宮城県の花畑 やくらいガーデン 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

キャッチコピーは「東北最大級の花畑」。宮城県加美町、薬莱山のふもとに広がる総面積15万㎡の広大な庭園です。8つのテーマガーデンを巡る舗装散策路は、多少のアップダウンはありますが車椅子で移動可能です。

やくらいガーデン

来園者用の駐車場は約800台を収容。入口の近くに身障者用駐車スペースが設けられています。

やくらいガーデン

駐車場からほぼフラットな舗装路を通り入園口に向かいます。やくらいガーデンの入園料は障がい者減免制度があり、本人が無料に減免されます。

やくらいガーデン

入園ゲート付近にショップとカフェが営業する商業棟があります。この店はスペースにあまり余裕がなく、一部は段差構造で、一般トイレはありますがバリアフリートイレはありません。

やくらいガーデン

バリアフリートイレは園内の独立トイレ棟内に2室あります。一般的なサイズの個室で、ウォームレット付き便器が備えられています。

やくらいガーデン

バリアフリートイレの出入口に小さな段差があるので、気を付けて利用してください。

やくらいガーデン

園内の主な散策路はすべて舗装されています。

やくらいガーデン

緩やかなアップダウンを移動できる車椅子利用者なら、問題なく園内の散策ができます。

やくらいガーデン

メイン通路から「東北最大級の花畑」を楽しめます。

やくらいガーデン

メイン通路から離れると未舗装路もあります。また展望台は階段で上がります。車椅子では無理のない範囲で「やくらいガーデン」を散策してください。

やくらいガーデン

「やくらいガーデン」は車椅子で花畑が楽しめる観光施設です。

(本稿は2024年10月の取材に基づいています)

宮城県大崎市「あ・ら・伊達な道の駅」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

足立区の日本庭園 花畑記念庭園 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

東京都足立区の花畑地区に1984年に開園した池泉回遊式の日本庭園です。入園は無料。園内にはバリアフリーな集会施設「桜花亭」があり、車椅子での庭園散策の休憩所として利用できます。

花畑記念庭園

庭園の散策路は途中に段差等があるので、車椅子では一周できません。車椅子での散策可能ルートについて、現地に案内が掲示されています。

花畑記念庭園

徒歩圏内に駅はありません。車の場合は庭園の有料駐車場を利用します。身障者用駐車スペースは東門の近くに2台分設けられています。

花畑記念庭園

駐車場側から庭園に進むと桜花亭があります。正面は階段です。

花畑記念庭園

正面横に段差迂回スロープが設置されています。

花畑記念庭園

桜花亭1Fにはカフェやトイレがあります。バリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置、ユニバーサルバッドが備えられています。

花畑記念庭園

庭園内ルートの状況を紹介します。車椅子で移動可能な範囲の散策路は舗装路です。

花畑記念庭園

車椅子Uターン箇所の先には、太鼓橋や飛び石があります。

花畑記念庭園

車椅子移動ルート上から、広範囲に庭園を眺めることができます。

花畑記念庭園

池泉回遊式日本庭園の四季の景観を車椅子から楽しむことができます。

花畑記念庭園

花畑記念庭園は車椅子で回遊はできませんが、散策を楽しむことができます。

(本稿は2023年1月に執筆しました)

「東淵江庭園」という入園無料の日本庭園が併設されている「足立区立郷土博物館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

長野県茅野市のバラクライングリッシュガーデンは、季節のお花を楽しむお庭と、カフェ、ショップなどが営業する複数の建物で構成される複合施設です。庭園は有料ですが入園料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が半額に減免されます。庭園以外のガーデンセンターやレストランは無料で利用できます。

アクセスは車が便利です。来園者用の無料駐車場が複数個所用意されています。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

チケットセンター前に身障者用駐車スペースが1台分設けられています。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

園内の詳しいバリアフリー状況をチケットセンター窓口で教えてくださいました。庭園の散策路は部分的にバリアフリー化されていますが砂利路面が多く、雪解けの状態では車椅子での散策はお薦めできないということです。今回は無料エリアだけの利用にしました。服にシールを付けて、有料エリア利用者であるか否かを示す運用です。

無料エリアへの通路は雪解け対策でマットが敷かれていました。車椅子がマットに引っ掛かり、通行に苦戦する箇所があります。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

ガーデンセンターの出入口は横開きの手動ドアです。車椅子を見たスタッフがドアを開けてくださいました。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

「ケイ山田ガーデンスタジオ」は新しい建物です。出入口は自動ドアのバリアフリー設計です。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

2Fへ上がるエレベーターが設置されています。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

「ケイ山田ガーデンスタジオ」の1Fにバリアフリートイレがあります。やや狭い個室でウォシュレット付き便器が備えられています。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

「ケイ山田ガーデンスタジオ」以外の建物はバリアフリー設計ではありませんが、車椅子で利用できない決定的な段差はありません。ドアの開閉はスタッフが支援して下さいます。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

カフェ&レストラン棟へのアクセスルートにあるスロープは角度が急です。今回は滑り止めのマットが敷かれていたので、坂登りは力が必要でした。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

クラウドファンディングなどを利用して、庭園のバリアフリー化が進められています。バラクライングリッシュガーデンは、これからもっとバリアフリーになっていくはずです。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

国宝の「縄文のヴィーナス」を鑑賞できる「茅野市尖石縄文考古博物館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2023年1月に執筆しました)