埼玉県 道の駅龍勢会館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅龍勢会館

埼玉県秩父市の旧吉田町にある道の駅です。施設としては1992年に開業。道の駅登録は1998年です。したがって全体的にかなり古い設計の施設です。

道の駅龍勢会館

「龍勢」とは旧吉田町に伝わる手作りロケットのこと。毎年10月に「龍勢祭り」が開催され、27の流派による手作りロケットの打ち上げが行われます。

道の駅龍勢会館

駐車場は3区画に分かれ、合計で74台を収容。身障者用駐車スペースは計3台分用意されています。

道の駅龍勢会館

施設棟があるエリアの駐車場に1台分あります。

道の駅龍勢会館

バリアフリートイレは、施設棟があるエリアとは道を隔てた駐車場内にあるトイレ棟内に1つあります。他の施設内にはありません。

道の駅龍勢会館

施設は、物販店と食事処が入るメイン棟、有料施設の「龍勢会館」と「秩父事件資料館」、屋外に「福寿草園」という構成です。

道の駅龍勢会館

物販店は「龍勢茶屋」。店内はフラットですが、通路幅はあまり余裕がありません。混雑すると車椅子での買い物は苦戦します。

道の駅龍勢会館

新鮮野菜、味噌、饅頭など、地元吉田の特産品がいっぱいに並ぶ、ボリューム感のある品揃えが楽しいお店です。

道の駅龍勢会館

同じメイン棟に入る食事処は「にぐるまやダイニング」。「とうふのステーキ」や「あらびきハンバーグ」などがいただけるお店です。

道の駅龍勢会館

「にぐるまやダイニング」は2021年4月に開店したお店で、出入口は手動ドアですが、店内はフラットな構造で、可動式のテーブル席があります。

道の駅龍勢会館

「龍勢会館」は旧吉田町に伝わる「龍勢祭り」を紹介する資料館です。段差回避スロープが設置されていますが、破損個所があり、そこにはパイロンが置かれていました。

道の駅龍勢会館

入口は「秩父事件資料館」と共通の受付で、1枚目のドアは自動ドアです。有料施設「龍勢会館」と「秩父事件資料館」は、入場料の障がい者減免制度はありません。

道の駅龍勢会館

土足禁止の施設で、入口で車椅子を拭いて、段差を乗り越えて入館します。館内は一部を除いて車椅子で見学が可能です。

道の駅龍勢会館

「秩父事件資料館」は2005年の開館。秩父事件を題材にした映画の撮影のために復元された、事件首謀者である井上伝蔵邸を撮影終了後に移築したもので、車椅子での見学は一部を除き可能です。

道の駅龍勢会館

展示室内では、秩父事件関係資料のほか、撮影時の衣装・小道具等が展示公開されています。

道の駅龍勢会館

「福寿草園」は無料公開されています。このエリアは未舗装路面なので、福寿草の開花シーズンは霜が降りることがあり、晴れていても路面が荒れている可能性があるので注意してください。

道の駅龍勢会館

1992年からの伝統がある施設で、有料の資料館が2館あります。道の駅龍勢会館はユニークな道の駅です。

(本稿は2022年3月に加筆修正しました)