箱根 鈴廣かまぼこの里 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

箱根~鈴廣かまぼこの里バリアフリー情報

箱根の玄関口、小田原市風祭にある「鈴廣かまぼこの里」は、一部を除き車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

国道1号線沿いの箱根駅伝小田原中継所地点にある「鈴廣かまぼこの里」は、直売所、食事処、博物館などが並ぶ、食のテーマパークです。

鈴廣の商品を買うのはもちろん、高級和食コースをいただく、試食をつまむ、テイクアウト品を食べる、ふるまい甘酒をいただく、手作り体験で作った蒲鉾を食べる。様々な楽しみ方がある施設です。

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ショップ&イートインの「鈴なり広場」は、揚げたての「あげかま」をいただけるイートイン、板かまの食べ比べができる「かまぼこバー」、和菓子、洋菓子のお店もある食のテーマパークです。車椅子での利用に大きな問題はありません。

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1Fにバリアフリートイレがあります。

鈴廣かまぼこの里

ウォシュレット付き便器、オストメイト、折りたたみ式のユニバーサルベッドが備えられています。

鈴廣かまぼこの里

「鈴なり広場」以外も、基本的には「鈴廣かまぼこの里」はバリアフリー施設ですが、知っていると車椅子での利用がもっと快適になるポイントがあります。駐車場、かまぼこ博物館、手作り体験の状況を詳しく紹介します。

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電車でのアクセスなら箱根登山鉄道の風祭駅が最寄りです。

車利用の場合は箱根口ICが至近です。箱根は人気の観光地。この周辺は通年渋滞が頻発します。この点は計算に入れて行動を計画してください。

駐車場の選び方です。施設のメイン駐車場は「鈴なり市場」の地下駐車場です。身障者用駐車区画があるバリアフリーレベルが高い駐車場で、雨天でも濡れずに「鈴なり市場」を利用できます。

鈴廣かまぼこの里

車椅子利用者には「鈴なり市場」の地下駐車場の利用をお薦めします。

鈴廣かまぼこの里

混雑時は、施設周辺にある青空駐車スペースが開放されます。いずれも車椅子でもなんとか利用できます。特に週末はタイミングが悪いと地下駐車場が満車で利用できない可能性があるので、雨天の利用はご注意ください。

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かまぼこ博物館のバリアフリー状況です。かまぼこ博物館1Fはバリアフリーで、バリアフリートイレがあります。

2Fの「かまぼこ板美術館」へは階段のみで、車椅子では行けません。

3Fがキッチンラボ、常設展示コーナー、企画展示室です。3Fにもバリアフリートイレがあります。3Fへ一般来場者は階段利用ですが、車椅子利用者は業務用エレベーターが利用できます。スタッフに相談して、誘導を受けてください。

箱根~鈴廣かまぼこの里バリアフリー情報ここは工場です。博物館から外にでて風祭駅方面に進むと工場入口があります。スロープを通り工場内へ入り、シャッターを2枚くぐって館内に進みます。その先に業務用のエレベーターがあります。無断利用はできません。必ずスタッフの誘導を受けてください。帰りも同様のルートになります。

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「かまぼこ博物館」の1Fと3Fでは、それぞれ有料の手作り体験教室が開催されます。

箱根~鈴廣かまぼこの里バリアフリー情報

紹介したとおり、3Fへは業務用のエレベーターの利用になります。この点も含めて、車椅子で手作り体験を希望する場合は、事前に連絡を入れることが推奨されています。

1F、3Fとも、立ち仕事を前提にした施設なので、車椅子で作業しやすい設備ではありません。車椅子で体験に参加できるように、その人の障がいの状況によって「かまぼこ博物館」側が可能な限りの準備をしていただけます。手作り体験教室に参加を希望する車椅子利用者は、事前に相談の連絡を入れてください。

箱根~鈴廣かまぼこの里バリアフリー情報

「鈴廣かまぼこの里」は、車椅子で安心して老舗の味を楽しめる施設です。駐車場の選び方、かまぼこ博物館の利用方法、手作り体験の参加方法については、本稿を参照して車椅子で利用してください。

箱根駅伝の往路ゴール、復路スタート地の横に建つ「箱根駅伝ミュージアム」のバリアフリー状況を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年1月に加筆修正しました)