多摩湖 掬水亭 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

多摩湖の景観が楽しめるホテル&レストラン「掬水亭」は、車椅子での利用に幾つか注意すべき点があります。現地のバリアフリー状況を紹介します。

貯水池「多摩湖」の湖畔に建つ施設です。場所は西武遊園地の隣。6F構造で、眺めの良い最上階は中華料理のレストラン。1Fと2Fの大浴場は、日帰りでも利用できます。

「レオライナー」の「遊園地西」駅からは徒歩1分ですが、1Fエントランスまでは急坂があるので、車椅子利用者は車の利用が便利です。

専用駐車場があり収容台数は40台。身障者用駐車区画はありません。1F屋外の駐車スペースの多くは狭く、かつ傾斜路面なので、健常者がドライバーの場合は、車椅子利用者はエントランス前での乗降をお薦めします。

地下駐車場があります。身障者用駐車スペースの設定はありませんが、1F駐車スペースよりも区画が広く、フラットな駐車場です。

掬水亭

駐車場から手動ドアを開けて館内B1へ入ります。このドアは介助者がいると助かる構造です。

掬水亭

館内のエレベーターは、通常B1は不停止で階段で1Fへ上がります。エレベーターの横にある電話でフロントスタッフに車椅子利用の旨を伝えると、スタッフがエレベーターを手動操作してお迎えに来てくださいます。

掬水亭

1Fの館内への出入口は自動ドアです。1Fは受付やお土産コーナー、喫茶などがあり、段差構造箇所は全てスロープがあります。

掬水亭

バリアフリートイレはレストランフロアには無く、1Fだけです。車椅子でのレストラン利用の際は、この点はご注意ください。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

掬水亭

6Fのレストランは、多摩湖を見下ろす眺望が素晴らしいお店です。ただし窓際の席へは2段の段差があります。テーブル席からでも眺望が楽しめるので、段差移動が無理な方は、段差の手前の席を利用してください。週末は混むので予約がお薦めです。予約時に、車椅子利用と障がいの状況をスタッフに相談してください。

日帰り温泉施設は、車椅子のための特別な設備はありませんが、手すりの設置など一般的なバリアフリー設備はあります。介助歩行が可能な方なら、利用できると思います。利用の前に障がいの状況をスタッフに相談してください。お風呂は、狭山茶を配合した天然色素のオリジナルパウダーを使用。名称は「狭山の茶湯」です。

「掬水亭」は古い施設ですが改装されています。車椅子でのレストラン利用は可能です。スタッフに障がいの状況を事前に相談して、適切な対応をお願いして下さい。

狭山湖(山口貯水池)の車椅子散策ガイドを別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年10月に加筆しました)

サイボクハム本店 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

埼玉県日高市の「サイボクハム本店」は車椅子で利用できる施設です。年間400万人を集客する「ミートピア」のバリアフリー状況を紹介します。

広い敷地に大駐車場、お肉売り場、野菜直売所、レストラン、テイクアウトショップ、日帰り温泉、有料のアスレチックコーナーなどがあります。

施設の全体概要

かってパークゴルフや陶芸教室があったエリアの一部には、新工場が建設されました。

新工場が建設

施設はバリアフリー改修が進み、現時点では施設のほぼ全域を車椅子で移動することが出来ます。

施設の全体概要

アクセスは車が便利です。無料駐車場はP1からP6まであります。身障者用駐車区画があるのはP1とP2です。

サイボクハム本店

P1の身障者用駐車区画の場所は、駐車場内を進んだ先の最後の一角、レストランにもっとも近い場所です。現在のところ、駐車場内に身障者スペースへの誘導案内板はありません。

障害者用駐車区画の場所

P2の身障者用駐車区画の場所は、野菜直売所の手前にあります。混雑時は誘導スタッフがいるので、車椅子利用の旨を申告相談してください。この身障者用駐車区画が満車の場合は、日帰り温泉施設寄りのスペースに誘導されます。

障害者用駐車区画の場所

お肉売り場の正式名称は「サイボク日高本店」です。

サイボクハム本店

入口は店舗正面の右側、出口は左側です。出入口は自動ドアで段差のない構造。店内通路はすべてフラットです。

お肉売り場棟のバリアフリー状況

店内が混雑していると、試食コーナーの前などが車椅子通行に苦戦するポイントになりますが、ゆっくりと店内移動をすれば問題はありません。レジから袋詰め台にかけても、混雑していなければ車椅子での移動に問題はありません。

店内は概ね一方通行で回遊する設定です。お肉売り場の後にパン屋があり、一部のパンはパン屋レジでの精算になります。この場合、お肉を入れた買い物かごを持ちながら、パン屋のトレーをもつことになるので、車椅子では介助者がいると助かります。

(コロナ禍以後、2022年秋の時点では、コロナ対策で試食はおこなわれていません。またパンコーナーのレジは閉鎖されています)

お肉売り場棟のバリアフリー状況

農産物直売所の正式名称は「楽農ひろば」です。

サイボクハム

店舗は出入口に壁やドアのない開放的な建物で、通路はフラットで幅は余裕があります。車椅子での買い物に大きな問題はありません。

野菜直売所棟のバリアフリー状況

開放的ではありますが冷暖房設備はあり、夏冬でも極端な暑さ寒さは防げます。精米をするお米売場もフラットでワイド構造、フルーツ店もフラット、車椅子で利用可能です。果物コーナーの一角に生ジュース販売スタンドがあります。

サイボクハム

カップに生の果物が入った状態で用意されていて、注文が入るとミキサーでジュースにします。

サイボクハム

隣接する別棟の「狭山茶の店」も出入口に段差はありません。

野菜直売所棟のバリアフリー状況

「楽農ひろば」前の広場には、屋台やテントが出店します。これらの車椅子での利用も大きな問題はありません。

野菜直売所棟のバリアフリー状況

レストラン棟のバリアフリー状況です。店名は「レストランサイボク」。店内は「焼肉大ホール」と「洋食コーナー」に分かれます。「焼肉大ホール」の席でも、洋食メニューをオーダーすることが出来ます。

サイボクハム本店

「洋食コーナー」は可動式のテーブルと椅子席なので車椅子での利用は可能です。週末のランチタイムなど混雑時は、「焼肉大ホール」よりも待ち時間が長くなる傾向があります。

レストラン棟のバリアフリー状況

「焼肉大ホール」は、大型で動かせないテーブルと背もたれの無いベンチシートです。車椅子の場合、ベンチシートを外して一般的な椅子席を用意していただけます。レストランスタッフに相談して下さい。レストラン棟内のトイレには、バリアフリートイレはありません。

レストラン棟のバリアフリー状況

テイクアウトショップのバリアフリー状況です。スペアリブ、ステーキ、煮込み、豚まんなど、多彩なメニューをテイクアウトできる「キッチン&カフェテリア」。週末は行列が出来る事がありますが、段差などはないので車椅子でテイクアウトすることが出来ます。サイボク敷地内に複数箇所、屋外のフリーテーブルコーナーがあり、可動式のテーブルと椅子席なので車椅子で利用できます。

サイボクハム

キッチン&カフェテリア棟内にもフリーテーブルがあります。ややスペース的に狭いので、混雑時は車椅子での利用は苦戦します。また2F席は階段だけなので、車椅子では利用できません。

サイボクハム本店

日帰り温泉の名称は「花鳥風月」。入口で靴を脱いで上がります。車椅子ではタイヤを拭いて館内へ移動します。1Fのレストランは、温泉利用をしなくても利用できます、一般的なテーブル席があるので車椅子での利用は可能です。

お風呂は車椅子のための特別な設備はありませんが、手摺りの設置など一般的なバリアフリー設備は導入されています。休憩室がある2Fへは、エレベーターで移動できます。

日帰り温泉のバリアフリー状況

バリアフリートイレの状況です。敷地内2か所に独立棟トイレがあり、それぞれにバリアフリートイレが用意され「車椅子専用」と案内されています。いずれもウォシュレット付きのトイレです。

レストランとお肉売り場に近いトイレ棟のバリアフリートイレは、スペースが狭いトイレです。

障害者用トイレの状況

介助者と利用する場合は、野菜直売所に近いトイレ棟のバリアフリートイレの方が広くて使いやすいトイレです。

障害者用トイレの状況

レストラン棟の近くに「授乳室」があります。

サイボクハム本店

敷地内には大きな枝垂桜があり、春は美しく咲き誇ります。

枝垂桜と池の鯉、そしてイルミネーション

また枝垂桜に並んで鯉が泳ぐ「ひょうたん池」があり、車椅子で景観を楽しむことが出来ます。

枝垂桜と池の鯉、そしてイルミネーション

車椅子での利用はできませんが、有料のアスレチック施設「サイボクの森」があります。

有料のアスレチック施設「サイボクの森」

なお近隣の智光山公園のバリアフリー状況は、別稿「狭山 智光山公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

夜になると、部分的ですがイルミネーションが輝きます。

枝垂桜と池の鯉、そしてイルミネーション

サイボクハム本店は車椅子で利用できます。ゴールデンウィークなどは周辺道路が渋滞するほどの混雑になることもあるので注意してください。

(本稿は2022年4月に加筆しました)

川越街道 大井郷土資料館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

江戸時代に川越街道の大井宿として栄えた、現埼玉県ふじみ野市、旧大井町地区の歴史資料館です。「大井郷土資料館」は車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

旧石器時代から江戸時代までの、旧大井町地区の歴史を学ぶ資料館です。入館は無料。図書館が併設された施設の1Fです。アクセスは車が便利。無料駐車場があり、身障者用駐車区画が1台分用意されています。

駐車場から施設入口へはフラットな舗装路で、車椅子での通行に問題はありません。施設前庭が散策路として整備されていますが、この道は段差のある砂利路面なので、車椅子では通行できません。

大井郷土資料館は段差の無いワンフロア構成。常設展示室と特別展示室があります。

この地区は旧石器時代からの遺跡が確認されています。縄文時代の遺跡からは、千葉や茨城、山梨や長野との交流を示す土器が出土。古くから人間の営みと交流があった地区であることが紹介されます。

平安時代に掘られた井戸に関する展示があります。この井戸が大井の地名の由来になったということ。平安時代からこの地は大井でした。

鎌倉時代になるとこの地は頼朝の一派、大井氏が支配。室町時代にかけて武家の政治が行われた資料が展示されます。

展示のハイライトは江戸時代の大井宿の紹介。大井宿は大規模な宿場でした。良く出来た復元模型などが展示されています。

畑作農業が盛んである大井。常設展示の最後は、県の文化財指定を受けた各種の農具が展示されています。

館内にバリアフリートイレがあります。トイレのスペースは広く、ウォシュレット付きの新しい便器が設置されています。

常設展はワンフロアを一周します。いずれの展示も車椅子から観覧できます。大井郷土資料館は車椅子で利用できる資料館です。

(本稿は2018年11月の取材に基づいています)