群馬の産直 ファーマーズマーケットからかーぜ 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

群馬県伊勢崎市にある、JA佐波伊勢崎が運営する群馬県内最大級の農産物直売所です。スペースに余裕があるフラット構造で、車椅子で気持ちよく買い物ができるお店です。2014年の開業で、駐車場から店内まで、全く段差のないバリアフリー設計の施設です。

敷地が8,274㎡、売り場面積は660㎡、駐車場は166台を収容。JA佐波伊勢崎の直営店です。

からかーぜ伊勢崎

身障者用駐車区画は、店前の横に屋根無しで2台分あります。

からかーぜ伊勢崎

身障者用駐車スペースに、モデルさんの写真が貼られた案内板があります。

からかーぜ伊勢崎

写真は2バージョンありました。

からかーぜ伊勢崎

バリアフリートイレは、建物の外部から利用するタイプです。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

からかーぜ伊勢崎

店舗の出入口は自動ドアで、店内は広く、店内通路幅は余裕の広さがあります。

からかーぜ伊勢崎

平台什器が主力で、高さは車椅子から手が届く低さ。壁面沿いの棚型什器もそれほど高さはなく、上段の商品でも、そのほとんどは車椅子から手が届きます。農産物に加え、生花を豊富に扱っているのが特徴です。

レジ前の通路は、車椅子での精算に問題の無いレベルの幅が確保されています。

からかーぜ伊勢崎

北関東最大級のJA直売所「ファーマーズマーケットからかーぜ」は、段差のないバリアフリーな農産物直売所です。

姉妹店「からかーぜたまむら店」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2022年7月に加筆修正しました)

いせさき明治館 旧時報鐘楼 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

群馬県伊勢崎市指定文化財である明治45年建造の医院が、現在地へと100m曳家移転されて公開されています。

伊勢崎駅の近くで無料公開されているのは、明治45年建造の木造洋風医院建築「黒羽根内科医院旧館」で、公募で名づけられた名称が「いせさき明治館」です。

建物横に10台ほどが収容できる無料駐車場があります。身障者用駐車区画の設定はありませんが、駐車スペースに余裕があるので、車椅子で乗降しやすい場所を選べるはずです。

いせさき明治館

内部も一般公開されていますが、玄関内部から先は段差構造で、車椅子では外観だけを鑑賞する文化財です。

いせさき明治館

いせさき明治館の見どころは外観です。中に入れないからといって、車椅子で立ち寄らないのはもったいない施設です。車椅子から外観を見学してください。建物正面の意匠性が見ものです。

以下、やや長くなりますが観光ガイドから引用すると「正面中央に車寄せ風の玄関ポーチを構え、独立柱の柱頭飾りや唐草様の持ち送り、その上のテラス開口部まわりの付け柱の柱頭飾り、さらにその上の櫛形の飾り破風や燭台風の木彫りなど、もっとも手の込んだ洋風建築としての装飾が施されています。また外壁の箱目地の下見(ドイツ下見)板張り、1、2階中間部の胴蛇腹(飾り小壁)、軒下部の軒蛇腹、唐草様の軒を支える持ち送り、外部コーナー化粧柱と柱頭飾り、正面洋風建築部分の上げ下げ窓の山形や櫛形風の化粧破風等、洋風建築としての様式が各所に組み込まれています。さらに中央玄関の両側の壁がわずかに張り出した左右対称の形式は、明治期の洋風公共建築で好んで採用された格式を象徴する外観と言えます。このような質の高い洋風建築としての設えが一民間の医院建築で成されていることは特筆すべきことと思われます。」となります。

2002年に市に寄贈され、伊勢崎市の重要文化財の指定を受け、100m曳家されて現在の場所に移転されました。100mを曳くのに、丸二日間かかったということ。また移転後に、極力建築当初の状態へ復元する改修工事が行われました。これらの努力により、堂々とした明治の建築物を楽しむことができます。

内部の一般開放時間帯はガイドさんが常駐し、「いせさき明治館」の説明をしていただけます。

今回取材時、車椅子で外観を見学していると、わざわざガイドさんが外に出てきて、建物の説明をしていただけました。建物の中には、文化財として価値のある数多くの着物が展示されているそうです。

またガイドさんの説明によると、この医院の主であった黒羽根先生は、貧乏な人からは診療費をとらない「赤ひげ先生」であったそうです。

「いせさき明治館」は車椅子で外観の見学が出来る重要文化財です。

いせさき明治館

「いせさき明治館」から約200mの場所には、大正5年に竣工した「旧時報鐘楼」があります。

旧時報鐘楼

群馬県内最古の鉄筋コンクリート構造の建造物で、高さは14.56メートル、煉瓦が張壁として用いられれいます。大正ロマンを今に伝える市の重要文化財です。周囲はフラットな舗装路面なので、車椅子で近づいて見学できます。

旧時報鐘楼

「旧時報鐘楼」は伊勢崎市立北小学校の敷地内にあり、駐車場が用意されています。

旧時報鐘楼

駐車場の横には明治15年に建てられた学校の門柱が保存展示されています。

旧時報鐘楼

北小学校は明治6年に開校しました。現地にはその歴史を解説する掲示版があります。

旧時報鐘楼

「いせさき明治館」と「旧時報鐘楼」は、車椅子で外観見学ができる重要文化財です。

2万4千株の菖蒲が咲き誇る伊勢崎市の「赤堀花しょうぶ園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年7月に加筆修正しました)

群馬 赤堀花しょうぶ園 車椅子鑑賞ガイド バリアフリー情報

6月には2万4千株の菖蒲が咲き誇る、群馬県伊勢崎市の「赤堀花しょうぶ園」は車椅子で鑑賞可能なバリアフリー菖蒲園です。

2016年6月3日から6月24日開催の「花しょうぶ園まつり」を取材しました。車椅子からみた、現地の状況を紹介します。

関東地方ではトップレベルの植栽面積11,400㎡を誇る、細長い地形の菖蒲園です。

一般に菖蒲園は、デコボコで車椅子では苦戦することが多いのですが、ここは舗装路から、菖蒲園全体を見廻ることができます。「赤堀花しょうぶ園」は入場無料です。

群馬「赤堀花しょうぶ園」車椅子鑑賞ガイド バリアフリー情報

駐車場があり「花しょうぶ園まつり」期間中は有料と案内されています。

駐車場に向かうと、やや南側の場所に「障害者←」という小さな看板がありました。身障者用駐車場の案内と判断し、細い脇道に入ると、50台は収容できそうな、無料の身障者用駐車場がありました。HPなどでは「イベント会場」と告知されている場所です。

全く何の告知もされていないので、毎年、毎日、身障者用駐車場として開放されているのかは不明です。

身障者用駐車場は舗装された駐車場で、細長い「赤堀花しょうぶ園」の中央部にあります。

この駐車場から舗装路を通り、「赤堀花しょうぶ園」脇を通る舗装路にそのまま行くことができます。車椅子での移動に問題はありません。

今回取材時、高齢者福祉施設の2団体が来園していました。みなさん、車椅子で花菖蒲を楽しんでいます。

群馬「赤堀花しょうぶ園」車椅子鑑賞ガイド バリアフリー情報

頑張れる車椅子利用者には、より花に近づくルートがあります。

舗装された道路の脇に赤堀しょうぶ園はありますが、舗装路は赤堀花しょうぶ園よりも1mほど高く、花菖蒲を見下ろす鑑賞になります。

赤堀花しょうぶ園の反対側は、未舗装の散策路。この未舗装路は赤堀花しょうぶ園と同じ高さで、より近くで花菖蒲を楽しむことが出来ます。

未舗装路ですが、多少のデコボコや傾斜を我慢できる人なら、車椅子で通行可能なレベルです。

一番の難所は、舗装路から未舗装路側に渡る「橋」で、菖蒲園内に何本も橋が架かっていますが、ほとんどが段差のある橋です。その中で、車椅子でギリギリなんとか渡れる橋が一本だけありました。

橋の乗り継ぎ箇所や両脇にやや段差があり、橋自体は緩い傾斜橋です。これを乗り越えられたら、「赤堀花しょうぶ園」と同じ高さの未舗装路側に、車椅子でも行くことができます。前出の高齢者福祉施設の皆さんも、渡っていました。

群馬「赤堀花しょうぶ園」車椅子鑑賞ガイド バリアフリー情報

「赤堀花しょうぶ園」は、「国指定史跡 女堀(おんなほり)」にあります。

以下「女堀」を紹介します。

1108年に浅間山が噴火し、火山灰でこの周辺の土地が荒廃。土地再生のために、12世紀に造られた農業水路の跡で、全長は13km近くになるそうです。

調査の結果、残念ながら用水路として機能した形跡はなく、未完の用水路に終わったとされています。中世の人が挑戦し、挫折した灌漑施設の遺構です。

身障者用駐車場には公衆トイレがあり、バリアフリートイレがあります。今回取材時の状況では、積極的にお薦めできるレベルのトイレではありませんでした。

菖蒲園全体をゆっくり車椅子で鑑賞すると、最短で20分くらいは必要な規模です。休憩をすませてから、来園されることをお薦めします。

200mは続く花菖蒲の畑で、品種は多数あります。「赤堀花しょうぶ園」は、車椅子で楽しめるバリアフリーな菖蒲園です。

同じく伊勢崎市にある「あずま水生植物公園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。