水戸の牛伏古墳群 くれふしの里古墳公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

茨城県水戸市内原地区の北部は古墳密集地。16基の古墳で構成される牛伏古墳群が、公園として整備されています。ただし自然公園なので、車椅子で散策できる範囲は限られます。アクセスは車が便利。20台以上を収容する無料駐車場が設けられています。

くれふしの里古墳公園

復元された牛伏4号墳は駐車場から見学できます。駐車場から続く舗装通路を進みます。

くれふしの里古墳公園

林の中に潜む前方後円墳、牛伏1号墳は案内版でわかります。

くれふしの里古墳公園

同じく前方後円墳の牛伏2号墳も案内版でわかります。しかしながら、車椅子で無理なく散策できる範囲はここまででした。

くれふしの里古墳公園

公園のシンボルである「はに丸タワー」へは、未舗装の悪路を進みます。車椅子ではかなり無理をすることになる行程です。駐車場周辺の無理のない範囲での見学をお薦めします。

(本稿は2025年5月に執筆しました)

水戸市にある「水戸市植物公園」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

巨人ダイダラボウが住む 大串貝塚ふれあい公園 車椅子散策バリアフリー情報

茨城県の水戸市大串貝塚ふれあい公園は、この地の巨人伝説「ダイダラボウ」と、国指定史跡「大串貝塚」が形成された縄文時代をイメージして、1991年に開園した無料の公園です。高さ15ⅿ超の「ダイダラボウ像」、無料公開施設「埋蔵文化財センター」、古代復元住居などがある「縄文広場」などがあります。

徒歩圏に駅はありません。また小高い丘にある公園なので、アクセス路は上り坂です。車椅子利用者は車の利用が便利です。来園者用の無料駐車場があり、埋蔵文化財センターの近くに身障者用駐車スペースが2台分設けられています。前後左右スペースに余裕がある駐車区画です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

駐車場から園内に移動します。駐車場の横にある石畳風路面の円形サークルは「おまつり広場」です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

広場の周囲に壊れたような石柱が並び建っています。これは長い時間をかけて柱が朽ちていく様をイメージした作品です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

おまつり広場に面して埋蔵文化財センターがあります。センターの1Fが展示施設「縄文くらしの四季館」です。車椅子で観覧できるバリアフリー施設です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

エントランホールの先に四季館の入口があります。全く段差の無いフラットな構造です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

大串貝塚の展示紹介コーナーがあります。ダイダラボウが採って食べた貝が積もった、というのがこの地の伝説です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

「大昔巨人がいて身は丘の上にいながら、手を海に伸ばし、貝をとって食べた」。意訳するとそのような意味になる記述が「常陸風土記」に残されています。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

縄文くらしの四季館では、水戸市内で発掘された出土品などが展示されています。古墳時代のコーナーです。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

奈良・平安時代のコーナーもあります。水戸は古くから人の営みがありました。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

埋蔵文化財センター1Fにバリアフリートイレがあります。スペースはやや狭い個室で、シンプルな設備のトイレです。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

埋蔵文化財センターを出て、園内を散策します。園内の主な通路は舗装されています。古代復元住居がある「縄文広場」方面へ散策路が続きますが、「太古広場」横の橋はカーブがきつく車椅子での通行は困難です。迂回ルートを選択してください。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

ダイダラボウの「足跡池」があります。日本各地にある池がなぜ出来たのか、その答えとして巨人伝説が生まれたと考えらえています。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

園内の足跡池はもちろん人口の池です。長さ73ⅿ、幅36ⅿの足跡です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

縄文がテーマの公園です。散策路には復元した噴石室が展示されています。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

散策路を進むと15ⅿ超のダイダラボウの横顔が見えてきます。左脇には巨大な縄文式土器が置かれています。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

ダイダラボウの正面側に台座内へ入る出入口があります。館内には巨人伝説に関する展示解説などがあります。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

舗装傾斜路を通り館内へ移動します。車椅子で入館できる施設です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

「日本全国に残る巨人伝説」の解説パネルには、各地に伝わる巨人の名称が紹介されています。「オオヒト」と呼ぶ地域が多いことが分かります。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

「茨城県に残るダイダラボウの伝説」の解説パネルには、県内で微妙に異なる巨人名称が紹介されています。文字ではなく、伝え語りで巨人伝説が伝承されたことが分かります。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

巨人伝説発祥の理由を説明する解説パネルによると、巨人の名称は日本全国で大きく三分類されるそうです。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

ダイダラボウの手のモデル展示があります。水戸市大串貝塚ふれあい公園のダイダラボウ像は無料展望台になっています。台座屋上展望台は高さ5ⅿ、手のひら展望台が高さ10ⅿ。階段で上がります。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

館内に展望台の出入口があります。階段なので車椅子では利用できません。したがって今回の取材では展望台に上がっていません。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

ダイダラボウの手のひらのどこが展望台なのか、下から見上げるだけだとよく分かりませんが、おそらく左手の手のひらの上かと思われます。どのような安全上の構造があるのかは不明です。

水戸市大串貝塚ふれあい公園

巨大なダイダラボウ像と埋蔵文化財センターなどがある水戸市大串貝塚ふれあい公園は、車椅子で散策や見学ができる公園です。ただしダイダラボウ展望台へは、車椅子では上がることが出来ません。

水戸市にある花溢れる洋風庭園「水戸市植物公園」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年5月に執筆しました)

地上100ⅿ 茨城県庁展望ロビー 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

水戸市にある茨城県庁の最上階25Fは、無料公開されている展望ロビーです。茨城県庁は1998年の竣工で、展望ロビーは2019年に改装工事が行われました。東西南北にロビーがあるバリアフリーな展望施設です。なおティーラウンジは2022年3月に閉店しました。

茨城県庁展望ロビー

県庁から徒歩圏に駅はなく、水戸駅などからバスが運行されています。車の場合は来庁者用無料駐車場が東西2か所に用意されています。

茨城県庁展望ロビー

身障者用駐車スペースは一般駐車場とは別に、県庁舎エントランスの近くに設けられています。前後左右スペースに余裕がある駐車スペースです。

茨城県庁展望ロビー

県庁舎のエントランス周辺はフラットな構造で、出入口は大きな自動ドアです。

茨城県庁展望ロビー

土日祝日など閉庁日の車椅子での展望ロビーへのアクセスルートを紹介します。閉庁日は1Fのエレベーターホールが閉鎖されています。一般来館者の展望ロビーへのアクセスルートは、1Fから階段で2Fへ上がり、2Fのエレベーターホールから高層階用のエレベーターに乗り25Fへ上がります。車椅子利用者は1Fの警備スタッフの方の誘導を受けて、閉鎖されている1Fエレベーターホールに移動し、スタッフの操作で低層階用エレベーターに乗り2F へ移動します。そして2Fのエレベーターホールから高層階用のエレベーターに乗り換えます。帰りも同じ手順で、2Fまで下りてから2Fの警備スタッフの誘導を受けて1Fへ戻ります。

高層階用のエレベーターはシースルーエレベーターで2基あります。普通サイズの車椅子が2台入る大きさのエレベーターです。

茨城県庁展望ロビー

展望ロビーは南北方面向きに大きなロビーがあります。西向きはシースルーエレベーターからと小窓からの眺望、東側は小さな展望ロビーです。

茨城県庁展望ロビー

西向きの小窓からは笠間市方面が観えます。

茨城県庁展望ロビー

北方面の大きな展望ロビーに移動します。

茨城県庁展望ロビー

日立港、五浦方面から竜神大橋方面にかけて、広域の景観を楽しめます。

茨城県庁展望ロビー

茨城県庁の中央部は吹き抜け構造です。外景だけではなく、展望ロビーから県庁の内部空間を見下ろすことができます。

茨城県庁展望ロビー

南方面の大きな展望ロビーに移動します。

茨城県庁展望ロビー

牛久大仏、茨城空港、そして関東平野の先には富士山が観えます。

茨城県庁展望ロビー

南展望ロビーから足元を見下ろすと、緑化された県庁敷地の造形が楽しめます。

茨城県庁展望ロビー

南北の展望ロビー内はベンチやデスクなどが配置されています。今回取材時は、大勢の人が勉強をしていました。図書館の自習室のような状況です。

茨城県庁展望ロビー

東方面の小さなロビーからは、正面が大洗方面、その先は太平洋を眺望します。空と海が溶け合います。

茨城県庁展望ロビー

東展望ロビーには、ユニークな木彫アートが展示されています。

茨城県庁展望ロビー

ベンチもユニークな造形です。

茨城県庁展望ロビー

アート系ベンチに座り、太平洋方面の眺めを楽しむロビーです。

茨城県庁展望ロビー

展望ロビーの西側にバリアフリートイレがあります。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

茨城県庁展望ロビー

茨城県庁展望ロビーは、フラットな構造でスペースに余裕がある、車椅子から東西南北全方面の眺望を楽しめるバリアフリーな展望施設です。

シンボルタワーなどがある文化施設「水戸芸術館」のバリアフリー状況を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年5月に執筆しました)