森将軍塚古墳は長野県千曲市にある、4世紀に築造された全長約100ⅿの前方後円墳です。千曲市によって一帯は「科野の里歴史公園」として整備され、山頂にある森将軍塚古墳は保存公開されています。その古墳の様子を紹介する施設が「森将軍塚古墳館」です。メイン展示室には日本最大級の竪穴式石室が再現展示されています。

科野の里歴史公園内には、隣接して長野県立歴史館があります。

長野県立歴史館のバリアフリー情報は、別稿「科野の里歴史公園 長野県立歴史館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

車でのアクセスが便利で、更埴ICから車で5分の案内です。来館者用無料駐車場があり、身障者用駐車スペースが用意されています。

森将軍塚古墳は山頂にあり、古墳館から約1㎞上り坂を進みます。徒歩約20分と案内されています。一般車両は森将軍塚古墳へ進めませんが、古墳館から有料の見学バスが運行されています。古墳館のスタッフに確認したところ、バスは車椅子仕様ではなく、車椅子を折り畳んで積み込み、何らかの方法でステップを乗り越えてバスに乗車できれば利用できるということでした。今回は森将軍塚古墳の見学は諦めて、森将軍塚古墳館だけを観覧しました。

森将軍塚古墳館は2F構造のバリアフリーな施設です。

バリアフリートイレは入館口の手前にあります。公園の公衆トイレとして利用できます。

古墳館の出入口はフラットな構造の自動ドアです。森将軍塚古墳館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。1Fの受付で障害者手帳を提示して減免措置を受けてください。

観覧は2Fからの順です。エレベーターを利用して2Fへ上がります。

メイン展示は日本最大級の竪穴式石室再現モデルです。周囲に詳しい解説が掲示されています。

石室がリアルに再現されています。

古墳に飾れている埴輪などが展示解説されています。現在森将軍塚古墳には27種類157個の複製した埴輪が並んでいるそうです。

映像による解説もあります。これを視聴すると古墳の理解が深まります。

広い展示スペースはバリアフリー仕様で、車椅子で問題なく観覧できます。

1Fに戻ります。1Fには「石室見学口」があります。当時の石室は赤く塗られていました。

科野のクニを治めていた王の遺体が埋葬された石室を、横から見学することができます。

1Fには他に企画展示室があります。今回取材時は「いまよみがえる雨宮坐日吉神社のご宝物」展が開催されていました。車椅子で観覧できる企画展です。

森将軍塚古墳そのものは、長い坂道を上がるか、バスに乗り込まなければ見学できませんが、森将軍塚古墳館は車椅子で観覧できるバリアフリーな資料館です。
(本稿は2022年5月に執筆しました)