栃木県那須烏山市にある、清酒の貯蔵熟成に使われている洞窟です。1月~12月末の土日祝日、ゴールデンウィーク、お盆期間は見学可、それ以外の日は予約制で見学できます。見学のスケジュールについてはHP等でご確認ください。洞窟内の気温は年間を通じて10℃前後。現在一升瓶を中心に約13万本が貯蔵されているそうです。
どうくつ酒蔵は島崎酒造さんの本店から約2㎞離れた山中にあります。アクセスは車が便利。来場者用の無料駐車場が用意されています。
最も洞窟に近い場所が「おもいやり駐車場」になっています。
おもいやり駐車場の後ろにあるのがトイレ棟です。ただし一般トイレのみでバリアフリートイレはありません。
どうくつ酒蔵は有料の施設で、見学料の障がい者減免制度はありません。受付で見学料を支払うと、音声ガイド機能があるタブレットを貸していただけました。団体で見学する場合は、スタッフの案内があるそうです。
洞窟の入口は鉄製の扉。通常は正面から見て右側の小さなドアを自分で開けて入ります。今回取材時は車椅子利用者のために、スタッフが同行して左側の大きな扉を開けてくださいました。
洞窟内から出入口のドアをみると、車椅子利用者は大きな扉を利用した方が便利なことがよくわかります。
洞窟は、第二次世界大戦末期に戦車の製造のために建造された地下工場の跡地です。入口の近くに案内板が設置されています。
洞窟内の見学ルートはフラットな構造です。車椅子で全ルート見学できます。
ただし洞窟内の売店は階段の下にあります。
車椅子では売店は利用できません。
洞窟内がいかに日本酒の貯蔵に適した環境か、解説されています。
3年、10年、20年ものの大吟醸が案内されていました。
島崎酒造のどうくつ酒蔵は車椅子で見学ができる施設です。
(本稿は2025年5月に執筆しました)