田舎体験施設 伊那 みはらしファーム 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

キャッチコピーは「五感で感じる田舎体験」。「みはらしファーム」は長野県伊那市にある観光施設です。体験できる主なメニューは「そば打ち」、「パン作り」、「豆腐作り」、「おやき作り」、「五平餅作り」、「草木染め体験」など。施設としては日帰り温泉、農産物直売所、蕎麦屋、パン屋、ダチョウ牧場、ドッグランなどがある、傾斜地に広がる大型観光施設です。アクセスは車が便利。来園者用の駐車場がP1からP9まで整備されています。

みはらしファーム

車椅子で気軽に利用しやすい農産物直売所と蕎麦屋、パン屋を中心に現地の状況を紹介します。農産物直売所「とれたて市場」はフラットな構造の車椅子で買い物ができるお店です。地元の産物を中心に豊富な商品が並びます。

みはらしファーム

利用する駐車場はP1。乗降しやすい場所に駐車すれば車椅子で問題なく利用できます。

みはらしファーム

バリアフリートイレは暖房装置付きのやや狭い変形な個室で、シンプルな設備のトイレです。

みはらしファーム

次に蕎麦屋やパン屋があるエリアの状況です。そば製粉をおこなっている「水車小屋」の横の駐車スペースを利用すると、アップダウンを回避してこのエリアが利用できます。そこが満車の場合は、道を渡った先にあるP5の利用が便利です。P9を利用すると段差路を通ることになります。

みはらしファーム

水車小屋付近から舗装路面が整備されています。路面はやや経年劣化しています。

みはらしファーム

舗装路面を通り、見晴台がある蕎麦屋エリアに進むことができます。

みはらしファーム

そば「名人亭」は地元産そば粉100%使用の信州そば処。手打ち体験もここで出来ます。

みはらしファーム

名人亭のエントランスは段差解消されています。

みはらしファーム

ただし店内の多くの席は靴を脱いで2段を上がった高さにあります。フラットなスペースに3つのテーブル席があるので、そこを利用すれば車椅子で食事ができます。

みはらしファーム

そば「名人亭」内のバリアフリートイレは、やや狭い個室でウォシュレット付き便器が備えられています。

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同じ高さのエリアに手作りの木工製品を販売する「木棲舎」があります。製作体験ができる施設です。

みはらしファーム

手作りパン工房「麦の家」は小規模なお店ですが出入口はフラットな自動ドア。混雑していなければ車椅子で買い物ができます。パン作り体験ができる施設です。

みはらしファーム

みはらしファームは傾斜地に広がる施設です。駐車スペースを上手に利用してアップダウンや段差路を回避できれば、多くの施設は車椅子で利用できます。

(本稿は2023年12月に執筆しました)

「高遠城址公園さくら祭り」の状況を別稿で掲載しています。ご参照ください。

高遠城址公園さくら祭り 車椅子観桜ガイド バリアフリー情報

桜の名所、信州高遠。「高遠城址公園さくら祭り」を車椅子で楽しみました。2019年の「さくら祭り」における現地のバリアフリー状況を紹介します。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

2019年は4月中旬が開花のピークになりました。「高遠城址公園さくら祭り」はアクセスが車に限定されるため、周辺の渋滞、駐車場の不足が課題です。開花ピークの週末は渋滞と駐車場の満車を覚悟する必要があります。車椅子利用者は、可能であれば平日の利用をお薦めします。

車椅子利用者にとって坂道は避けたいところですが、高遠城は山城。城址公園は小高い山の上にあり、周囲からは坂道を上ってアクセスします。坂道の通行を避けるには、公園と同じレベルの高さにある近い駐車場からアクセスする必要があります。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

「高遠城址公園さくら祭り」では渋滞対策を進めています。

さくら祭りの期間中は、公園周回路は一方通行規制がかかります。そして公園に近い駐車場が満車になると、公園周回路への車両進入に制限がかかります。

開花ピークの週末には、公園から距離のある場所に無料の臨時駐車場を8カ所設け、有料のシャトルバスを運行します。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

公園と同じレベルの高さにある駐車場は4か所。2019年ではP4からP7と呼ばれています。

この内P6が身障者専用の駐車場とされました。駐車料金は有料で障がい者減免制度はありません。満車の場合はP6内で待機するスペースがあれば空き待ちができますが、それも無理な混雑状況の場合は、身障者でも利用できません。

利用に際しては、障害者手帳の提示などのルールはなく、P6入口のスタッフに「車椅子です」などと申告して誘導を受けます。スタッフが常駐しているので、健常者の不正利用の心配はありません。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

2019年に用意されたP6は未舗装路面です。隣接するP4およびP5は、身障者用駐車区画の用意はありませんが、舗装路面の駐車場です。P6の駐車区画のラインは曖昧で、余裕があるスペースが空いていれば、広い乗降スペースを確保できます。

P6の路面は荒れていますが、慎重に移動すれば車椅子で通行は可能です。

前述の通り、公園に近い駐車場が満車になると、公園周回路への車両進入に制限がかかるので、そもそもP4からP7に行くことが出来ません。車椅子利用者は混雑ピークを避けた利用をお薦めします。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

身障者専用のP6から公園入口までの状況です。

「高遠城址公園さくら祭り」では、公園内への入口が「北ゲート」と「南ゲート」の2か所設けられます。P6から近いのは「北ゲート」です。

未舗装路面のP6を出ると、舗装された公園周回路に出ます。この道は狭く、一方通行規制が行われていても、歩行者が大勢いる状況では、通行する車両に注意が必要です。

P6から「北ゲート」入口までは、30mほどの距離。緩い下り坂です。通行する一般車両に注意は必要ですが、車椅子での通行は可能なルートです。

「高遠城址公園さくら祭り」は有料ですが障がい者減免制度があり、本人の入園料が無料に減免されます。「北ゲート」手前に発券所があり、そこで手帳等を提示して無料入園券を受け取ります。そしてゲートのスタッフに券を提示して園内に入ります。

発券所は窓口式で、車椅子からの手帳と入園券の受け渡しは、少し苦戦します。健常な同行者がいない場合は、周辺にいるスタッフに相談して下さい。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

城址公園内の散策路の状況です。山頂の公園ですが、園内の散策路はほとんど傾斜がありません。また散策路は舗装路で園内のほぼ全域をめぐります。車椅子での観桜は可能です。

園内中央部にある「桜雲橋」は丸みのある橋ですが、一般的な車椅子利用者なら通行できる傾斜です。

車椅子で通行できない箇所は、園内の「お堀」周辺です。「お堀」のエリアは低地で、階段を下りて向かいます。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

園内を巡る散策路を進み「二ノ丸」エリアに行くと、舗装された散策路の横にグルメ系の露店が並びます。この露店ゾーンは、屋台が舗装路にかかっている箇所や、人が並び舗装路をふさぐ箇所などがあります。部分的には未舗装路面に下りて、車椅子で通行しなければならないことがあり得ます。それでも未舗装面は固い路面なので、デコボコを避けて通行すれば車椅子での移動は概ね可能です。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

バリアフリートイレは、園内2か所の公衆トイレに各1つ用意されています。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

車でアクセスする際の広域情報です。混雑ピークに渋滞に巻き込まれる可能性が最も高いのは「伊那IC」からのアクセスです。「高遠城址公園さくら祭り」会場周辺だけではなく、途中の駅周辺の道路も渋滞がよく起こります。

主催者側は「伊北IC」あるいは「駒ヶ根IC」からのアクセスを推奨しています。

距離的には遠いのですが「諏訪IC」からのアクセスは、時間的には有利です。会場周辺までは通常ほとんど渋滞する箇所はなく、諏訪からの一本道は、約20kmの区間信号がありません。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

車椅子で「高遠城址公園さくら祭り」に行く場合、車でアクセスして、公園と同じレベルの高さにある駐車場を利用できると便利です。そのためには混雑する週末は避けることをお薦めします。開花ピークの週末に行く場合は、朝一番または夜最後に近い時間帯の利用をお薦めします。

木曽路を代表する道の駅「木曽福島」を別稿で紹介しています。ご参照ください。