東京都港区の竹芝桟橋が「ウォーターズ竹芝」として再整備され、「アトレ竹芝」や「JR東日本四季劇場」などが新設されました。浜離宮恩賜庭園と海を眺望する湾岸ビュースポットです。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
新設された建物は3棟です。アトレ竹芝が入る「高層棟」は、他にホテルとオフィスが入ります。
劇団四季の「劇場棟」は、「春」と「秋」の2つの劇場と、別棟で「自由劇場」があります。
そして「駐車場棟」は自走式立体駐車場です。駐車場棟の身障者用駐車区画は、2Fに1台分しかありません。立体棟のエレベーターは2基あります。劇団四季の自由劇場へのスロープルートは、駐車場棟に組み込まれて設置されています。
水上バスなどが発着する竹芝桟橋は、バリアフリー仕様です。
その隣に「干潟」が整備されました。
バリアフリーな観察路から車椅子で見学できます。
干潟には小魚が多数泳いでいるのが確認出来ました。
ただし、ゴミが多く流れ着いている状態です。
桟橋一帯にはフリーテーブルが配置されるスペースがあり、自由に利用できます。
高層棟の1Fから3Fがアトレ竹芝です。
エレベーターは1基。綺麗なバリアフリートイレが用意されています。車椅子で問題なく利用できる施設です。
海を臨むテラスが用意されています。1Fから2Fにかけては、階段構造のテラス席です。
2Fと3Fのバルコニーは、車椅子で自由に利用できるテラス席になっています。
桟橋の横の広場、そしてアトレ竹芝のテラス。新しく誕生した、くつろぎのスペースです。
2020年、竹芝桟橋は「ウォーターズ竹芝」になりました。車椅子で浜離宮恩賜庭園と海の眺めを楽しめるバリアフリー施設です。
(本稿は2020年7月に執筆しました)