車椅子で行く結城つむぎの館 バリアフリー情報

茨城県結城市の「つむぎの館」は、結城紬の地元問屋が100周年事業で開設したミュージアムで、車椅子で利用できる施設、できない施設があります。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年9月の取材に基づいています。

○コンパクトなミュージアム

施設への入場は無料。資料館は有料。染織体験も有料です。

9つの建屋からなる施設ですが、想像するよりもコンパクト。古き良き時代の結城をオマージュした、古民家風ミュージアムです。

つむぎの館

○無料駐車場あり

結城駅より徒歩10分ですが、アクセスは車が便利です。「つむぎの館」入口の、道の反対側に無料駐車場があります。収容台数は20台ほどです。

この駐車場は荒い砂利路面です。石粒の路面と表現したほうが正確かもしれません。障害者用駐車区画の設定はありません。車椅子では通行に苦戦する路面なので、なるべく施設よりの駐車区画に停めることをお薦めします。

つむぎの館

○資料館は車椅子入館可

小さな有料の資料館があります。スロープ仕様のアプローチを通り入口へ。無人の資料館で、入口に入館料を入れる箱が置いてあります。障害者減免についての案内はありません。

1Fの入口は手動ドア。2F構造で階段のみ。車椅子では1Fだけの見学になります。結城紬の歴史を伝える日本で唯一の資料館、ということです。

1Fは結城紬の関連資料や道具などの展示。2Fは時代による結城紬の変遷を現物展示しています。

つむぎの館

○ショップは「結の見世」

正面入口左手に、総合案内所を兼ねる結城紬のショップ「結の見世」があります。車椅子では、店舗正面の出入口よりも、奥側の出入口からの利用がよりバリアフリーです。どちらのドアも手動ドアです。

ここにしかない結城紬のオリジナル商品があります。純国産の手工芸品です。

つむぎの館

○古民家陳列館は段差構造

結城紬を200点以上展示している、無料で鑑賞できる「古民家陳列館」があります。総合受付に申し込み、見学をします。

150年前の古民家を移築して陳列館にしたということ。出入口は段差があり、内部は畳敷きなので、車椅子での内部見学は難しい施設です。

つむぎの館

○障害者用トイレあり

敷地内にはトイレ棟があり、障害者用トイレが用意されています。見た目はやや古く、現時点ではトイレ設備はウォシュレットは付いていません。

つむぎの館

この他に土蔵や離れがあり、外部からだけですが自由に見学出来ます。「つむぎの館」は車椅子で利用出来る範囲は限定されますが、結城紬に関心のある方にお薦めします。

車椅子で行く浅草 浅草文化観光センター バリアフリー情報

東京都台東区、浅草。雷門の正面にある「浅草文化観光センター」は、障害者用トイレが3つある、車椅子での浅草観光の頼りになる拠点です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年10月の取材に基づいています。

 

○隈研吾氏の設計

B1は一般用トイレ。1Fが観光案内所。2Fは観光情報コーナーと授乳室。6Fは多目的スペース。7Fは展示スペース。8Fは展望テラス。隈研吾氏の設計による個性的な外観。内部はバリアフリーです。

 

○1Fの障害者用トイレが便利

車椅子浅草観光の第一の問題はトイレです。浅草文化観光センターで、障害者用トイレを借りることが出来ます。

エレベーターを利用せずに使える、1Fの「だれでもトイレ」がとても便利です。オストメイトに大人が利用出来る大型シートの用意があります。

 

○4Fと7Fにも障害者用トイレ

1Fの他に、4Fと7Fにも「だれでもトイレ」を用意。この2か所にはオストメイト、大型シートはありません。

浅草文化観光センター

○近づけないほど混むことも

浅草が空いている場合は、車椅子での浅草文化観光センターの利用に大きな問題はありません。1Fのトイレは見え難い場所にあるので、分からないときは観光案内所のスタッフに聞いてください。

問題は混雑時です。車椅子で観光センターに近づけないほど混むことがあります。

 

○混雑時のエレベーター利用は覚悟して

車椅子で観光センターに近づけないほどではなくても、ほぼ毎日浅草文化観光センターは混雑しています。10時から16時の間は、エレベーターは混むと覚悟をしてください。

その場合、4Fや7Fのトイレを利用すると、簡単にはエレベーターに乗れない可能性があります。

 

○利用時間は20時まで

お祭りの日、お正月、ゴールデンウィークなどは特別ですが、通常の日の場合、浅草は夕方になると空くことが多い街です。車椅子で混雑を避けるお薦めの作戦は、少し遅く観光に行くことです。浅草文化観光センターの利用時間は、20時までです。

浅草文化観光センターは、極端な混雑に巻き込まれなければ、車椅子での浅草観光の頼りになる拠点です。

車椅子で行く 九十九里ハーブガーデン バリアフリー情報

千葉県九十九里町の「九十九里ハーブガーデン」は、レストラン、ハーブ園、苗ショップなどがある施設で、フラット構造ではありません。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年12月の取材に基づいています。

 

○入園無料の人気施設

九十九里町の人気観光施設「九十九里ハーブガーデン」は入園無料。駐車場も無料です。オートキャンプ場とドッグランがある自然派の施設で、レストランは人気です。海水浴シーズンだけではなく、春から秋の週末はとても混雑する施設です。

九十九里ハーブガーデン

○駐車場は舗装路面

アクセスは車が便利です。施設全体未舗装ですが、駐車場は舗装されています。障害者用駐車区画はないので、乗降しやすい場所を選んで駐車してください。

駐車場からハーブガーデン施設内に入ると、ほぼ全域が未舗装です。路面が固く車椅子で通行可能な箇所もありますが、通行が困難な箇所もあります。

九十九里ハーブガーデン

○小さな段差とラフなスロープ

施設内に入り、すぐ右手にある建物がショップとレストランの棟です。棟への入口は小さな段差や急なスロープなどがあるので、ルートを選んで通行してください。出入口のドアは手動です。

棟内に障害者用トイレの用意はあります。レストランは可動式のテーブルと椅子なので、車椅子での利用は可能です。

九十九里ハーブガーデン

○ハーブ園はデコボコあり

ハーブ園、ハーブ畑があり、散策路があります。未舗装でデコボコがあるので、車椅子では行けるところまで。苗ショップへの路のデコボコは、かなり強烈です。

九十九里ハーブガーデン

九十九里ハーブガーデン

「九十九里ハーブガーデン」は、環境を活かした自然派の観光施設です。車椅子では、無理のない範囲で利用してください。