蓼科高原バラクライングリッシュガーデン 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

長野県茅野市のバラクライングリッシュガーデンは、季節のお花を楽しむお庭と、カフェ、ショップなどが営業する複数の建物で構成される複合施設です。庭園は有料ですが入園料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が半額に減免されます。庭園以外のガーデンセンターやレストランは無料で利用できます。

アクセスは車が便利です。来園者用の無料駐車場が複数個所用意されています。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

チケットセンター前に身障者用駐車スペースが1台分設けられています。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

園内の詳しいバリアフリー状況をチケットセンター窓口で教えてくださいました。庭園の散策路は部分的にバリアフリー化されていますが砂利路面が多く、雪解けの状態では車椅子での散策はお薦めできないということです。今回は無料エリアだけの利用にしました。服にシールを付けて、有料エリア利用者であるか否かを示す運用です。

無料エリアへの通路は雪解け対策でマットが敷かれていました。車椅子がマットに引っ掛かり、通行に苦戦する箇所があります。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

ガーデンセンターの出入口は横開きの手動ドアです。車椅子を見たスタッフがドアを開けてくださいました。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

「ケイ山田ガーデンスタジオ」は新しい建物です。出入口は自動ドアのバリアフリー設計です。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

2Fへ上がるエレベーターが設置されています。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

「ケイ山田ガーデンスタジオ」の1Fにバリアフリートイレがあります。やや狭い個室でウォシュレット付き便器が備えられています。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

「ケイ山田ガーデンスタジオ」以外の建物はバリアフリー設計ではありませんが、車椅子で利用できない決定的な段差はありません。ドアの開閉はスタッフが支援して下さいます。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

カフェ&レストラン棟へのアクセスルートにあるスロープは角度が急です。今回は滑り止めのマットが敷かれていたので、坂登りは力が必要でした。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

クラウドファンディングなどを利用して、庭園のバリアフリー化が進められています。バラクライングリッシュガーデンは、これからもっとバリアフリーになっていくはずです。

蓼科高原バラクライングリッシュガーデン

国宝の「縄文のヴィーナス」を鑑賞できる「茅野市尖石縄文考古博物館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2023年1月に執筆しました)