高さ100mを車椅子で渡る 常陸太田竜神大吊橋 バリアフリー情報

茨城県常陸太田市の「常陸太田竜神大吊橋」は、車椅子で利用出来る観光施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2013年の取材で初稿を執筆し、2019年8月に加筆修正しました。

常陸太田竜神大吊橋

○ダムの上に架かる観光吊橋

常陸太田竜神大吊橋は、奥久慈県立自然公園内の竜神ダムに架かる歩行者専用の観光吊橋です。湖面からの高さは約100m、全長は375m。段差のない構造で揺れも少なく、車椅子での渡橋は可能です。

橋を渡った先には「竜神カリヨン」があります。吊橋からの眺望を楽しみ、カリヨンで鐘を鳴らす観光になります。

ダムの上に架かる観光吊橋

○第一駐車場を目指す

常磐自動車道の那珂ICから車で40分程度かかる山中にあります。無料駐車場が第一から第三まで用意されています。

第一駐車場に障害者用駐車区画の用意があり、第一からならほぼ傾斜路を上ることなく吊橋に行くことができます。最初にあるのが第三駐車場、次が第二駐車場です。第二、第三からは、吊橋まで傾斜路を上ります。

観光シーズンの週末は混み、駐車場は満車になります。その場合、スタッフが車を誘導します。車椅子利用の旨をスタッフに相談し、第一駐車場への誘導をお願いして下さい。

第一駐車場を目指す

○吊橋は障害者減免制度あり

有料の観光吊橋です。手帳の等級によって障害者減免制度が適用されます。2019年現在、各種障害3級以上の場合、本人と介助者1名の料金が無料になるようです。今後制度内容が変わる可能性があるので、最新情報を確認してください。

吊橋は障害者減免制度あり

○障害者用トイレの状況

第一駐車場のトイレと、橋を渡った先にあるトイレに障害者用があります。2013年の取材時は、最低限の設備と実用に耐える衛生状態でした。

障害者用トイレの状況

○周辺施設のバリアフリー状況

吊橋に併設する「水府物産センター」は、2F構造ですが階段のみの施設です。

「竜神ふるさと村」や「竜の里公園」は、健常者向けのアウトドア施設です。

日帰り温泉「竜っちゃん之湯」は、あまりバリアフリー仕様ではありません。

近隣に人気のある蕎麦屋さんが数店ありますが、バリアフリー店舗は未確認です。

周辺施設のバリアフリー状況

「常陸太田竜神大吊橋」は、車椅子で利用出来きます。第一駐車場からアクセスしてください。

甲府市藤村記念館・歴史公園山手御門 バリアフリー情報

山梨県甲府市。2007年から2010年にかけて甲府駅北口は大きく生まれ変わりました。観光スポットとして整備された施設「藤村記念館」と「山手御門」のバリアフリー状況を詳しく紹介します。どちらも車椅子での観光は可能です。

なお本稿は2018年1月の取材に基づいています。

甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門○「藤村記念館」はスロープ入口から

「藤村記念館」は1875年に建てられた学校の校舎。2010年この地に移設されました。

「藤村」は当時の県令の名前。西洋建築を推奨した人物です。

ガイドスタッフの説明によると、これらの「擬洋風建築」は、当時の大工が東京に誕生した洋風建築を見て、それを真似て建てたとういうことです。

記念館は入館無料。正面入口は段差あり。建物裏側にスロープがあるので車椅子で建物を半周してください。スロープ入口にインターフォンがあり、スタッフに車椅子利用を申告すると、ドアを開けていただけます。

甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門

○2Fへは土足禁止の階段のみ

「藤村記念館」は2フロア構造。2Fへは靴を脱いで階段で上るので、車椅子では1Fの見学のみです。

明治の建物なので完全バリアフリーではありませんが、1F内は全域車椅子で移動できます。関連資料の展示もあります。

 

○歴史公園山手御門は甲府城の再現

2007年に整備された「甲府市歴史公園」の観光ポイントは「山手御門」。甲府城の御門の再現施設です。

甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門

車椅子でも見学が出来るようにバリアフリーに設計されています。展示室もあります。すべて無料です。

甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門

○駅前駐車場は30分無料

駅前ですが公営駐車場が整備されています。もっとも駅に近い「第二駐車場」は30分無料。障害者減免はありません。フラッグ跳ね上げ式の有料駐車場ですが、1台分障害者用区画が用意されています。

ちょっと遠い駐車場は、1時間無料の設定です。

甲府市藤村記念館・甲府市歴史公園山手御門

観光スポットになった甲府駅北口は、傾斜はありますがスロープ対応があります。車椅子で利用できる観光スポットです。

天体観測・食事・産直 バリアフリーな複合施設 加須未来館

埼玉県加須市の利根川沿いにある「加須未来館」は、車椅子で利用出来る複合施設です。施設の内容と現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2014年の取材で初稿を執筆し、2019年8月に加筆修正しました。

 

○どんな施設か

「加須未来館」はスーパー堤防の上に建ち、雄大な利根川の流れと、周辺の自然環境を眺望できる施設です。ゴールデンウィークの加須市恒例イベント「ジャンボこいのぼり」の会場はすぐ近くです。

館内にはプラネタリウム、天体観測室、科学実験室などがあります。

また農産物加工室、調理実験室、レストラン、産直ショップなど食に関わる施設があります。

雄大な利根川の流れと、周辺の自然環境を眺望できる施設です。

○車椅子でのアクセス方法

アクセスは車です。50台以上を収容する無料駐車場があります。

一般駐車場はスーパー堤防の下にあり、そこから加須未来館へは階段を上がります。そのまま道なりに堤防の上まで進むと、そこにも駐車場があります。取材した時点では、障害者用駐車区画が2台分と、一般駐車区画が10台分程度ありました。

堤防の上の駐車場から館内へはフラットな動線で、車椅子で問題なく移動できます。

 

○館内及び障害者用トイレの状況

加須未来館は3フロア構造で、屋上部の一部が「屋外観察スペース」になっています。

エレベーターがあり車椅子での1Fから3Fまでの上下階移動は可能ですが、「屋外観察スペース」へは階段のみです。

各フロア内はフラット構造で、車椅子での利用は可能です。

障害者用トイレは1Fと2Fに用意されます。この内1Fの障害者用トイレは、内部が変形構造で一部出っ張っている箇所があり、大型の車椅子ではやや利用し難い構造です。

 

○1Fの主な施設の状況

プラネタリウムの入口は1Fです。有料ですが障害者手帳の提示で本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。プログラムは土日で1日3回の上映。平日は1回です。

1Fの「レストランコスモ」は、フラットでスペースの余裕がある店内に可動式のテーブルと椅子席を配置したレストラン。車椅子での利用は可能です。加須名物のうどんメニューなどがあります。

エントランスから広がる「交流ホール」には、宇宙に関わる展示物が置かれています。

 

○天体観測室は車椅子可

2Fは実験室などがあるフロアです。他にテラスがあります。

3Fが「天体観測室」です。傾斜型のドームで、現地の案内では車椅子のまま宇宙観測が出来ると紹介されています。

 

○産直ショップのバリアフリー状況

農産物直売所は別棟です。

場所はスーパー堤防の下。一般駐車場の隣です。したがって車椅子利用者は、下の駐車場へ車で移動して産直ショップを利用します。

大きなお店ではありませんが、車椅子での買い物ができる通路幅と店内スペースは確保されています。

 

「加須未来館」は、雄大な利根川の流れを楽しめる車椅子で利用出来る複合施設です。