避難所指定の公立学校 2025年度までにバリアフリートイレ整備率100%へ

JA長生ながいき市場

障害者政策委員会で「第5次障害者基本計画」案の検討が行われています。2022年7月7日に開催された第68回障害者政策委員会で、「公立小中学校等施設のバリアフリー化整備」の目標値が検討されました。主な目標値案を紹介します。

○2025年度までに避難所に指定されているすべての学校の校舎と体育館に車椅子使用者用トイレを整備する

・避難所に指定されている公立小中学校は、2020年時点で全体の95%です。

・2020年の調査によるバリアフリートイレの設置状況は、校舎が65.2%、体育館は36.9%でした。

○2025年度までにすべての学校の校舎と体育館にスロープ等による段差解消設備を整備する

・2020年の調査にスロープ設置率は約60%程度でした。

〇2025年度までに要配慮児童生徒等が在籍する全ての学校の校舎にエレベーターを整備する

・要配慮児童生徒等が在籍する公立小中学校は、2020年時点で全体の40%です。

・2020年の調査によるエレベーター整備率は27.1%でした。

また学校の一般トイレ便器、約136万基の95%を洋式化する目標も検討されています。2020年では57%なので、2025年までに約52万基の便器を改装する目標になります。

障害者政策委員会では2022年内に「第5次障害者基本計画」案をとりまとめ、2023年度から新計画を開始する予定です。

《生きるちから舎ニュース 2022年7月8日付》