群馬県の館林市と邑楽町にまたがる多々良沼公園は、春は桜や藤を車椅子で楽しめる公園です。多々良沼の周囲に広がる大きな公園で、全面積は98ha、無料駐車場が10か所あります。本稿では長さ130ｍの藤棚があり「浮島弁財天」が鎮座する「いこいと花のエリア」のバリアフリー状況を紹介します。
浮島弁財天に近い駐車場は普通車80台を収容します。
身障者用駐車スペースは公園入口近くに1台分設けられています。
駐車場に隣接する公衆トイレにバリアフリートイレが設置されています。
公園内は舗装通路があり車椅子で散策できます。
浮島弁財天方面へ進むと、ほどなく長さ130ｍの藤棚があります。
これほどの長さの藤棚は珍しい。
今回取材時は藤が開花していました。花を楽しむなら、藤棚の下からよりも、横から眺めることをお薦めします。
藤棚を抜けると多々良沼が見えてきます。
浮島弁財天へつながる舗装路が整備されています。
車椅子で問題なく散策できるフラットな舗装路面です。沼をのぞくと、数多くの魚や水鳥を観察できます。
浮島弁財天の前にも、見事な藤棚があります。
ただし藤棚がある参拝路はデコボコの段差路で車椅子での参拝は困難です。浮島を回る周回路は車椅子で散策できます。
冬になると沼に白鳥が飛来するそうです。多々良沼公園は車椅子で自然とお花が楽しめる公園です。
（本稿は2023年4月に執筆しました）