名酒の試飲が楽しめる 日本の酒情報館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都港区西新橋にある日本酒造組合中央会が運営する施設で、日本酒、焼酎、梅酒など日本の名酒を有料で試飲して、気に入ったお酒は購入できる「情報館」です。

外堀通り沿い「日本酒造虎ノ門ビル」1Fにあります。ビルのエントランスにサインが置かれています。

日本の酒情報館

この入口からビルに入ると、エレベーターホールの先にバリアフリートイレがあります。

日本の酒情報館

一般的なサイズの個室でウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。一般トイレはありません。

日本の酒情報館

トイレの先が日本の酒情報館の入口です。ビル内には段差はありません。

日本の酒情報館

この入口は裏口で、外堀通りの反対側、ビル北側に日本の酒情報館のメインエントランスがあります。

日本の酒情報館

メインエントランスのほうが、よりスペースに余裕がある入口です。

日本の酒情報館

試飲はカウンターで注文して料金を支払います。単銘柄での注文もできますが、3銘柄をセレクトした「本日のセット」が人気です。そして館内に設けられている試飲席に移ります。可動式のテーブル席なので車椅子で利用できます。注文した試飲銘柄が注がれたグラスとチェイサーをスタッフが席に届けてくれます。壁面棚には、様々な銘柄の日本の酒が展示されています。また館内に銘柄リストがあり、お土産にお酒を買うことができます。

日本の酒情報館

日本の酒情報館は車椅子で利用できる施設です。営業時間は平日の10時から18時です。

東京にあるユニークな施設を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年1月に執筆しました)

赤坂サカス・Bizタワー 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都港区にあるTBS「赤坂サカス」は、傾斜地にありますが車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

TBS「赤坂サカス」

施設の全体概要です。メインの商業施設は「赤坂Bizタワー」のB1から2Fの3フロアです。その並びにはTBSストアなどが入る別棟があります。

TBS放送センター前に広がる広場は「Sakasu広場」。その横には入場無料の「TBSギャラリー」があります。

文化施設としては2つのホール「TBS赤坂ACTシアター」と「マイナビBLITZ赤坂」があり、エンターテイメントや音楽イベントが開催されます。

TBS「赤坂サカス」

車椅子でのアクセスの状況です。千代田線赤坂駅と直結しています。

千代田線赤坂駅

改札から出ると右側にエレベーターがあり、B1と1Fで赤坂Bizタワーに連絡します。

千代田線赤坂駅

赤坂Bizタワーに有料の地下駐車場があり、身障者用駐車区画はB3に1台分用意されています。

赤坂Bizタワーに有料の地下駐車場

駐車料金の障がい者減免制度はありません。施設の利用による駐車料金サービスはあります。

赤坂Bizタワーに有料の地下駐車場

赤坂Bizタワーのバリアフリー状況です。2008年に開業した施設です。基本的なバリアフリー要件は満たしています。

赤坂Bizタワーのバリアフリー状況

フロア内はフラット構造で、上下階移動はエレベーターで可能。バリアフリートイレはB1から2Fまで各階にあります。

赤坂Bizタワーのバリアフリー状況

別棟との間の空間は「仲通り」で、フラットな舗装路面です。

赤坂Bizタワーのバリアフリー状況

飲食店や物販店、サービス店が45店舗入ります。B1の飲食店の中には、店内が狭く車椅子での利用が不向きな店舗もあります。全体としては、車椅子で利用できるお店が多数です。

赤坂Bizタワーのバリアフリー状況

Sakasu広場とTBSギャラリーのバリアフリー状況です。Sakasu広場とその周辺はフラットで、車椅子で移動できます。

Sakasu広場とその周辺

TBSギャラリーの出入口は小さな段差がある構造ですが、気をつけて移動すれば、車椅子での通行は可能です。

TBSギャラリー

TBSギャラリー内はフラットな構造です。バリアフリートイレもあります。

TBSギャラリー

赤坂サカス内にある急坂道は「Sakasu坂」。Sakasu広場の横から「TBS赤坂ACTシアター」横までの傾斜路です。坂の横は階段路があります。この坂を回避できるルートがあります。

Sakasu坂

坂の上は赤坂Bizタワーの2Fから横移動で進めます。エレベーターで2Fへ上り、2F出入口から移動するのが便利です。「赤坂アプローズスクエア迎賓館」は、この高さにあります。

赤坂アプローズスクエア迎賓館

周辺はアップダウンが多い地形ですが、赤坂サカスは車椅子で利用しやすいバリアフリー施設です。

「東京ガーデンテラス紀尾井町」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年11月の取材に基づいています)

伝統工芸 青山スクエア 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都港区、青山通りに沿いにある「伝統工芸 青山スクエア」は、日本各地の伝統的工芸品を展示販売する施設です。車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

伝統工芸 青山スクエア 

1974年に制定された「伝産法」に基づき、経産省指定の伝統的工芸品232品目を展示販売する施設です。

運営は一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会で、商品は定期的に入れ替わり、常時130品目、3,500品程度が展示販売されています。

池袋メトロポリタンプラザにあった「全国伝統的工芸品センター」が前身で、この青山の地に移転したのが2012年です。

伝統工芸 青山スクエア 

来場者用の駐車場はありません。青山一丁目駅から徒歩3分の案内です。青山方面からアクセスすると、アップダウンの少ないルートです。赤坂方面からは坂道を上ります。エントランスに段差があります。段差解消箇所は正面からみて左側です。

伝統工芸 青山スクエア 

店内のバリアフリー状況です。出入口のドアは自動ドアです。店内はフラットで段差はありません。

実用的な工芸品が並ぶ「常設展示」。その時々で企画される「特別展示」。実演で職人の熟練の技を見る「匠コーナー」などがあります。店内の通路は車椅子で移動出来る幅が確保されています。車椅子で利用できないコーナーはありません。トイレはビル共用で、バリアフリートイレはありません。

 

青山通りに沿いにある「伝統工芸 青山スクエア」

「全国各地の伝統的工芸品が一堂に集まる日本唯一のギャラリー&ショップ」です。販売される商品は、高額の逸品から百円単位の商品まであります。買わずに見るだけでも問題はありません。

買い物をする場合は、友の会への入会が検討事項です。入会金・年会費は無料。ポイントは5%の還元率。次回の利用から1ポイント1円で使用できます。年間10万円以上の利用でプラチナ会員になると、ポイントが10%になります。

全国各地の伝統的工芸品が一堂に集まる日本唯一のギャラリー&ショップ

伝統工芸 青山スクエアは、バリアフリートイレはありませんが、車椅子で利用できる施設です。

2018年10月にリニューアルオープンした「とらや赤坂店」のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年11月の取材に基づいています)