市川市アイ・リンクタウン展望施設 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県市川市の市川駅南口あるアイ・リンクタウンは、最上階の45Fが展望ロビー、その上の屋上が展望デッキとして無料開放されています。車椅子で眺望を楽しめる展望施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

2009年に市川駅南口再開発で誕生したアイ・リンクタウン。ツインタワー構造で、タワーズウエストの最上階が、無料展望施設として開放されています。

アイ・リンクタウンはJR市川駅と直結した施設です。有料の民営地下駐車場もあります。アクセスは便利です。

アイ・リンクタウンは、3Fが施設共用デッキになっています。1Fなどから3Fへ上るエレベーターがあるので、どのルートからでも車椅子で3Fへ上ることができます。

展望施設へはこの3Fから、タワーズウエスト内の専用直行エレベーターに乗り込みます。

アイ・リンクタウン

45Fへの直行エレベーターは、北側を向いたシースルー構造です。エレベーター内から車椅子で眺望を楽しめます。

遠くは筑波山、近くは矢切の渡しなどが見える方向です。ちょうど乗り合わせた施設スタッフの話では、北風の日は、エレベーター内で、もの凄い風切音がするらしいです。

45Fが展望ロビーです。シースルーエレベーターとは逆方向の、南向きのガラス張りロビーです。正面は東京湾。右手に東京の街並みが見える方向です。45F展望ロビーはフラットで通路幅は広く、バリアフリーです。バリアフリートイレもあります。

展望ロビーのバリアフリー状況

45F展望ロビーの上に、吹きさらしの展望デッキがあります。展望デッキは360℃眺望。夜景の聖地です。45Fロビーから展望デッキへは、螺旋階段で上ります。この螺旋階段に、昇降機が設置されています。インターホンで係員を呼び、操作していただく方式です。無料施設で手間をかけるのはちょっと気が引けますが、上ってみたい車椅子利用者は螺旋昇降機を利用して下さい。

螺旋階段の昇降機で屋上へ

展望デッキは地上150mの吹きさらしです。横にガラス壁はありますが、天井はありません。周辺に高層ビルはまったくありません。川の向こうは東京都。都心の夜景が近くに見えます。アイ・リンクタウンは、車椅子で上れる無料の天空の城です。

転落のリスクはありませんが強風には注意が必要です。取材日は南風が強く、デッキに出た瞬間に、車椅子が吹き飛びそうな強風に出会いました。冬場は寒さ対策が必要です。体力に問題のある人は、天候に気をつけて展望デッキをご利用下さい。

45F展望ロビーは、安心安全の屋内施設です。

市川市アイ・リンクタウン展望施設

市川市アイ・リンクタウン展望施設は、駅前150mにある無料の展望施設です。展望デッキへ向かう車椅子用昇降機は、螺旋階段を上がります。

市川市の住宅地に建つコンパクトな記念館「市川市東山魁夷記念館」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2017年5月の取材に基づいています)

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県市川市中山の住宅地に建つコンパクトな記念館です。市川の地に約半世紀居住した東山魁夷を記念して、2005年に開館しました。建物は魁夷が留学したドイツ風のデザインで西洋庭園を配置。館内には魁夷の人生を紹介するコーナー、作品展示室、カフェ、ショップがある上品な記念館です。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

アクセスと駐車場の状況です。京成中山駅から徒歩15分の案内です。車椅子利用者は車の利用が便利です。

来館者用の無料駐車場が用意されています。普通車20台を収容。目立たない駐車区画ですが、身障者用駐車スペースの設定があります。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

駐車場から記念館正面入口までの路面は、石畳風のデコボコ舗装です。車椅子に衝撃がくるので、ゆっくり移動してください。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

エントランス周辺の状況です。正面入口は自動ドアです。ドアの下に気になる段差はありません。建物内に入ると、すぐに受付があります。市川市東山魁夷記念館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳等を提示して、無料観覧券を発券していただきます。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

バリアフリートイレは1Fの2か所に用意されています。下の写真は受付の奥にあるトイレです。折れ開きの手動ドアで、スペースはやや狭いトイレですが、一般的な車椅子は入ります。オストメイト、ユニバーサルベッドはありません。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

記念館は2フロア構造。エレベーターが1基あります。かごのサイズが大きいエレベーターで、大型の車椅子でも収容します。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

展示室の状況です。1Fの展示室は東山魁夷の人生を紹介する通常展の会場。3か月毎程度で展示の入れ替えが行われます。

2Fは作品の展示室。こちらも同様に定期的に展示の入れ替えがあります。

両フロアともフラットでスペースに余裕がある展示室です。車椅子で問題なく観覧できます。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

2F休憩室の状況です。八角形の塔の下が休憩室で、魁夷に関する書籍などが置かれています。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

ここは空間としては狭く、他に人がいると車椅子は移動できません。誰もいないタイミングを見計らって入室して、八角形の部屋の窓越しからの風景を楽しんでください。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

室内で上を見上げた「風見馬」が乗る塔の天井内部です。凝ったデザイン内装になっています。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

ショップ、カフェ、庭の状況です。1Fのミュージアムショップは小さなお店。店内スペースや通路に余裕はありませんが、車椅子で買い物ができないことはありません。

カフェはスペースに余裕があるフラットな床面に可動式のテーブル席を配置。車椅子で利用できるお店です。テラス席もあります。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

なお以前は1Fの多目的室で、魁夷の人生や作品を紹介するビデオが放映されていましたが、今回取材時は多目的室は閉鎖されていました。

お庭の名称は「KAIIの森」。カフェからの出入口は、通常は片側の扉だけ開錠されていますがそれでは狭いので、両扉を開けないと車椅子は通行できません。駐車場から「KAIIの森」への入口があるので、車椅子ではそのルートが便利です。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

様々な植物が植栽された小さなお庭で、一周する舗装散策路が整備されています。

市川市東山魁夷記念館 車椅子利用ガイド

コンパクトな記念館ですが、静かで大人向きの上品な空間があります。市川東山魁夷記念館は、一部狭い箇所がありますが、展示室やお庭は、車椅子で問題なく利用できるバリアフリー施設です。

市川駅南口ある「アイ・リンクタウン展望施設」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年6月に書き直しました)

千葉県立美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

千葉県千葉市の千葉港に建つ「千葉県立美術館」は、平屋構造で段差が無い車椅子で利用しやすい施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

1974年に開館した美術館です。2013年から耐震補強などの改修工事を行い、2015年にリニューアルオープンしました。

千葉県立美術館

約1万坪の広い敷地に、全8室の展示室が配置されています。

千葉県立美術館

「千葉県立美術館」の所蔵作品は、千葉県出身の画家の作品など、千葉にゆかりのある作品がほとんどです。そして「ミュージアムショップ」には、千葉に関わる商品が並びます。

千葉県立美術館

千葉都市モノレールの千葉みなと駅から徒歩10分の案内です。

78台収容の無料駐車場があり、身障者用駐車区画が2台分用意されています。身障者用駐車区画は建物入口に一番近い場所にあります。

千葉県立美術館

唯一の注意点は駐車場からエントランスまでのルートです。駐車場から段差解消スロープで歩道に上がると、その先に段差があります。

千葉県立美術館

車椅子では辛い高さの段差です。

千葉県立美術館

車椅子では駐車場出入口の車道から出て、美術館エントランスに向かうと段差を回避できます。

千葉県立美術館

千葉県立美術館の観覧料金は企画展によって変わりますが、障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。

エントランスから館内に入ると、すぐに受付があります。その右奥がミュージアムショップです。

千葉県立美術館

エントランスから直線的に通路が伸びて、左右に展示室が並びます。

千葉県立美術館

館内はフラットな構造でスペースは余裕があります。とても車椅子で利用しやすい美術館です。

千葉県立美術館

バリアフリートイレは建物奥のレストランの近くにあります。ちょっとした空間を改装して、バリアフリートイレを設置しています。

千葉県立美術館

スペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

千葉県立美術館

館内でレストランが営業しています。

千葉県立美術館

レストランはフラットで可動式のテーブル椅子席です。車椅子で利用できます。

レストランはフラットで可動式のテーブルの椅子席

千葉県立美術館の敷地内には「野外彫刻」が多数展示されています。

千葉県立美術館の敷地内には、触って鑑賞できる「野外彫刻

駐車場の周辺、展示棟のまわり、アトリエ等の裏側などに、20体以上あります。

千葉県立美術館の敷地内には、触って鑑賞できる「野外彫刻

「野外彫刻」が展示されているのは無料エリアで、館内から観覧する作品も多々あります。窓越しに作品をご覧ください。

千葉県立美術館

敷地内には他に、講堂とアトリエ3室などがある「県民アトリエ棟」と「管理棟」があります。「県民アトリエ棟」にもバリアフリートイレが用意されています。

千葉県立美術館

千葉県立美術館は、古い施設ながら館内に段差はありません。1万坪の余裕あるスペースに建つバリアフリー美術館です。

(本稿は2022年2月に加筆修正しました)

関東の県立美術館を別稿でまとめて紹介しています。ご参照ください。