桶川飛行学校平和祈念館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

2020年に開館した埼玉県桶川市の施設です。1937年に開校した「熊谷陸軍飛行学校桶川分教場」の主要な建物を復元。無料公開されています。未舗装路面を通行できる人であれば、車椅子での見学は可能です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

桶川飛行学校平和祈念館

アクセスは車です。施設の入口手前に、無料駐車場が用意されています。特別に整備された身障者用駐車スペースはありません。この駐車場の路面は、車椅子の移動に衝撃がくるタイプの砂利路面です。良い場所を選び駐車して、慎重にゆっくり移動して下さい。

桶川飛行学校平和祈念館

祈念館の正面にある車椅子マークは、車椅子の貸し出しに関する案内です。門の先に身障者用駐車場があるわけではありません。

桶川飛行学校平和祈念館

砂利路面の駐車場から施設に向かいます。門の手前の左側にある小さな建物は「弾薬庫」です。この周囲は砂利路面で、車椅子で近づくのは苦戦します。無理のない場所から見学して下さい。正門までは短い区間ですが舗装路面です。

桶川飛行学校平和祈念館

門を入り、すぐ左側にあるのは「守衛棟」です。近づくまでは砂利路面ですが、入口は段差解消されています。小さな施設で、和室が復元されています。

桶川飛行学校平和祈念館

その先の右側にあるのは「車庫棟」です。内部には展示物があります。

桶川飛行学校平和祈念館

ここまでのルートの砂利路面上に、通路を示すロープが2本敷かれています。このロープ間の路面は、他の路面よりは砂利が薄く、かつ踏み固められていて、車椅子での通行が少し楽でした。

桶川飛行学校平和祈念館

施設の奥に建つ、最も大きな建物が「兵舎棟」で、桶川飛行学校平和祈念館のメイン施設です。そこまでのルートも、砂利路面に敷かれた2本のロープ間を通り車椅子で移動します。

桶川飛行学校平和祈念館

今回取材時はコロナ対策で、兵舎棟入口で検温と簡単な記帳が行われていました。スタッフの指示に従ってください。

兵舎棟内は土足禁止で、スリッパに履き替えて見学します。今回の取材では、車椅子をみると、スタッフが雑巾で車椅子のタイヤを拭いていただけました。自分の車椅子のまま、見学可能です。棟内への入口の段差には、横にスロープがあります。

桶川飛行学校平和祈念館

棟内は一本の廊下に面して複数の展示室が用意されています。当時の学校の様子から平和への祈念まで、部屋により展示内容が変わります。

桶川飛行学校平和祈念館

いずれの部屋も車椅子で問題なく見学できます。

桶川飛行学校平和祈念館

若者たちの兵舎での生活を知ることができます。

桶川飛行学校平和祈念館

兵舎棟の更に奥に、実際に利用できる「便所棟」があります。下足に履き替えて兵舎棟から移動します。

桶川飛行学校平和祈念館

便所棟にはバリアフリートイレがあります。

桶川飛行学校平和祈念館

スペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、ユニバーサルベッドが備えられています。

桶川飛行学校平和祈念館

舗装路面が少ないので、車椅子での移動は快適ではありません。しかしメイン棟の中はバリアフリーで、バリアフリートイレがあります。未舗装路面の移動が可能なら、桶川飛行学校平和祈念館は車椅子で見学できます。

(本稿は2020年11月に執筆しました)

江戸城天守復元模型 皇居東御苑車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

2020年9月29日から、皇居東御苑内で「江戸城天守復元模型」の常設展示が始まりました。車椅子での観覧方法を紹介します。

なお東御苑全般の情報は、別稿「皇居東御苑 車椅子散策ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

江戸城天守復元模型 皇居東御苑車

江戸城天守復元模型が展示されるのは、皇居東御苑の本丸地区「本丸休憩所」に隣接して建てられた「本丸休憩所増築棟」です。観覧は無料。原則、皇居東御苑の開園日は見学できます。

江戸城天守復元模型 皇居東御苑車

皇居東御苑の本丸地区に行く、もっともアップダウンが少ないルートは、「北桔橋門」からのアクセスです。「天守台」の横を通り、「本丸休憩所増築棟」を目指します。ただし園外から北桔橋門までのアクセスはあまり便利ではなく、かつ「代官町通り」の坂道を通行します。

皇居東御苑

「大手門」からは、「大番所」の先から、傾斜のきつい坂道を上がります。

皇居東御苑

「平川門」からは、「梅林坂」の上り坂が車椅子の難所です。

皇居東御苑

現時点では、コロナ対策で混雑時の入場制限と、検温が行われています。本丸休憩所増築棟の入口から、入場者の動線が区画されています。入場待ち列ができている場合は、前の人の間隔を十分にとり、その列に並びます。フラットな舗装路面なので、車椅子で列に並ぶことはできます。路上看板に待ち時間の目安が掲示されています。

江戸城天守復元模型 皇居東御苑車

途中で検温をします。そのままスタッフの誘導に従ってください。増築棟内の観覧者は、10名程度を上限にしています。退出者がでると、その人数分が棟内に誘導されます。入口で手指の消毒をしてください。

皇居東御苑

江戸城天守復元模型を四角く一周して観覧します。段差はなく、見学通路の幅は余裕があるので、問題なく車椅子で観覧できます。

江戸城天守復元模型 皇居東御苑車

四角の見学ルートの各辺上に、江戸城天守に関する解説が平面的に掲示されています。高さが低いので、車椅子からでも解説を読むことができます。

皇居東御苑

復元模型の概要です。江戸城の中心であった本丸には,慶長期、元和期、寛永期と3度にわたり天守が築かれました。その中から、資料が多く残り、確かな時代考証ができる寛永期の天守を、宮内庁が約2年をかけて復元しました。模型のスケールは30分の1で、高さは約2mです。

江戸城天守復元模型 皇居東御苑車

2020年3月から公開される予定でしたが、コロナ禍で延期されて9月の公開になりました。

江戸城天守復元模型 皇居東御苑車

皇居東御苑内の本丸地区へのアクセスにやや苦戦しますが、本丸休憩所増築棟まで行くことが出来れば、江戸城天守復元模型は車椅子で観覧できます。

(本稿は2020年10月に執筆しました)

都内最大級の遺跡 鈴木遺跡資料館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

東京都小平市にある旧石器時代からの遺跡です。約3万年前からの人の営みの痕跡が、昭和49年に発見されました。発掘現場に隣接して、遺跡の解説と出土品の展示がある「鈴木遺跡資料館」が設けられています。入館は無料。車椅子で見学可能です。資料館のバリアフリー状況を紹介します。

アクセスは車が便利です。資料館には前庭のような敷地があり、自由に車を停めることができます。駐車区画は整備されていないので、乗降しやすい場所に駐車してください。

鈴木遺跡資料館 車椅子バリアフリー情報

入口はスロープがあります。館内は土足禁止で、靴を脱いでスリッパで入館します。車椅子はそのまま入館できますが、出来れば雑巾を持参して、軽くタイヤを拭くのがよいでしょう。出入口には段差はありません。

展示室はワンフロアに1室。床面はフラットで通路幅は十分にあり、車椅子での見学は可能です。館内にバリアフリートイレが1つ用意されています。

鈴木遺跡資料館 車椅子バリアフリー情報

入口付近に遺跡を解説する導入展示があり、ガイドスタッフが詳しく説明をしていただけます。

その先にテレビモニターがあり、希望すれば鈴木遺跡の紹介するビデオが視聴できます。

鈴木遺跡資料館 車椅子バリアフリー情報

その横には、立川ローム層から始まる、遺跡の地層が再現展示されています。

鈴木遺跡資料館 車椅子バリアフリー情報

展示室内を一周する見学コースで、後半は出土品が展示されます。定期的に展示品入れ替わるそうです。また石器時代の「落とし穴」や「バーべキューの跡」などの大型展示があります。

鈴木遺跡資料館 車椅子バリアフリー情報

鈴木遺跡は総面積約22万㎡ある東京都指定史跡です。下の地層では約3万5千年前の旧石器時代、上の地層からは江戸時代の田んぼの跡などが発見されています。

知名度は高くはありませんが、鈴木遺跡は都内最大級の規模の遺跡で、無料で利用できる資料館があります。

江戸時代の農家など小平の開拓の歴史を展示する施設「小平ふるさと村」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年8月に執筆しました)