江戸東京博物館特別展「大江戸の華」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都墨田区、江戸東京博物館の特別展です。会場は1F特別展示室。会期は2021年7月10日から9月20日まで。開催期間中はオリンピック・パラリンピックの関係で、江戸東京博物館の正面玄関は閉鎖されています。

閉鎖期間中の車椅子でのアクセスルートを紹介します。JR両国駅方面からは、ウォーキングベルトで江戸博3Fに上がるルートが推奨されていますが、車椅子でのウォーキングベルトの利用は危険があるとされています。1F北側出入口に迂回して入館してください。

駐車場も閉鎖されて一般利用はできませんが、身障者利用の普通車に限り、駐車場を利用できます。駐車場への出入口は、通常の出入口よりも南側の両国駅寄りにある業務用搬入口です。開館時間中はそこに警備スタッフがいるので、身体障害者手帳を提示して駐車の許可を得てください。駐車スペースは、雨天でも濡れない、いつもの身障者用駐車スペースです。予約は出来ず、満車の場合は利用できません。

身障者用駐車スペースから入館する場合、いつもの南側出入口は鍵がかけられているので、その付近を担当している警備スタッフに声をかけて、開錠していただきます。退館するときも同様に、警備スタッフに声をかけて開錠していただきます。

江戸東京博物館特別展「大江戸の華」

特別展「大江戸の華-武家の儀礼と商家の祭り」は、観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者2名まで無料に減免されます。会場入口で障害者手帳を提示して減免措置を受けます。観覧は事前予約制ですが、障がい者減免制度を利用する人は、事前予約は出来ません。会場内が混雑していると、待たされる可能性があります。

江戸東京博物館特別展「大江戸の華」

「大江戸の華」展は車椅子で観覧しやすい展示会です。会場のスペースは余裕があり、展示物の多くは車椅子からの低い目線で観覧できます。

江戸東京博物館特別展「大江戸の華」

食器類など比較的小さな展示物でも、車椅子から見難い展示物はほとんどありません。

江戸東京博物館特別展「大江戸の華」

展示会のテーマは「江戸のハレ」。儀礼や祭りなどの年中行事を通じて、江戸の人々の活力の源が紹介されます。

江戸東京博物館特別展「大江戸の華」

江戸東京博物館特別展「大江戸の華」

江戸東京博物館特別展「大江戸の華」

江戸東京博物館特別展「大江戸の華」

展示は、武器と儀礼、お稲荷様と雛祭り、彩りの道具と装い、の3部構成。3つの切り口から、江戸時代のハレのシーンを知ることができます。「大江戸の華」は車椅子で問題なく観覧できる特別展です。

別稿で「江戸東京博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。

千葉県立中央博物館大利根分館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

利根川河口から40km遡った地、千葉県香取市佐原、水郷佐原あやめパークの隣接地に建つ博物館です。水郷佐原あやめパークの詳しいバリアフリー情報は、別稿「水郷佐原あやめパーク 車椅子観光ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

県立中央博物館大利根分館のテーマは、利根川と水郷地帯の歴史、文化、民俗、そして農業と漁業及び生態系など。地域をテーマにした博物館です。

開館は昭和54年。それ以来大規模な改修は行われていない様子です。建物、設備、展示物はレトロな雰囲気が漂いますが、決定的な段差は回避できるバリアフリー改修は実施済みです。

アクセスは車が便利。30台を収容する来館者用無料駐車場があります。

千葉県立中央博物館大利根分館

身障者用駐車スペースは駐輪場の中に2台分用意されています。

千葉県立中央博物館大利根分館

左右のスペースは余裕がある駐車区画です。

千葉県立中央博物館大利根分館

身障者用駐車スペースから段差回避スロープを通り施設エントランスへ向かいます。

千葉県立中央博物館大利根分館

博物館の出入口にかけても、緩やかな段差回避スロープが設置されています。入口は自動ドアです。

千葉県立中央博物館大利根分館

千葉県立中央博物館大利根分館は有料施設ですが、入場料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。入口にある受付で障害者手帳を提示して減免措置を受けます。

バリアフリートイレはエントランスホールの横にあります。いまでは滅多に見かけなくなった、特殊な形状の便器が設置されている、シンプルな設備のトイレです。

千葉県立中央博物館大利根分館

エントランスホールから展示が始まります。翼竜が飛び、寄贈されたスバル360が佇みます。

千葉県立中央博物館大利根分館

第一展示室は常設展「地質時代~中世」です。この地域が霞ケ浦や鬼怒川・小貝川が流れ込む大きな入海だった時代の様子を紹介します。

千葉県立中央博物館大利根分館

どの展示も車椅子で観覧可能。通路幅に余裕がある展示室です。

千葉県立中央博物館大利根分館

第一展示室と第二展示室の間に「利根川にすむいきものたち」という、水槽が並ぶコーナーがあります。

千葉県立中央博物館大利根分館

水槽には固有種や外来種が入り、噛みつきガメの水槽には赤字で危険と表示されています。

千葉県立中央博物館大利根分館

少し通路幅は狭いコーナーですが、空いていれば車椅子で観覧できます。

千葉県立中央博物館大利根分館

第二展示室は常設展「近世~現代・民俗」です。江戸時代に利根川の東遷工事が行われ、水郷地方の入海は陸地化が進みました。そして十六島といわれた砂州は耕地に。利根川の流れの変化に伴う、民俗の進化を紹介します。

千葉県立中央博物館大利根分館

大型展示物もある車椅子で見やすい展示室です。第一展示室と第二展示室を観覧すると、水郷地帯の独特な歴史と文化、そして民俗が分かります。レトロな展示ですが、内容は本格的です。

千葉県立中央博物館大利根分館

この先の第三展示室は、企画展の会場。ここも段差がない、車椅子で観覧できる展示室です。

博物館敷地内に屋外展示物があります。エントランス横には黄色いポストと様々な石。

千葉県立中央博物館大利根分館

駐車場の横には水門や大型の治水機械。

千葉県立中央博物館大利根分館

その奥の池には、白鳥が住み、鴨が泳ぎます。

千葉県立中央博物館大利根分館

全体的にレトロ感はありますが、千葉県立中央博物館大利根分館は、車椅子で観覧できる専門的な博物館です。

(本稿は2021年7月に執筆しました)

芝山古墳・はにわ博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

千葉県芝山町にある町立博物館です。芝山町は500基の古墳があったとされる古墳の密集地。芝山古墳群は国史跡に指定されています。その中でも昭和31年に発掘調査が行われた「殿塚」と「姫塚」からは、大型の造形美あふれる埴輪が大量に出土しました。この出土品を中心に、芝山地区の埴輪と古墳時代の生活文化を紹介する博物館です。

開館は1988年。2021年4月に常設展示がリニューアル。新しく綺麗になった博物館のバリアフリー状況を紹介します。

芝山古墳・はにわ博物館

周辺はアップダウンが激しい地形です。アクセスは車が便利です。来館者用の無料駐車場があります。身障者用駐車スペースの設定はありません。

芝山古墳・はにわ博物館

駐車場から博物館のエントランスまでは、ほぼフラットな舗装路面です。

芝山古墳・はにわ博物館

エントランスは段差構造ですが、埴輪の横にスロープがあります。

芝山古墳・はにわ博物館

館内への入口は、石室に入るイメージです。少し狭い空間ですが、一般的な車椅子なら通行できます。

芝山古墳・はにわ博物館

石室風のエントランスをくぐると、自動ドアがありロビーにでます。ロビーにも埴輪が展示されています。

芝山古墳・はにわ博物館

芝山古墳・はにわ博物館は有料の施設ですが、入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。ロビー横の受付で障害者手帳等を提示して減免措置を受けます。

芝山古墳・はにわ博物館

バリアフリートイレはロビーの横にあります。

芝山古墳・はにわ博物館

スペースは一般的なサイズで、設備はシンプルなトイレです。

芝山古墳・はにわ博物館

館内には3つの展示室があり、段差のないバリアフリー構造です。第一展示室は埴輪の展示室。芝山町で出土した埴輪を中心に、千葉県内の利根川流域で出土した埴輪も展示されています。

芝山古墳・はにわ博物館

様々な表情とポーズ。造形美にあふれる埴輪を鑑賞できます。姫塚古墳の埴輪群は、支配者の葬列の様子を再現したものと考えられています。ヒゲの武人や馬が、隊をなして葬儀に参加したのかもしれません。

芝山古墳・はにわ博物館

壺や鉢など、埴輪以外の出土品の展示解説もあります。

芝山古墳・はにわ博物館

第二展示室は古墳時代の生活や文化、技術などを紹介します。中央部にある大きなビジョンで、古代を知るための3種類の映像コンテンツが放映されます。

芝山古墳・はにわ博物館

その両脇には、刀剣や勾玉などの様々な副葬品の展示と、当時の埴輪製作技術などが紹介されます。

芝山古墳・はにわ博物館

芝山では秋に「芝山はにわ祭」が開催され、参加者は古代衣装を身に着け、古代の化粧をします。

芝山古墳・はにわ博物館

その写真や解説、フィギュアの展示があります。

芝山古墳・はにわ博物館

第三展示室は、壁面のケース内には芝山町の遺跡から発掘された石器や土器などを展示。床面が芝山町の古墳分布を鳥瞰するマップになっています。

芝山古墳・はにわ博物館

すべての展示は車椅子で観覧できます。芝山古墳・はにわ博物館は、バリアフリーなミュージアムです。

(本稿は2021年7月に執筆しました)