デザインハブ「暮らしの未来」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

デザインハブ 「暮らしの未来」展 バリアフリー情報

東京都港区東京ミッドタウンのデザインハブでの、10組の若手デザイナーが考えるインテリアデザイン展です。会期は2017年5月26日から6月3日。「暮らしの未来」展に車椅子で行きました。

選ばれた今売れている10組のインテリアデザイナーの、デザインポリシーと近年の作品の写真展示があります。会場はフラットでスペース的にゆとりのある展示。車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。

選ばれたデザイナーの共通項は年齢。1977年から1983年生まれの人たちです。バブル後世代の彼らは何を志向してデザインを考えるのか。それぞれ自分の言葉でデザインポリシーが語られています。共通しているのは、テクノロジー、スピード、利便性などに対する否定的な感覚です。

最初のデザイナー展示は、この中では最年長の鬼木孝一郎氏。近年の有名どころでは「祇園エルメス」のインテリアデザイナーです。氏の言葉では「デザインを通じて、スピードダウンが出来る場所・時間・・・を提案・・・」したとのこと。「祇園エルメス」のインテリアは、そういう狙いがあるそうです。

今回選ばれているデザイナーの作品ですが「有楽町献血ルーム」のインテリアは凄い。こんな風になっているとは、知りませんでした。デザイナー町田怜子氏の言葉では「有楽町献血ルームは、環境が緊張や不安を和らげ、副作用を減らす効果を実現・・」したそうです。献血ルーム内の募金箱も、アーツです。

この企画はワールドインテリアウィークのイベント。この週は、世界でインテリアデザインが考えられています。

デザインハブの「暮らしの未来」展は、車椅子でみやすい企画展です。

東京ミッドタウン内デザインハブの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。