村松山虚空蔵尊 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

茨城県東海村にあるお寺です。読み方は「むらまつさん こくうぞうどう」。弘法大師によって807年に創建されました。

本尊は弘法大師が一刀三拝の礼をつくして刻んだ虚空蔵菩薩。伊勢の朝熊虚空蔵尊、会津の柳津虚空蔵尊とともに、日本三体のひとつといわれています。

古寺なのでバリアフリーではありませんが、車椅子で本堂の前まではいくことができます。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

村松山虚空蔵尊

アクセスは車が便利です。参拝者用の無料駐車場が2エリアあります。参道から仁王門をみて左側が大きい駐車場。石がまかれた未舗装路面なので、車椅子での移動は苦戦します。

村松山虚空蔵尊

参道の右側も空いているスペースに駐車できます。ここも未舗装路面ですが、石畳の参道に隣接しています。

村松山虚空蔵尊

仁王門の手前に手水舎があります。段差解消された構造なので、車椅子で手を浄めることができます。今回取材時は、コロナ対策で柄杓はなく、龍の口から竹筒が伸びて浄水がながれていました。

村松山虚空蔵尊

手水舎の奥に一対の仁王尊像が護る仁王門があります。階段構造で門にスロープはありません。

村松山虚空蔵尊

仁王門の左側に車道があります。車椅子は車道に迂回して境内に入ります。このルートの傾斜はそれほどきつくはありません。

村松山虚空蔵尊

この迂回車道の横にトイレ棟があり、バリアフリートイレが用意されています。

村松山虚空蔵尊

スペースは狭い個室ですが、綺麗に清掃されていました。

村松山虚空蔵尊

舗装された路面を通り、鐘楼堂の横から本堂の前にでることが出来ます。

村松山虚空蔵尊

仁王門から本堂までの境内は、舗装通路が整備されています。境内に入ってから、車椅子で仁王門に戻ることができます。

村松山虚空蔵尊

本堂は段差構造で、賽銭箱は段の上です。車椅子では段の手前からのお参りになります。

村松山虚空蔵尊

本堂を護る一対。正面から見て右を護るオスの牛。

村松山虚空蔵尊

左は猫のようにみえますが、おそらくメスの牛だと思われます。

村松山虚空蔵尊

大客殿は段差構造ですが、護摩の受付などを行う社務所の窓口へは、段差を迂回して舗装路だけを通り、車椅子で移動できます。

村松山虚空蔵尊

お札やお守りの窓口への通路は中央に柱があり、通行できるか否かは車椅子の横幅次第です。

村松山虚空蔵尊

護摩祈願を受ける場合、社務所の窓口で申し込み、大客殿で待機して、渡り廊下を通り本堂に入ります。このルートが利用できない車椅子利用者のために、本堂の横にスロープが設置されています。角度はかなりある急坂スロープです。

村松山虚空蔵尊

境内は本堂の後ろ側に広がり、虚空蔵菩薩が鎮座する奥の院や三重塔などがあります。

村松山虚空蔵尊

このエリアには本堂横の渡り廊下の下からアクセスしますが、本堂の横からは砂地の未舗装路面になり、また本堂の裏は山になるので、奥の院や三重塔は段差の上に建ちます。車椅子では、無理をせずに本堂前までのお参りをお薦めします。

村松山虚空蔵尊

村松山虚空蔵尊は、車椅子で移動できるルートおよび範囲は限られますが、本堂前まではお参りができます。そして本堂へのスロープを上がれば、本堂内までいくことができます。

東海村にある茨城のお伊勢様「大神宮」のバリアフリー状況を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年10月に執筆しました)

茨城のお伊勢様 大神宮 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

茨城県東海村にある伊勢神宮より直接「御分霊」を賜り奉祀する茨城一の宮。創立は700年頃と伝えられる古社です。バリアフリー改修が進み、少し無理をして頑張れば、車椅子で参拝ができます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

徒歩圏に駅はありません。アクセスは車の利用が便利です。40台を収容する参拝者用の無料駐車場があります。身障者用駐車スペースの設定はありません。

東海村の大神宮

駐車場の奥に「さざれ石」が鎮座しています。

東海村の大神宮

二の鳥居の下に段差があります。バリアフリー参拝ルートは駐車場が起点です。

東海村の大神宮

駐車場の横に手水舎があります。駐車場側からでも参道からでも、段差解消された路面を通り手水舎に近づけます。

東海村の大神宮

手水舎は車椅子から手を浄められることが出来る構造です。介助者がいなくても、ぎりぎりで車椅子から柄杓に手が届きます。

東海村の大神宮

手水舎の横に、段差回避できる駐車場からのバリアフリー通路があります。二の鳥居の手前から駐車場に迂回し、この通路から参道に入れば、段差回避できます。

東海村の大神宮

そして階段参道の脇に、途中にフラットスペースがあるスロープ路があります。

東海村の大神宮

ただしこのスロープは急坂です。元気な介助者、あるいは介助者2名で車椅子を押したい傾斜角度。下りは、車椅子は後ろ向きで進むべき傾斜路です。ここが車椅子参拝の難所です。

東海村の大神宮

スロープを上がり切れば、境内はほぼフラットな地形になり、舗装路面及び舗装通路が整備されています。

東海村の大神宮

拝殿に段差回避スロープが設置されています。左右にあるので混雑時も対応できそうです。

東海村の大神宮

舗装通路は社殿の裏側まで続きます。拝殿を正面からみて右側から社殿を一周するルートで状況を紹介します。渡り廊下の下をくぐり社殿の右側にでます。ここは小さい段差があるので慎重に移動してください。

東海村の大神宮

社殿右側の舗装通路はフラットで問題なく車椅子が動きます。

東海村の大神宮

ここに村松海岸へ続く歩道の起点があります。海岸までは約1㎞。境内に近い見える範囲は舗装通路ですが、その先は未舗装路、最後は砂の道になります。

東海村の大神宮

社殿の裏側も舗装通路があります。本殿の後ろを通行します。

東海村の大神宮

社殿の左側の奥にある「晴嵐神社」。鳥居の先まで舗装路があります。

東海村の大神宮

晴嵐神社は呼吸器などの病気平癒に御利益がある社です。

東海村の大神宮

晴嵐神社付近から、本殿の屋根がよくみえます。

東海村の大神宮

社殿の左側に複数のお末社が祀られています。

東海村の大神宮

三峯講の鳥居。鳥居の先は山道です。これで社殿の裏側をまわりました。

東海村の大神宮

境内に戻ります。石碑などがある付近は、路面が悪く車椅子では近づくのに苦労します。

東海村の大神宮

お神輿が保管、展示されています。

東海村の大神宮

お神輿の由緒案内があります。一つのお神輿は、水戸藩下賜の三代目であると記されています。

東海村の大神宮

参道の横に「義公 お腰掛けの石」があります。水戸光圀公が座ったとされています。

東海村の大神宮

そして「なで犬」。車椅子からなでることができました。

東海村の大神宮

東海村の大神宮は、角度のある参道スロープを通行できれば、車椅子で参拝できます。

東海村にある原子力に関する総合博物館「原子力科学館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2021年10月に執筆しました)

東海村 原子力科学館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

原子力科学館は、茨城県東海村にある「原子力に関する総合博物館」です。運営は公益社団法人茨城原子力協議会。1977年に開設されました。

広い敷地内に2階建ての本館と平屋建ての別館があります。施設公開から40年を経過し、老朽化が進んだため、2020年から5か年計画でリニューアルが進められました。

原子力科学館

アクセスは車が便利。来館者用の無料駐車場があり、大型車2台、乗用車26台を収容します。駐車場はリニューアルされていません。身障者用駐車スペースはありません。

原子力科学館

原子力科学館は入館無料の施設。来館予約は不要です。本館のエントランスはフラットな構造の自動ドア。入館すると受付があり、簡単な記帳をして入館します。

原子力科学館

最初の見学は、2021年春に完成した「ガイダンスシアター」です。6分間のプログラム「アトミックトラベル‐原子の力‐」がリピート放映されています。シアター内にはベンチシートが配置。空きスペースから車椅子で観覧できます。

原子力科学館

原子の力を解説するのはアインシュタイン。晩年をイメージしたキャラクターです。

原子力科学館

本館1Fには様々な展示物があります。体験型、参加型の展示物も多く、小さな子供でも楽しめます。フロア内はフラットな構造で、車椅子で観覧できます。

原子力科学館

大人でも勉強になる科学的な展示です。

原子力科学館

1F展示室の最後まで進むと2Fへ階段で上がり、2F内を移動してまた1Fに下りる見学導線になっています。

原子力科学館

車椅子では「ガイダンスシアター」まで戻ります。2Fへは受付横にエレベーターが設置されています。

原子力科学館

エントランス付近にバリアフリートイレがあります。細長い形の個室でウォシュレット付き便器が備えられています。

原子力科学館

別館があります。出入口は自動ドアでフラットな構造の展示室です。

原子力科学館

別館の展示室は1室。原発事故や地域の安全などに関する展示があります。車椅子で観覧できるバリアフリー構造です。

原子力科学館

本館2Fへの階段順路は車椅子では通行できませんが、原子力科学館は車椅子で観覧できる博物館です。

東海村にある原発広報施設「東海テラパーク別館」を別稿で紹介しています。ご参照ください

(本稿は2025年9月に加筆修正しました)