東京都江東区の「砂町銀座商店街」は、約180店舗が営業する人気商店街です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

ある調査では、巣鴨、横浜元町に次いでお出かけしたい商店街に選ばれたという下町の商店街です。丸八通りと明治通りを結ぶ商店街です。道幅約4mで、日中は歩行者専用道路になります。特別なバリアフリーへの配慮はありません。むしろ通路が狭く人が多いので、混雑時は車椅子での通行に苦戦します。

アクセスは、電車では都営新宿線とメトロ東西線の間になり、どちらからもそれほど近くはありません。それでも巨大な近隣商圏人口を背景に、更に観光客の来場もあり、驚くほどの集客力を誇っています。
車利用の場合、最も近い駐車スペースは商店街の東側の丸八通りにあるパーキングメーターです。経験上休日の午後でも、商店街入口から少し離れれば空いてる確率が高い駐車スペースです。
身障者用駐車スペースがある「北砂アリオ」の有料駐車場を利用することもできます。徒歩で10分程度の距離です。その他近隣にコインパーキングは複数あります。

週末は混みます。午後がピークで、午前中は比較的空いていますが、お昼になると混み始めます。
焼き鳥、おでん、コロッケ、お寿司、お惣菜、お寿司屋さん・・・・美味しくて安いお店が人気です。チェーン店も出店していますが、地元の食関係の商店が人気です。焼き鳥、おでんなどは複数の販売店があり、行列ができるお店があります。道端に車椅子で並んでも特に迷惑はありません。
道に向かってオープンに品を揃えて売っているお店は、狭い店内に車椅子で入ることなく買い物ができます。

人気の食事処はかなり早い時間から満席になり、2時3時でもまだ混んでいます。飲食店は車椅子では利用しにくい狭いお店、2階席のお店があるので注意してください。

商店街内にバリアフリートイレは確認できていません。近隣のSC「北砂アリオ」内にバリアフリートイレがあります。
砂町銀座商店街は、バリアフリーへの配慮はとくにありませんが、車椅子でもお店を選べば買い物が楽しめる商店街です。

アクセス手段とトイレ休憩タイミングを注意深く計画して、人気の商店街に車椅子でお出かけください。
(本稿は2020年11月に加筆修正しました)