埼玉県吉見町 八丁湖公園 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

湖の周囲に舗装されたコースがある公園で、桜から紅葉まで四季の自然を楽しめます。アクセスは車が便利。町営の無料駐車場があります。

町営駐車場は舗装路面で身障者用駐車区画が1台分あります。ただし「八丁湖」までは100mほどの距離。より近い場所に未舗装路面で駐車区画の整備がない空き地のような無料駐車場もありますが、町営駐車場から湖畔までは舗装路だけを通り行くことができます。アップダウンは多少ありますが、一般的な車椅子利用者ならそれほど苦労せずに通行できる傾斜路です。

町営駐車場の近くの車道沿いに公衆トイレがあり、バリアフリートイレの用意があります。また近くに「フレンドシップハイツよしみ」という、日帰り温泉及び宿泊が出来る施設があります。ただし駐車場から急坂を上る場所に建つ施設なので、車で移動する必要があります。

「八丁湖」は一周約1,600mの人造湖。その湖畔を巡る舗装された周回路がウォーキングコースで、多少のアップダウンはありますが車椅子で通行可能です。

車椅子で行く埼玉県吉見町 八丁湖公園バリアフリー情報

湖畔のウォーキングコースは、安全に適度な運動ができます。そのため知的な障がいのある方とヘルパーさんの来園が多い公園です。

八丁湖公園には「捨て猫禁止」という立て看板が数多くあります。実際、数多くの猫を見かけます。猫を捨てると「100万円の過料」と記載されています。

八丁湖公園は、車椅子で散策が出来るウォーキングコースがあります。

(本稿は2019年3月の取材に基づいています)

埼玉県 道の駅いちごの里よしみ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

2005年に開業した吉見町の「いちごの里よしみ」は、「わんぱく広場」「芝生広場」などの公園スペースがある道の駅で、休日は家族連れで賑わいます。週末には屋台が出店します。大きなスペースを活かした、イベント性が高い人気施設です。

道の駅いちごの里よしみ

駐車場には屋根無しで身障者用駐車区画が2台分あります。

道の駅いちごの里よしみ

そこから24時間利用できるトイレ&休憩所棟にスロープで上る構造です。

道の駅いちごの里よしみ

休憩所内にはパン屋と観光情報コーナーが入り、可動式のフリーテーブルが配置されます。車椅子での飲食利用は可能です。

道の駅いちごの里よしみ

休憩所内のバリアフリートイレは、設備更新されて内部は綺麗なトイレです。

道の駅いちごの里よしみ

ウォシュレット付き便器、オストメイト装置、ユニバーサルベッドが備えられています。

道の駅いちごの里よしみ

駐車場から商業施設と公園があるスペースには、車道を横断して移動します。

道の駅いちごの里よしみ

商業施設エリアへの移動ルートは改修されてフラットになっています。横断歩道を通行すれば、ほとんど段差を感じることなく通行できます。

農産物直売所「JA埼玉中央吉見直売所」店舗周りの小さな段差箇所が、改修されてほぼなくなりました。ややラフな改修箇所もありますが、気をつけて車椅子で移動すれば問題ありません。

道の駅いちごの里よしみ

農産物直売所内の床面はフラットです。店内通路は車椅子が通行できる幅があります。極端な混雑状況でなければ車椅子で買い物ができるお店です。店舗の前での屋外販売コーナーはスペースに余裕があり、少々の混雑でも車椅子で買い物ができます。

道の駅いちごの里よしみ

「吉見直売所」の裏側にトイレがありますが、バリアフリートイレはありません。

別棟の「いちごの里物産館」は、お菓子や加工品の販売と食堂などが入る施設です。入口は段差があり、横にスロープが用意されます。物販コーナーは絶対的なスペースがなく、通路幅はあまり余裕がありませんが、空いている状況なら車椅子で店内移動ができます。

食堂「楽楽庵」は、うどんが自慢。スペースは広くはありませんが、フラットな構造で可動式のテーブル席なので、車椅子での利用は可能です。予約ができる食堂です。

「いちごの里物産館」内のトイレには、バリアフリートイレが1つあります。スペースは広いトイレです。

道の駅いちごの里よしみ

商業施設と公園があるスペースの中心部は「円形広場」。周辺には屋台が出店し、ベンチが配置されます。この広場はフラットでスペースに余裕があるバリアフリー広場です。広場のデザインはイチゴの花がモチーフです。広場の横にはソフトクリームなどのテイクアウトショップが営業しています。

道の駅いちごの里よしみ

ショップやレストランには、いちごの里らしいオリジナル商品があります。「いちごのしずくサイダー」「いちご生どら焼き」、そして「いちごカレーうどん」。夏のかき氷は「雪いちご」。もちろん「いちご大福」「いちごソフト」などもあります。

細やかなバリアフリー改修により「道の駅いちごの里よしみ」は、車椅子で利用しやすい施設に進化しています。

(本稿は2022年4月に加筆修正しました)

埼玉県 道の駅川口・あんぎょう 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

1996年に開業した緑化産業の振興を第一目的にした施設です。直売所と食事処を中核とする施設ではなく「川口緑化センター樹里安」を中心とした道の駅で、一般的な道の駅とはイメージが違う施設です。施設構成と現地のバリアフリー状況を紹介します。

アクセスは車が便利。駐車場は第一と第二の2か所あり、第一駐車場は「川口緑化センター樹里安」の隣接地で身障者用駐車区画が1台分あります。第二駐車場は道を隔てた場所で、農産物直売所の手前にあり、ブルー塗装された身障者用駐車区画が2台分用意されます。

第二駐車場から「川口緑化センター樹里安」へ車椅子で移動する場合は、駐車場の出入口の段差解消箇所が進行方向左側にあります。

「川口緑化センター樹里安」に隣接して独立トイレ棟があり、男女別トイレの中にそれぞれバリアフリートイレが用意されます。異性介護では利用できません。もう一か所「川口緑化センター樹里安」の3Fに独立個室のバリアフリートイレがあります。どちらもスペースに余裕がない個室で、シンプルな設備のトイレです。

道の駅川口・あんぎょう

「川口緑化センター樹里安」は5F構造の大きな建物です。1Fは情報コーナー、お土産ショップ、休憩コーナーがあり、いずれもフラットな構造で、車椅子で利用できるスペースの余裕があります。

道の駅川口・あんぎょう

建物内1Fの70%は大きな吹き抜け空間で、花・植栽の直売所です。また屋外の広場も植木などの植栽売場です。

道の駅川口・あんぎょう

「川口緑化センター樹里安」の2Fは、資料展示コーナーとレストラン。いずれも車椅子で利用できます。

3Fと4Fは会議室や事務所。5Fには車椅子で利用できるラウンジと、そこから窓越しに眺める屋上庭園があります。

「川口緑化センター樹里安」に隣接して「自動販売機コーナー」とテイクアウトの「蕎麦コーナー」、そして第二駐車場の先に直売所があります。

「川口緑化センター樹里安」には1系統2基のエレベーターがあります。2Fのレストランは、段差がなくスペースに余裕があり、可動式のテーブル席。車椅子での利用は可能です。大きな窓から、1Fの吹き抜け空間が臨めるレストランです。

「川口緑化センター樹里安」内の1Fの休憩コーナーは、広いスペースに簡易テーブルが置かれています。

5Fの屋上庭園を臨むラウンジは、フリーテーブルが配置されたスペース。どちらも車椅子での利用は可能です。

道の駅に隣接する直売所は、JAさいたまの「安行農産物直売所」です。正確には「川口市営植物取引センター」の敷地内にあります。小規模な店舗で奥に長い構造。通路はやや狭く、空いている状況でないと、車椅子での店内移動が難しい構造です。

道の駅川口・あんぎょう

コンセプトが一般的な道の駅とは異なります。「道の駅川口・あんぎょう」は、植木・花と造園のための施設です。

埼玉県にある道の駅全20か所を別稿でまとめて紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年12月に加筆しました)