江戸の宿場町、内藤新宿の信仰文化を今に伝える名刹です。太宗寺は、新宿御苑駅から徒歩3分の場所にある、大きなお寺です。

お寺のすべての文化財を車椅子でお参りすることはできませんが、境内はフラットで、車椅子で移動できます。現地の状況を紹介します。

太宗寺の別名は「新宿ミニ博物館」、安置されている文化財が多いため、別名があります。境内には配置図が掲示され、どこに何があるのか一覧できます。

境内にトイレがありますが、バリアフリートイレはありません。

まず目に入るのは大きなお地蔵様です。江戸時代の中期の鋳造物で、江戸六地蔵の一つともいわれる東京都指定有形文化財です。車椅子でお参りができます。

車椅子でお参りができるのが塩地蔵とお稲荷様です。

とくに塩地蔵は信仰が篤く、年に一度は塩をぬぐっていますが、すぐに塩にまみれてしまいます。車椅子から手を伸ばせば、塩に届きます。

不動堂には「三ケ月不動像」と新宿山の手七福神「布袋尊像」が納められています。参拝所は段の上です。車椅子では段の手前からお参りしてください。お堂の外部装飾は見応えがあります。

もっとも有名なのは閻魔堂です。4段の段があるので、車椅子では中を拝むことができません。

堂の中には、強大な閻魔像と、恐ろしい形相の「奪衣婆」が納められています。段の上に照明スイッチがあり、押すと1分間堂の内部が明るくなります。段の下からは、堂の中をみるのは困難です。

境内は広く、駐車できるスペースがあります。事前に連絡をして、駐車場を利用してお参りをする障がい者施設もあるそうです。太宗寺は内藤新宿の文化を今に伝える名刹です。
「新宿御苑」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2020年5月に執筆しました)