車椅子で行く軽井沢~旧三笠ホテル バリアフリー情報

軽井沢の観光スポット「旧三笠ホテル」は、館内に入るには階段を上り下足を脱ぐ仕様、2階建て構造でエレベーターはありません。車椅子のままでのホテル内覧は不可。車椅子からは外観だけの見学になります

しかしながら障害者手帳の提示で入館料は無料に減免されます。現地の状況を詳しく紹介します。

 

○アクセスは車

旧三笠ホテルは旧軽銀座から2km離れた場所に建ちます。自転車でのアクセスが人気ですが、車椅子利用者は車の利用が便利です。

敷地内には障害者用も含めて駐車スペースはありません。旧軽銀座方面から行くと、旧三笠ホテルを通り過ぎて200mほどの場所に、専用無料駐車場があります。

軽井沢~旧三笠ホテル バリアフリー情報

○駐車場は砂利路面で傾斜あり

この駐車場は未舗装で砂利面、近道の出入口は階段、車出入口は傾斜あり。車椅子には辛い駐車場です。健常な同行者が運転できるなら、車椅子利用者は旧三笠ホテル正面で乗降することをお薦めします。

軽井沢~旧三笠ホテル バリアフリー情報

○手帳で入館無料、障害者用トイレ有り

敷地入口に受付があり、ここで障害者手帳を提示すると本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

敷地内はフラット路面なので、車椅子で外観を見学することは出来ます。

トイレは敷地内に一戸建ての公衆トイレがあり、障害者用トイレが併設されています。

車椅子で訪れ、無料で入館し、ホテル外観を鑑賞し、トイレを借りて帰る。このような車椅子観光は可能です。

軽井沢~旧三笠ホテル バリアフリー情報

○外観は心配になるほど

遠目でみると解りませんが、近づいて観ると心配になるほどボロボロです。建物の内部も手が入っているとは言い難い管理状況です。

保存修理工事は、1Fが1982年、2Fが1984年、外部塗装が1989年、屋根葺替は2003年に実施。屋根はまだともかく、内部と外壁はメンテナンスされてから、それなりの年月が経過しています。また現在の建築基準に適合する耐震工事は、実施されていません。

旧三笠ホテルは、軽井沢町が管理する国の重要文化財です。

軽井沢~旧三笠ホテル バリアフリー情報

○ホテルの歴史

三笠ホテルは明治39年開業のホテルです。歴史の概略を紹介します。

設立者は音楽家山本直純氏の祖父。開業して5年で山津波に襲われ日本館が流出。赤字続きで大正期に明治屋が買収。戦時中は外務省軽井沢出張所に。敗戦でGHQが接収。その2年後には米軍の失火により別館が焼失。1952年ホテル業再開。赤字続きで1970年廃業。長銀に差し押され、1980年に軽井沢町に寄贈される。1983年に一般公開開始。ホテルの歴史は波乱万丈です。

 

 

旧三笠ホテルは車椅子での内覧は出来ませんが、外観の見学は可能です。

車椅子で行く軽井沢~ハルニレテラス バリアフリー情報

湯川の清流と100本の春楡の木が美しい人気観光施設「ハルニレテラス」は、車椅子で利用出来るバリアフリー施設です。より快適に車椅子で利用するための、現地の詳しい情報を紹介します。

 

○ベストの駐車場は星野エリアP2

アクセスは車が便利です。

「ハルニレテラス」の利用に絞った場合、車椅子でのベスト駐車場はP2です。障害者駐車区画は2台分あります。

駐車場はオフシーズンの平日を除き有料で、30分まで無料、以後有料で障害者減免はありません。

夏休みや週末は満車確率が高い駐車場です。観察する限り、夕方になるとやや空いてきます。車椅子で混雑日にお出かけの際は、16時以後の利用をお薦めします。

軽井沢~ハルニレテラス バリアフリー情報

○トイレはF棟に

「ハルニレテラス」内はウッドデッキ仕様で、段差箇所はスロープ対応。各ショップの動線もひどい段差はないので、施設内全般、車椅子での利用に大きな問題はありません。

障害者用トイレは一か所。F棟にあります。

現在のところ、貸し出し用の車椅子の用意はありません。

軽井沢~ハルニレテラス バリアフリー情報

○2つの段差箇所

車椅子で利用できないのは、川沿いに段差を下りるデッキと、階段のみの2Fにあるマッサージ店です。

軽井沢~ハルニレテラス バリアフリー情報

○遊歩道は車椅子可

「ハルニレテラス」から「トンボの湯」方面への遊歩道は、ウッドチップが固めに敷き詰められたバリアフリー歩道です。軽井沢らしい川沿いの散策路。一般的な車椅子なら、散策可能です。

軽井沢~ハルニレテラス バリアフリー情報

○ケラ池は段差の上

「ハルニレテラス」は「星野エリア」の一部。現地案内図やガイドブックなどには他の施設の案内も載ります。

「野鳥の森」のガイド拠点「ピッキオ」がある「ケラ池」。冬はスケートリンクになる素敵な池ですが、残念ながらバリア池。通常ルートでは階段の上になります。

強引に車椅子で行くとすると、急な坂を上り「ピッキオ」の建物側から「ケラ池」へ向かいますが、これも無理があるルートです。

「野鳥の森」は本当に森。車椅子向きではありません。

軽井沢~ハルニレテラス バリアフリー情報

○石の教会への坂道は車椅子では無理

「星野エリア」として「軽井沢高原教会」と「石の教会」が案内されています。地図では歩けるように見えますが、凄い急坂を上るルートなので、車椅子では無理です。この2つの教会ゾーンには無料駐車場があるので、車で行き直すことをお薦めします。

軽井沢~ハルニレテラス バリアフリー情報

○敵は混雑

「ハルニレテラス」はとにかく混みます。世界からの観光客も大勢います。夏休みシーズンは遠くの臨時駐車場に強制誘導されることもあるので、車椅子利用者はくれぐれもピークズラシを意識してください。

軽井沢~ハルニレテラス バリアフリー情報

 

「ハルニレテラス」は、軽井沢で一番人気のバリアフリー観光スポットです。夏休みなどトップシーズンは大混雑するので、車椅子での利用は注意が必要です。

車椅子で行く軽井沢タリアセン バリアフリー情報

塩沢湖の周囲に広がる複合リゾート「軽井沢タリアセン」。軽井沢らしい素敵な景観、洒落た洋館・美術館などからなる施設です。

しかしながら園内通路はオフロードで坂道あり、一部の施設は土足厳禁で階段構造ありと、車椅子での利用は苦戦します。主な施設の状況を詳しく紹介します。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

○アクセスと障害者減免

アクセスは車が便利です。駐車場は無料ですが、夏休みなどトップシーズンは有料で障害者減免はありません。

入園は有料で「ペンネ美術館」など別に入館料が必要な施設があります。料金は障害者手帳の提示で本人のみ半額に減免。また12月と1月は入園無料になり、別料金の施設の利用料も割引価格になります。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

○中央ゲート付近はバリアフリー

ショップやレストランがある中央ゲート付近はバリアフリーです。障害者用トイレは「レストラン湖水」の中にあります。

このバリアフリーエリアからの眺めだけでも、軽井沢らしい素敵な景観を楽しむことができます。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

 

以下、車椅子では苦戦する主な施設を紹介します。

 

○「ことりがよぶ道」はデコボコ

中央ゲートほど近くから始まる「ことりがよぶ道」。素敵な名称の遊歩道ですが、車椅子では苦戦するデコボコルートです。「睡鳩荘」までの道のりは、車椅子ではかなり無理しての通行になります。ゆっくり慎重に車椅子を進めてください。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

○「睡鳩荘」は土禁でエレベーターなし

タリアセンの景観を引き締める素敵な洋館が「睡鳩荘」。昭和6年築のヴォーリス建築です。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報ここは土足禁止でスリッパに履き替えての入館。1Fエントランス部はスロープ対応あり。車椅子を拭いて手動ドアを開けて入館します。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

館内1Fには、ヴォーリス建築風の障害者用トイレがあるので必見です。

2Fのバルコニーからの眺望は素晴らしいのですが、階段のみで車椅子では上れません。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

○「明治四十四年館」は急坂の上

「野の花美術館」と「レストランソネット」がある「明治四十四年館」は、明治44築の元軽井沢郵便局。ここへのアクセスは「睡鳩荘」横の「近道」からは階段路。「遊園地」経由のルートは急坂路。車椅子では近づくことが難しい場所です。

夏休みなどピーク時は隣接する「北口」がオープン。ただ「北口」から入ると、逆に車椅子で他のエリアに向かうのが困難です。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

○「ペイネ美術館」は土禁、入口は段差あり

「ペイネ美術館」は軽井沢に最初に建てられた別荘を利用した施設。入口には段差があり、土足禁止です。館内の中二階へはスロープですが、車椅子には辛い急坂スロープ。館内1Fの通路も狭い。車椅子ではかなり苦労する美術館です。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

○「イングリッシュローズガーデン」は段差路を回避

6月から9月の間バラが咲き続ける「イングリッシュローズガーデン」。散策路を進むと段差路に誘導されますが、周回路なので平路を進んで下さい。帰りも同じルートです。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

未舗装路もありますが、ここは車椅子でもなんとか通行できるデコボコレベルです。

軽井沢タリアセン バリアフリー情報

 

軽井沢タリアセンは、車椅子では苦戦する箇所が多いリゾート施設ですが、中央ゲート付近は無理なく車椅子で利用できます。