相模川ふれあい科学館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

神奈川県相模原市の「相模川ふれあい科学館」は、工夫された展示と企画が楽しい、相模川が再現されたコンパクトな科学水族館です。車椅子での見学は可能です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

「相模川ふれあい科学館」は、相模川の自然を科学的に展示解説する施設です。通称は「アクアリウムさがみはら」。相模川沿いの水郷田名にあります。

小さな子供から楽しめる施設で、週末は家族連れで賑わいます。施設はバリアフリー設計、車椅子で利用できます。

アクセスは車が便利です。無料駐車場が第三まであり、身障者用駐車区画は第一駐車場に2台分用意されています。週末はよく満車になるので注意して下さい。

第一駐車場の身障者用駐車区画を利用できれば、駐車場から科学館までフラットな舗装路を通り移動できます。

エントランスを入るとすぐに入館券の販売機があります。「相模川ふれあい科学館」は障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。受付スタッフに手帳等を提示して入館手続きを行ってください。

トイレはエントランスの左側で、バリアフリートイレが1つ用意されています。週末は小さな子ども連れ、赤ちゃんがいる家族が多く来館するので、バリアフリートイレは混むことを想定して行動してください。

コンパクトな科学館です。魚類の展示が目立つので、水族館といったほうが良いかもしれません。館内展示は車椅子から観覧できます。相模川を再現した「川ゾーン」はスロープ構造で、車椅子から水槽を観察することが出来ます。

「生命ゾーン」を中心に、水槽での生物展示があります。このゾーンもフラットで通路幅は余裕があり、車椅子で観察可能です。

「おさかなのブランチ」「ふれあいワゴン」など、毎日開催される定例イベントがあります。また「特別企画展」室があり、その時々の企画展が開催されます。

「相模川ふれあい科学館」は、車椅子で利用できる施設です。人気があるので週末は混みあいます。駐車場が満車の場合が多いので注意して下さい。

相模原にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の仕事を紹介する入館無料施設「JAXA宇宙科学探査交流棟」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年1月の取材に基づいています)

横須賀美術館「野口久光」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

「映画とジャスを愛した男 野口久光 シネマ・グラフィックス」は、横須賀美術館1Fの企画展示室で、2019年2月9日から3月31日の開催。観覧料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

野口久光氏は1930年代から映画のポスター製作などで活躍したグラフィックデザイナー、2019年は生誕110周年にあたります。

観音崎公園の一角に建つ横須賀美術館はバリアフリー施設です。地下駐車場があり、障がい者は駐車料金が無料に減免されます。駐車場には身障者用駐車区画があります。

館内の上下階移動はエレベーター。フロア内はフラット構造。車椅子での移動に大きな問題はありません。バリアフリートイレは各フロアにあります。

「野口久光」展は企画展示室3つを使用した展示。いずれの展示室もフラット構造で車椅子からの鑑賞に大きな問題はありません。

展示は概ね製作年代順に展開されます。第一展示室は「映画ポスター・デザイナーとして」。1930年から1940年頃までの映画ポスター作品が展示されます。横文字は右から左に標記。今に知られる作品はさすがに少ない印象です。

第二展示室は「映画黄金時代のなかで」。1947年以後の作品展示です。チャップリン、フランクシナトラ、「禁じられた遊び」など、有名映画のポスターが並びます。オードリー・ヘップバーン他、スターをデッサンした作品も多数展示されます。

第三展示室は「野口久光とジャス」。展示はサッチモとの2ショット写真から。野口氏が手掛けたレコードジャケットやアーティストのスケッチ、コンサートのポスターなどが展示されます。SPレコード、LPレコード。野口氏が撮影したアーティストのフォトグラフの展示もあります。

「野口久光」展と同時に開催されるコレクション展は「三木弘」展。B1の常設展示室の一つを使った展示です。サブタイトルは「知られざる詩情の画家」。最晩年の1960年代に製作された20点の作品が展示されます。

横須賀美術館の企画展は、年間6本程度。コレクション展は年に4回展示替えを行います。「谷内六郎館」も含めて、いずれも車椅子での鑑賞が可能なバリアフリー展示です。

横須賀美術館のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

藤沢 時宗総本山 遊行寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

箱根駅伝の中継でお馴染みの藤沢「遊行寺」は、とても大きなお寺です。境内は全てがバリアフリーではありません。車椅子でお参りできる場所と無理な箇所を紹介します。

遊行寺の正門は「惣門」。そこからの参道は「いろは坂」で、48段の石段といわれていますが、ガタゴトするものの、その気になれば車椅子で通行可能です。ただし快適な移動ではありません。

参道は傾斜路、境内に駐車場あり

車でアクセスして、境内の無料駐車場を利用したほうが便利です。遊行寺坂から「東門」を入り坂道を上ると左側が参拝者用の駐車場です。駐車場は未舗装ですが固い路面でほぼフラットなので、車椅子での利用は可能です。

駐車区画の線引きは曖昧な駐車場で、身障者用駐車区画の設定はありません。上手に駐車すれば20台以上駐車可能なスペースです。

参道は傾斜路、境内に駐車場あり

境内は基本的には未舗装路面で、不完全ですが舗装された通路が用意されています。舗装路は「東門」から始まり、境内の主な施設へ接続します。

境内は舗装路あり

駐車場から舗装路を進むと休憩所「遊行茶屋」があり、バリアフリートイレがあります。ただ今回取材時は、バリアフリートイレは鍵がかかっていました。

障害者用トイレあり

「遊行茶屋」の先に境内のシンボル、樹齢700年の大銀杏があります。舗装路を通り近づくことが出来ます。

樹齢700年の大銀杏

大銀杏の先左側に、有料施設「遊行寺宝物館」があります。ここは入口が段差構造で、スロープはありません。

宝物館は段差あり

本堂は大銀杏の右側です。車椅子では舗装ルートで「鐘楼」へ向かいます。この鐘は南北朝時代に造られたもので、除夜の鐘は年中行事です。

鐘楼から本堂へ

「鐘楼」の横からやや急なスロープを上り「本堂」に向かいます。

鐘楼から本堂へ

本堂の下部に到着します。ここまでは一般的な車椅子利用者なら移動可能です。

参拝所は急なスロープの上。車椅子では怖い角度です。無理のない場所からのお参りをお薦めします。

本堂のスロープは車椅子では怖い

スロープの上の参拝所からは本堂内のご本尊にお参りができます。

本堂のスロープは車椅子では怖い

本堂の見事な装飾と造形は、スロープ下からでも十分に鑑賞できます。

本堂のスロープは車椅子では怖い

境内本堂裏には財福を招く開運弁財天として信仰を集める「宇賀神社」が鎮座します。

「鐘楼」から上り坂の舗装路を「百閒廊下」の方面に進みます。傾斜はやや急ですが、一般的な車椅子利用者なら何とか通行できます。

その先が「宇賀神社」で、鳥居までは舗装路です。祠の前はゴツゴツした参道。祠の裏にある銭洗い場までは、激しいデコボコ路になります。車椅子では鳥居付近からの参拝をお薦めします。

本堂裏の宇賀神社へ

本堂裏の宇賀神社へ

「鐘楼」から舗装路で「中雀門」に向かいます。この門の装飾も見事です。

寺務所から放生池へ

その先は寺務所や信徒会館があるエリアです。

寺務所から放生池へ

ここに江戸幕府由来の「放生池」があります。生類憐みの令により、江戸中の金魚が集められ、この池に放生されました。

「中雀門」の先までは舗装路ですが、「放生池」に向かう路面は荒れて雑草が生えています。また「放生池」に隣接する池の鑑賞台は段差があります。「放生池」までは車椅子では難しいルートです。

寺務所から放生池へ

寺務所から放生池へ

以上が境内の主なポイントのバリアフリー状況です。

遊行寺は1325年の開山

遊行寺は1325年の開山。歴史がある大規模な寺院です。車椅子で行ける箇所、不可の場所があります。無理なく車椅子でお参りして下さい。

「新江ノ島水族館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年5月の取材に基づいています)