群馬県前橋市総社町にある資料館です。「蛇穴山古墳」と「宝塔山古墳」に囲まれた地に、酒蔵をイメージした2建て木造公共施設として、2016年に開館しました。
5世紀から7世紀の総社古墳群、白鳳時代の山王廃寺、江戸時代の藩主秋元氏と天狗岩用水開発など、総社地区の歴史と文化を紹介する入館無料の資料館です。

公民館などと共用の広い駐車場が用意されています。身障者用駐車スペースは公民館の入口近くにありますが、歴史資料館を利用する場合は、身障者用駐車スペースに拘らずに、車椅子で乗降しやすい近くの駐車スペースを利用してください。

駐車場の隣接地にあるのは「蛇穴山古墳」です。7世紀の古墳で南向きに石室があります。

前橋市総社歴史資料館のエントランス前には、段差迂回スロープが設置されています。出入口は自動ドアで、エントランス周辺はフラットな構造です。手指消毒、検温、簡単な記帳をして入館します。

館内1Fにバリアフリートイレがあります。スペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

1Fの展示室の手前は休憩コーナーで、可動式のテーブル席が配置されています。「蛇穴山古墳」と埴輪を見ながら休憩できます。

館内入口からフラットな木材の床が伸びます。天井も木材を使用しています。廊下の壁面から、古墳の展示が始まります。

1Fの展示室はすべて車椅子で観覧できます。山王廃寺は大正時代初めに、塔の心柱を支える基礎が偶然発見された古代の寺院です。

天狗岩用水は新田開発などを目的として、江戸時代初期に3年の歳月をかけて通水した灌漑用水です。その作業の様子が、独特なキャラクターで紹介されています。

土木作業の辛さが伝わる表情がユニークです。

この灌漑用水のおかげで、総社は豊かな土地になりました。開発作業は苦労したものの、藩主の秋元氏は領民に愛されたと説明されています。

2Fの展示室では、昔の農業や養蚕に用いられた道具、鍋などの民具が展示されています。

2F展示室は小規模で一部屋だけです。

2Fへは通常は階段を利用します。エレベーターはありません。

階段を利用できない方は、椅子型の昇降機が用意されています。車椅子で乗降できるタイプではありません。

前橋市総社歴史資料館の1Fは、まだ新しくて綺麗な展示室です。そこで古墳時代からの総社の歴史を学ぶことができます。2Fは車椅子での観覧は出来ません。
昭和3年に建築された登録有形文化財「昭和庁舎」がある群馬県庁を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2022年2月に執筆しました)