終戦に導いた総理 野田市鈴木貫太郎記念館 バリアフリー情報

※現在建物の耐震問題で館内の見学はできません。敷地内の屋外展示物は見学できます。最新情報を確認してご利用ください。以下は2019年7月の取材に基づいています。

千葉県野田市にある「鈴木貫太郎記念館」は、1963年に開館した施設ですが車椅子での見学が可能です。

終戦時の内閣総理大臣であった鈴木貫太郎氏は、6歳から10歳を現在の野田市関宿で過ごし、引退後の晩年2年間をまた関宿に住まいました。「鈴木貫太郎記念館」は終の棲家となった旧宅の隣に建てられ、現在は野田市が管理しています。入館は無料。平屋構造の記念館です。

晩年を過ごした旧宅の隣

アクセスは車が便利。無料駐車場があります。未舗装で駐車区画のない空き地のような駐車場です。そこから記念館まで、舗装された緩い傾斜のアプローチが整備されています。車椅子で移動可能なルートです。

無料駐車場からスロープでアクセス

記念館前に到着します。そこからエントランスまでは舗装されたルートです。

記念館前に来ます。そこからエントランスまで、舗装されたルート

駐車場の反対側の敷地内も駐車できるスペースがありますが、ここは未舗装路面です。

駐車場の反対側の敷地内も駐車できるスペース

記念館入口に向かう途中の左手にバリアフリートイレがあります。ユニバーサルベッドはありません。一般トイレは館内に用意されています。

屋外に障害者用トイレあり

館内に入るドアは手動ドアです。展示室の手前にビデオ鑑賞コーナーがあり、鈴木貫太郎氏の奥様が夫を語るプログラムが放映されます。所要時間は約12分です。その先の展示室に入るドアも手動ドアです。館内の床面はフラットなので、手動ドア以外は車椅子での移動に問題はありません。

展示室には、鈴木氏愛用の品や書簡、そして歴史に残るシーンを描いた絵画が多数展示されます。「2.26事件鈴木侍従長遭難」、「8月9日御前会議」、「最後の御前会議」など、鈴木氏の生きた戦中の歴史を記録する絵画を鑑賞できます。

希望をすれば、スタッフによる詳しい解説を聞くことができます。車椅子で展示資料はすべて観覧できます。

施設としては古い記念館

施設としては古い記念館ですが、「野田市鈴木貫太郎記念館」は車椅子で観覧できます。

千葉県立関宿城博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

千葉県野田市の関宿城博物館は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

利根川と江戸川に挟まれた堤防の上に建設された博物館です。かつてこの地にあった「関宿城」の天守閣を忠実に再現した建築で、1995年に開館しました。

博物館のテーマは「河川とそれにかかわる産業」。利根川の洪水と治水の歴史から、経済史、および関宿藩の政治行政史などが紹介されます。

スーパー堤防の上に建つお城

アクセスは車が便利。無料駐車場があり身障者用駐車区画が屋根無しで2台分用意されます。

駐車場からエントランスまでのバリアフリー状況

身障者用駐車区画から段差なく博物館エントランスへ進めます。

駐車場からエントランスまでのバリアフリー状況

エントランス前には段差迂回スロープがあり、その手前には小さな段差を埋めた車椅子用ルートが整備されています。博物館への出入口は自動ドアです。

駐車場からエントランスまでのバリアフリー状況

有料の博物館ですが、観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。展示室入口で障害者手帳等を提示して減免措置を受けます。バリアフリートイレは1Fの無料エリアに1つ用意されます。ユニバーサルベッドはありません。博物館は4フロア構造でエレベーターが1基あります。

展示室はバリアフリー

1Fに3つの常設展示室があります。展示室1は「近現代の利根川・江戸川」。主に明治時代以降に行われた河川改修工事の紹介や「水塚」の実物大模型などが展示されます。

展示室はバリアフリー

展示室2は「近世の利根川・江戸川」。江戸時代に行われた利根川の大掛かりな東遷工事などの紹介です。

展示室3は「河川交通と伝統産業」。江戸時代の「高瀬船」の大型模型の展示や、流域の民俗文化の紹介があります。

展示室はバリアフリー

またゲーム的な操作をする展示があり、子供に人気です。いずれの展示室もフラットでスペースに余裕があり、車椅子で観覧できます。

展示室はバリアフリー

2Fから上のフロアは小さな展示室になります。2Fは企画展示室。企画展開催期間以外は、関宿藩の歴史や関宿城に関わる資料などが展示されます。

3Fも小さな展示室で関宿の歴史に関する展示があります。両フロアとも室内はフラットで車椅子で観覧できます。

企画展示室の状況

最上階の4Fは天守閣で、展望室になっています。ほぼ360°に展望窓が広がる構造で、窓の位置が低く車椅子からの目線でも眺望を楽しむことができます。

天守閣は展望室

フロア内はフラットで車椅子での移動に問題はありません。

天守閣は展望室

博物館本館の横に別棟があります。本館から駐車場の横を通り進みます。この区間はほぼフラットで車椅子での移動は可能です。別棟の出入口は横開きの手動ドアです。別棟内には小規模なお店があり、新鮮野菜やお菓子、おもちゃなどが販売されています。

別棟の半分は休憩スペースでフリーテーブルと椅子が配置されます。フラットな構造で可動式のテーブル席なので、休憩スペースは車椅子で利用できます。ここでお弁当をいただくことができます。

別棟はショップと休憩所

博物館の展示内容は詳しく、利根川とともにあるこの地方の歴史、文化、産業がよく解ります。千葉県立関宿城博物館は車椅子で観覧できるバリアフリーな博物館です。

(本稿は2019年7月の取材に基づいています)

歴史的建造物 佐倉市立美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

千葉県佐倉市の「佐倉市立美術館」は、大正時代に建てられた銀行の建物を活用した施設で、車椅子で利用できます。

城下町として繁栄した佐倉の中心部、武家屋敷など数多くの史跡が残るエリアに建つ市立美術館です。4階構造で、2Fが企画展示室、3Fが市民のための展示室、4Fは多目的ホールです。

企画展示室では、有料の企画展や観覧無料の収蔵作品展が開催されます。有料の企画展は障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。

アクセスは車が便利です。美術館のエントランス脇に、一台分の身障者用駐車区画があります。空いていれば自由に使える駐車スペースですが、構造的に入出庫に苦戦する区画です。車庫入れが苦手な人は、近くにある「夢咲くら館」駐佐倉市立美術館車場の利用をお薦めします。身障者用駐車スペースが1台分あります。

佐倉市立美術館

3時間までは無料、3時間以上の利用になる場合は美術館の受付で割引券を申請してください。車両ナンバー認証式の駐車場です。精算機で料金を精算してください。

佐倉市立美術館

1F正面エントランスの入口は階段があります。車椅子では、正面右手の身障者用駐車区画の奥に進みます。そこに段差のない入口があります。

佐倉市立美術館

大正時代に建てられた銀行の建物は、1Fエントランスホールのファザード部で、その奥に新しい4階建ての建物がある構造です。段差のない入口から入ると、奥の新しい建物に入ります。

新しい4階建ての1F部は、ミュージアムショップとカフェでバリアフリーです。そしてこの1Fの男女別トイレ内にバリアフリートイレがそれぞれ用意されています。異性介護では利用でいません。また一般的な個室を拡張したバリアフリートイレで、車椅子は入らない大きさです。異性介護、または広いスペースの個室が必要な人は、「夢咲くら館」のバリアフリートイレを借りることをお薦めします。

夢咲くら館

4Fまでの上下階移動はエレベーターで。2基あるのでストレスなく車椅子で縦移動ができます。館内は全面的にバリアフリー。車椅子での利用に大きな問題はありません。

「佐倉市立美術館」の建物としての一番の見どころは、旧川崎銀行佐倉支店の内部をそのまま残した「エントランスホール」です。車椅子で館内に入ったら、通常の一般出入口に戻る方向に進みます。この動線ならバリアフリーに「エントランスホール」に行くことができます。高い天井の2階部までの吹き抜け構造のホールは大正時代の建築で、車椅子で見学ができます。

佐倉市立美術館

この建物は、銀行から町に売却されて「佐倉町役場」になりました。次には「佐倉市役所」、そして「佐倉市立図書館」、最後は「佐倉新町資料館」。その資料館が1992年に閉館し、1994年に現在の姿になりました。

「佐倉市立美術館」は、大正時代に建てられた銀行の建物を活用していますが、内部はバリアフリーで、車椅子で利用できる美術館です。

(本稿は2023年4月の取材に基づいています)

佐倉にある「国立歴史民俗博物館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。