東京都中央区八重洲は、車椅子で利用できるお店が少ないエリアです。その中で「八重仲ダイニング」はバリアフリー施設です。現地の状況を紹介します。
東京駅と日本橋駅の中間付近、八重洲仲通りに面しています。ビルの正式名称は2011年竣工の「東京建物八重洲ビル」。2Fから11Fはオフィス。1Fが店舗。そしてB1とB2が「八重仲ダイニング」と呼ばれる飲食店街です。
八重仲ダイニングは地下フロアです。1Fエレベーター乗り場は建物に外付けされた、正面から少し見えにくい場所にあります。
エレベーターでB1、B2へ下りると、八重仲ダイニングのフロア内にでます。
バリアフリートイレはB2にあります。B1のトイレは一般トイレのみです。
B1には小規模な店舗が7店舗。B2にはやや大型の店舗が3店舗入店しています。ランチタイム、ディナータイムの営業で、土曜日は営業していますが、日曜祝日は全店舗休業します。
車椅子で利用できない、決定的な問題のある店舗はありませんが、狭い店舗はあります。現時点でもっとも狭い店舗はB1の寿司店で、フロア席は8席です。B2の大型3店舗は、それぞれ100席以上のスペースがあります。
八重洲仲通り一帯は、車椅子で利用できない路地裏の名店が多いエリアです。八重仲ダイニングは、この界隈では希少なバリアフリー商業施設です。
別稿で「東京駅八重洲口地下街バリアフリー情報 車椅子での歩き方」を掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2019年11月の取材に基づいています)