埼玉県富士見市 難波田城公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

埼玉県富士見市の「難波田城公園」は、中世の城跡の復元、移築した古民家、そして資料館がある公園で、その多くの施設が車椅子で利用できます。中世にこの地で活躍した難波田氏の城館跡を整備して、2000年に開園した入園無料の公園です。アクセスは車が便利。無料駐車場が2か所用意されています。

難波田城公園

「城跡ゾーン」側の駐車場がメインで身障者用駐車区画があり、バリアフリートイレがある公衆トイレもあります。「古民家ゾーン」側の駐車場は狭く収容は4台ほど。満車の場合は隣接地に臨時駐車場となるスペースがあります。

難波田城公園

「城跡ゾーン」側の駐車場から公園内に入る箇所はスロープがあります。城館跡なので園内は「水堀」「土塁」「木橋」などがありますが、散策路は舗装され、段差箇所にはすべてスロープがあるので、全域を車椅子で散策できます。堀を臨む東屋も車椅子で利用できます。

難波田城公園

「城跡ゾーン」には「蓮池」「菖蒲田」があります。どちらも周囲は舗装されフラットなバリアフリー通路。車椅子で鑑賞できます。

難波田城公園

「城跡ゾーン」から「古民家ゾーン」へ移動します。「古民家ゾーン」は、散策路、広場などは未舗装面です。しかし固い路面でほぼフラットなので、多少のデコボコが我慢できるなら、ゾーン内のほとんどの場所を車椅子で移動することができます。

難波田城公園

「古民家ゾーン」には、市内に残されていた明治時代の古民家2軒、表門1棟、穀蔵1棟が移築されています。

難波田城公園

さらに古民家風の売店が1店あり、お土産やお団子が売られています。竹馬やコマなど、昔遊びができる用意もあります。古民家内へ立ち入ることが出来ます。入口の段差に雑な仕様ですがスロープがあり、頑張れば車椅子で土間に進むことができます。座敷に上がることもできますが、段差の上で土足禁止です。

難波田城公園

表門と穀蔵は展示資料館機能付きです。表門内は農具の展示があり、頑張れば車椅子で見学できます。穀蔵内は伝統行事などの展示がありますが、段差があり土足禁止なので、車椅子での立ち入りは出来ません。

資料館は入館無料。常設展示室では、中世から近現代までの富士見市の変遷が展示解説されます。車椅子で観覧できるバリアフリーな施設です。

難波田城公園

資料館内のバリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

難波田城公園

難波田城館は現公園の3倍以上の規模があったそうです。「難波田城公園」は車椅子で利用できます。

(本稿は2024年9月に加筆しました)

国会議事堂前庭 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

東京都千代田区永田町の国会議事堂前庭は、南北両園とも車椅子で散策できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

衆議院が管理する庭園「国会前庭」は入園無料の公園です。国会前庭までのルートは、どの方面からも舗装路で広い歩道がありますが、坂道を通ります。地下鉄駅などから車椅子でのアクセスは可能ですが、国会議事堂周辺は思いのほかアップダウンがあります。

和式庭園の南庭は、園内はほぼフラットな地形ですが、ところどころに日本庭園らしい段差箇所があります。池を眺めるデッキなど、一部スロープ対応がない箇所もありますが、概ね段差箇所にはスロープがあるので、車椅子での園内散策は可能です。庭園内を巡るメインの歩道は舗装路で段差はありません。

南庭は春の桜から秋の紅葉まで、美しい植栽を楽しめる庭園です。そして日本の政治の中心地ながら、通常はとても静かな空間です。団体客が来ていることはありますが、ワイワイガヤガヤすることは、ほとんどありません。

北庭は洋式庭園。構造的な段差はありませんが、「時計塔」や「憲政記念館」が高地で、アクセス路や園入口からのルートは傾斜があります。一部角度のある傾斜路があるので、車椅子での散策には少し力が必要です。

北庭内の憲政記念館へはスロープ利用。車椅子での休憩所やレストランの利用は可能です。憲政記念館は入館無料の施設。バリアフリートイレがあります。

※憲政記念館は2022年6月に代替施設に移転しました。現在の建物は取り壊されます。

北庭には数多くの、そして品種も多彩な桜が植栽されています。そのため、例年長期間にわたり桜見物が楽しめます。桜の季節が終わると、ハナミズキが咲き誇ります。

原則として閉園は年末年始だけ。毎日9:00から17:30まで開園されています。

皇居周辺にあるバリアフリーな施設を別稿でまとめて掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2018年11月の取材に基づいています)

足が悪い人のための 乃木公園 バリアフリー情報

東京都港区の乃木公園は大正2年の開設。段差や未舗装面が多く車椅子で移動できる範囲はごくわずかです。現地の状況を紹介します。

乃木公園は乃木大将邸宅地で、遺言により東京都に公園として寄贈されました。大正2年に開設された公園で、現在では港区が管理しています。邸宅、お庭、馬小屋が残され一般見学が可能。隣接して乃木神社が建立されています。

乃木公園へ入るバリアフリールートはありません。傾斜地にある公園で、全てのルートに段差があります。

乃木神社

外苑東通りから旧乃木邸横に入る入口は、決定的な段差はありませんが、路面は車椅子では辛い砂利面で、小さな段差はあります。

それでも車椅子で乃木公園に入るなら、この外苑東通りから旧乃木邸横に入る入口です。園内に入ってからも砂利面なので、車椅子での移動は苦労しますが、旧乃木邸と馬小屋は見渡せる範囲です。

殉死の間など、乃木邸内部を外側から見学できる歩道橋がありますが、このルートは数段階段を上ります。

お庭は傾斜地にあり、途中に段差がある散策路を進む必要があります。車椅子のままでは行くことはできません。

乃木神社は乃木邸から見ると段差の下。参道ルートでは段差の上になります。どちらのルートから向かっても、最後にまた段差があります。拝殿も段差構造です。境内には無料で入場できる「宝物殿」がありますが、ここの入口も階段です。

乃木公園は車椅子での散策は出来ません。乃木神社も車椅子では参拝出来ません。行けるところから、見える範囲を眺める利用になります。

近隣の港区立檜町公園はバリアフリー施設です。別稿で情報を掲載しているので、ご参照ください。

(本稿は2018年11月の取材に基づいています)