」で、その先に「赤坂プリンスクラシックハウス」があります。

東京ガーデンテラス紀尾井町

赤坂プリンスクラシックハウスは、昭和初期に建てられた旧李王家東京邸で、その後長く「赤坂プリンス旧館」として利用されてきました。現在はウェディング会場などに利用されています。

東京ガーデンテラス紀尾井町

赤坂プリンスクラシックハウスの周囲はローズガーデンで一般公開されています。車椅子でバラの園を散策できます。

東京ガーデンテラス紀尾井町

クラシックハウスを背景に見事なバラが楽しめるバリアフリー空間です。

東京ガーデンテラス紀尾井町

バラ園は大きく4つに区分され、それぞれがテーマのあるローズガーデンとして造園されています。

東京ガーデンテラス紀尾井町

クラシックハウスの正面からフラットにプリンス通りに出ることが出来ます。

東京ガーデンテラス紀尾井町

赤坂プリンスクラシックハウスが建つ、紀尾井テラス4Fはビオトープがあるエコロジカルゾーン「芽生えの庭」「光の森」へなどがある空間です。

東京ガーデンテラス紀尾井町

東京ガーデンテラス紀尾井町の敷地内全域の緑地は「都市のオアシス」認定を受けています。

東京ガーデンテラス紀尾井町

車椅子で都市のオアシス内を散策することができます。

東京ガーデンテラス紀尾井町

エコロジカルネットワークに貢献するビオトープには、木製デッキの散策路が整備されています。

東京ガーデンテラス紀尾井町

都市の空間とは思えない自然環境が再現されています。

東京ガーデンテラス紀尾井町

皇居周辺で生息が確認されている「ヘイケボタル」の自然繁殖などに挑戦しているビオトープです。

東京ガーデンテラス紀尾井町

紀尾井テラス4Fと1Fを直行でつなぐエレベーターが屋外部に設置されています。大きなエレベーターで、車椅子で問題なく乗り込めます。

東京ガーデンテラス紀尾井町

18mの高低差があるパブリックゾーンを繋ぐバリアフリー施設です

東京ガーデンテラス紀尾井町

1Fのエレベーター乗降口は紀尾井町通りの高さで、そこから1F「花の広場」へほぼフラットに移動できます。

東京ガーデンテラス紀尾井町

紀尾井町の語源は「紀伊徳川家」「尾張徳川家」彦根の「井伊家」の屋敷があったことに由来します。東京ガーデンテラス紀尾井町は、江戸時代からの歴史に、最新の環境とアートを取り入れた施設です。

東京ガーデンテラス紀尾井町

車椅子での地下鉄駅からのアクセスは便利ではありませんが、東京ガーデンテラス紀尾井町の商業施設と、赤坂プリンスクラシックハウス周辺は、車椅子で利用できます。

近隣の人気店「とらや赤坂店」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年5月に書き直しました)