日本三稲荷 宮城県 竹駒神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

創建は842年と伝えられる、宮城県岩沼市に建つ古社です。駅から徒歩10分の案内で、参拝者用無料駐車場があります。段差構造箇所はありますが、決定的な段差箇所にはスロープが設置されているので、竹駒神社は車椅子で参拝できます。車椅子で参拝して見た、現地のバリアフリー状況を紹介します。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

境内には段差やゴツゴツを排除したほぼフラットな通路があります。そこを選んで通行すれば、車椅子で移動可能です。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

社殿域に入る前から、見どころが多い境内です。随身門、御神池、御神馬像など、バリアフリーな歩道上から見学できます。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

駐車場の横にトイレ棟があり、バリアフリートイレが1つ用意されています。設備はシンプルなトイレですが、今回取材時は清掃されて綺麗な状態でした。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

いずれも文化財指定を受けている「隋神門」と「唐門」の下は、段差構造ですが木製のスロープが設置されています。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

ただしこのスロープはラフな構造で、車椅子で簡単には通過できません。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

「隋神門」の下の通行は避けて、境内のバリアフリー歩道上から見学する。そして「唐門」の通行は避けて、社殿域へは「祈祷受付所」の看板がある社務所側の門から入ることをお薦めします。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

この門のスロープは車椅子で通行できます。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

唐門内の社殿域にも、バリアフリーな歩道が整備されています。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

そこを選んで通行すれば、車椅子でほぼ全域を移動できます。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

ただし「奥宮」へは社殿の下の階段路を移動するので、車椅子では通行できません。車椅子では無理な場所は「奥宮」です。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

社殿の参拝場所は4段の上ですが、正面からみて左側に、鉄製の段差回避スロープが設置されています。車椅子で参拝できる社殿です。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

社殿の横には、八幡神社や出雲神社など複数のお末社が並びます。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

このお末社エリアはバリアフリーな歩道が整備されています。車椅子での参拝は可能です。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

竹駒神社は、古くは平泉の藤原三代、そして歴代藩主の伊達家に信仰された記録があります。ところが1990年に社殿が放火され全焼する事件がありました。現在の社殿は1993年に再建されたものです。

日本三稲荷 宮城県 竹駒神社

門の下や拝殿など段差箇所にはスロープが設置されています。竹駒神社は車椅子で参拝できるお稲荷様です。

なお岩沼市にはバリアフリールームがあるホテル「東京第一ホテル岩沼リゾート」があります。ホテルの詳しいバリアフリー情報は、別稿「東京第一ホテル岩沼リゾート バリアフリールーム車椅子宿泊ガイド」を参照してください。

(本稿は2020年9月に執筆しました)

自然溢れる鎮守の森 大田原神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

栃木県大田原の総鎮守です。創建は600年から700年頃で、現在の境内は明治時代に整備されたと伝えられます。

小高い山の頂上付近に鎮座するので、一般参道は階段です。境内の高さに駐車場があるので、車でアクセスすれば車椅子で本殿前まで進むことができます。現地の状況を紹介します。

○終点まで車で上がる

境内に向かう車道は急坂です。上り曲がり進むと、未整備ですが駐車場と思われる空間があります。境内の高さは更に上です。車椅子利用者は道の終点まで上がってください。社務所の裏側に駐車できるスペースがあります。神社スタッフ用の駐車スペースと推定されますが、今回参拝時は利用できました。

この最上部の駐車スペースは、小石がゴロゴロしている未舗装路面です。ここから参道までの移動区間は、車椅子での移動がぎりぎりで可能な悪路です。

大田原神社 車椅子参拝ガイド

○参道は舗装路面

悪路を通過できれば、本殿までまっすぐな舗装参道があります。車椅子での移動に問題はありません。

大田原神社 車椅子参拝ガイド

参道の入口に「手水盥」があります。デコボコがあるので、車椅子での利用はギリギリです。

大田原神社 車椅子参拝ガイド

参道の途中左側には、太子像と碑が建立されています。

大田原神社 車椅子参拝ガイド

○本殿エリアは段差の上

参道の先に2段の段差があり、その上に本殿があります。無理をしないなら、車椅子では段の手前からの参拝になります。

大田原神社 車椅子参拝ガイド

○お末社エリアの状況

本殿を正面からみて、右側がお末社エリアです。お稲荷様、その他複数のお末社が祀られています。この一帯の路面はワイルドな未舗装です。車椅子でのお末社参拝は、かなり苦戦します。

大田原神社 車椅子参拝ガイド

大田原神社 車椅子参拝ガイド

○境内は自然空間

境内全体が自然空間です。人工的な感じを受けるのは、本殿に向かう舗装参道くらいで、山中に社や祠が点在する印象です。明治時代に整備された鎮守の森の雰囲気を味わえる、森と信仰が交差する境内です。

車でアクセスすれば、大田原神社の境内に車椅子で近づくことは可能です。参拝するには、最低でも10mほど車椅子で悪路を走破する必要があります。

(本稿は2020年9月に執筆しました)

本殿と楼門は重文 大田原那須神社 車椅子からみた境内の状況

栃木県大田原市の古社です。創建は仁徳天皇の時代と伝えられます。中世に建てられた本殿と楼門は国の重要文化財に指定されています。

しかし境内はバリアフリーではなく、車椅子での本殿参拝は困難です。多少無理をすれば楼門は車椅子で見学ができます。現地の状況を紹介します。

道の駅那須与一の郷

○道の駅からアクセス

アクセスは車が便利です。駐車場は隣接する「道の駅那須与一の郷」を利用することを、栃木県神社庁が推奨しています。この道の駅には総計11台分の身障者用駐車区画が用意されています。

道の駅那須与一の郷

道の駅の駐車場を起点にすると、施設の裏側、一般道路を渡った先が那須神社の境内になります。

 

○社務所横からショートカット

境内は全域が未舗装で、場所によっては凹凸がひどく、砂利が深い箇所があります。

二の鳥居から境内に入ると、一の鳥居まで荒れた未舗装の参道を通行しなくてはなりません。

大田原那須神社

車椅子では、一般道路を進み社務所の横から境内に入ると、未舗装悪路を最短距離で通過して、一の鳥居と楼門の間に行くことができます。

大田原那須神社

○段差の手前から楼門を仰ぐ

手水舎は決定的な段差はありませんが、デコボコがきつくて車椅子での利用は苦戦します。

大田原那須神社

楼門の手前、石塔の横に最初の段差があります。この段差の手前から重文の楼門を仰ぐことができます。

大田原那須神社

介助者の手を借りて、無理をすれば最初の段差は越えられるかもしれません。その先にある太鼓橋は車椅子での通行は危険です。無理をしたとしても、太鼓橋の手前から楼門を見上げる、門の間から本殿を見るのが、車椅子参拝の限界です。

 

○本殿の状況

太鼓橋の先は、楼門の下、拝殿の手前まで、決定的な段差はありません。

拝殿の賽銭箱は、2段の上にあります。

大田原那須神社

本殿側からもる楼門も見事な装飾です。

大田原那須神社

○おくのほそ道風景地名勝

この地の豪族那須氏が信仰し、那須与一が奉納した太刀が伝えられています。その後、黒羽城主の大関氏の氏神として崇められました。

国指定名勝「おくのほそ道風景地」に指定されています。

大田原那須神社

歴史ある大田原那須神社は、車椅子での本殿参拝は困難ですが、少し無理をすれば、境内に立ち入り、「おくのほそ道風景」を楽しむことができます。

(本稿は2020年9月に執筆しました)