車椅子で行く 文京あじさいまつり・白山神社 バリアフリー状況

車椅子で行く 文京あじさいまつり・白山神社 バリアフリー状況

東京の紫陽花の名所、文京区の「白山神社」は、車椅子での参拝や境内の移動が簡単ではありません。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年6月の取材に基づいています。

 

○2019年の「文京あじさいまつり」

令和元年の「文京あじさいまつり」は、6月8日から6月16日の開催です。

車椅子で行く 文京あじさいまつり・白山神社 バリアフリー状況

この期間は境内の月極駐車場が「紫陽花コンサート」の会場と屋台広場に変ります。また本殿裏手の「白山公園」でもイベントが開催されます。

例年大勢の来場者があり、特に週末は境内が大混雑します。

 

○白山神社への車椅子ルート

文京あじさいまつりの期間中は、神社境内への車の乗り入れは出来ません。

白山駅の地上へのエレベーターは、境内への参道の横にあります。

白山神社への車椅子ルート

参道は舗装路で途中までは緩やかな傾斜路が続きます。ただし、境内に入る箇所が段差路で、車両用の迂回スロープがありますが、かなりの急坂です。車椅子の登坂は、かなり苦労する傾斜です。

白山神社への車椅子ルート

白山通り側の参道は階段路で車椅子での通行は不能です。

東洋大学のキャンパスから白山公園側に抜けるルートが、もっとも平坦です。ただし白山駅からのアクセスなら遠回りになります。また大学の都合でキャンパス内が通行できないこともあります。

境内のバリアフリー状況

○境内のバリアフリー状況

境内も部分的には車椅子で通行できない、または通行に苦労する箇所があります。

「紫陽花コンサート」の会場と屋台広場は、そもそも駐車場なのでほぼフラットな舗装路面です。「文京あじさいまつり」期間中は混雑だけが問題です。

拝殿周辺は、段差のある飛び石路や未舗装路が有り、車椅子での移動は苦労します。

境内のバリアフリー状況

また拝殿を正面からみて左側から裏手に抜けるルートは、途中までが飛び石路で車椅子通行は苦戦します。ただし途中からスロープが用意されます。

境内のバリアフリー状況

拝殿を正面からみての右側のルートは、多少のアップダウンはありますが、車椅子で通行可能な舗装路です。

境内のバリアフリー状況

紫陽花の山「白山浅間神社富士塚」内は階段路なので車椅子では通行できません。

 

○障害者用トイレは白山公園内に

トイレは本殿の裏側にある「白山公園」内にあります。新しく造られた綺麗な障害者用トイレです。

障害者用トイレは白山公園内に

○白山神社と白山公園、そして白山浅間神社

一般に白山神社と称されますが、主な区分として敷地は3つに分かれます。

白山神社の総本社は加賀一宮の白山神社。全国には2000社以上の同系の白山神社があるようです。この地には西暦950年頃に勧進され、江戸時代には五代将軍綱吉の厚い帰依を受けて発展しました。現在では、歯痛止め信仰で知られ、白山神社では歯ブラシ供養が行われています。

白山神社と白山公園、そして白山浅間神社

白山神社本殿の裏手にある公園は文京区立「白山公園」。明治24年開園の文京区最古の公園です。明治24年には、現在の白山神社エリアも含めたすべてが「白山公園」と定められたそうですが、終戦後の政教分離政策によって、行政エリアの公園と宗教エリアの神社が分離された歴史があります。とはいっても長い年月、同一の公園エリアとして管理されていたので、今でもどこまでが神社で、どこからが公園かが、はっきりしていません。

白山神社と白山公園、そして白山浅間神社

紫陽花だらけの「富士塚」は高さ5m位の山。この富士塚は「白山浅間神社」。富士山信仰の塚です。

境内には他にもお末社があります。

 

○多種多様な3,000株の紫陽花

「文京あじさいまつり」の会場は、3000株の紫陽花が咲く神社と公園と富士塚の融合エリアです。

紫陽花は、元々は「ガクアジサイ」が原種で、いわゆる紫陽花は園芸変種。ただ、そうとう昔から変種があるそうで、いつ、だれが、どうやって変種をつくっていったのかは解らないそうです。

白山神社一帯の紫陽花は、まるで紫陽花品種品評会のように、多種多様な紫陽花が植えられています。

多種多様な3,000株の紫陽花

「文京あじさいまつり」の会場である白山神社一帯は、あまりバリアフリーではありません。車椅子では無理のない範囲で、紫陽花を鑑賞して下さい。