長野県小布施町の名店、栗菓子の竹風堂本店は、車椅子で買い物や食事ができるバリアフリーなお店です。
アクセスは車が便利で70台を収容する来店者用駐車場があります。現在のところ30分までは無料で、本店の利用で2時間まで駐車料金が無料になります。
身障者用駐車スペースは駐車場入口に2台分設けられています。
身障者用駐車スペースは、横幅は広く後部スペースは余裕がない駐車区画です。
駐車場と竹風堂小布施本店の間に、バリアフリートイレがあるトイレ棟があります。
スペースは余裕がある個室でウォシュレット付き便器が備えられています。
トイレ内の洗面台は下部に車椅子が入る構造です。
現在の竹風堂小布施本店は1988年に竣工しました。1Fが売店、2Fが食事と喫茶のお店「雁田」です。1Fの出入口は2か所あり、どちらも段差の無い構造です。1F売店は車椅子で買い物ができます。
2Fへはエレベーターを利用して上がります。普通サイズの車椅子は収容するサイズのエレベーターです。
2Fフロアはフラットな構造で、「雁田」は可動式のテーブル席があります。席を選べれば車椅子で食事ができるお店です。
「雁田」の窓から隣接する民家造りの「自在屋」が見えます。この建物は1970年に開業した初代竹風堂小布施本店です。
ありがとうメッセージがあるエレベーターで1Fへ戻ります。
竹風堂小布施本店周辺の車椅子からみたバリアフリー状況を紹介します。403号線を横断して北斎館方面へと車椅子で散策します。
北斎館の手前、お店が並ぶ一帯はほぼフラットな舗装路面で、車椅子で問題なく小布施散策を楽しめます。
北斎館までフラットな舗装路面が続きます。車椅子で小布施散策を楽しめるエリアです。
ここから小布施の名所「栗の小径」に入ることができます。しかしながら、栗の小径は車椅子には辛いデコボコ路です。
栗の小径は四角い木材が埋められた路面です。車椅子に軽い衝撃が絶えず来ます。無理をして車椅子で散策をするなら、ゆっくり移動してください。
栗の小径の途中にある「北斎を招いた豪農商」の記念館は、段差構造の施設です。
一般道路に出るまで、栗の小径はデコボコ路です。
403号線に戻ります。名店の一つ「小布施堂」があります。
小布施堂の前の道路の歩道は、車椅子に軽い衝撃がくるデコボコ路面です。
小布施堂の出入口は段差の無い構造です。車椅子で問題なく出入りができます。
ワンフロアの店舗で奥には和食のコース料理を提供するレストランが営業しています。可動式のテーブル席があるお店です。
小布施堂のお庭にある「カフェえんとつ」へは、段差のある門を通過し、石畳を通ることになります。車椅子での利用は困難です。
小布施の名店「竹風堂本店」は車椅子で利用できるバリアフリー店舗です。小布施の街の車椅子散策は、ルートを選ぶ必要があります。
長野市にある車椅子で美味しい戸隠蕎麦をいただけるバリアフリーなお店「そば処千成」の情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年5月に執筆しました)