酉の市で有名な浅草の鷲神社と長国寺。東京都台東区千束の地に並んで建つ神社と寺院で、「神社のおとりさま」が「鷲神社」、「お寺のおとりさま」が「長国寺」です。長国寺は1630年の開山。その後1868年に明治政府の「神仏分離令」で寺社引き分けが行われ、現在に至っています。

11月の酉の市の日は、大混雑します。本稿では酉の市ではない、通常の日の車椅子での参拝方法を紹介します。

鷲神社には参拝者用無料駐車場があります。長国寺と鷲神社の間の一方通行路を国際通りから左折します。すぐ右側に駐車場の入口があります。

酉の市の日は、この駐車場が会場になります。

通常の日は、あまり混雑しない駐車場です。駐車場はフラットな舗装路面で、身障者用駐車スペースの設定はありませんが、乗降しやすい場所を選び、車椅子で利用できるはずです。

駐車場から社殿へはフラットな舗装路面を通り移動できます。

徒歩で参拝する場合は、国際通りから参道に入ります。参道に段差は無く、車椅子での通行は可能です。小鳥居は天保10年の建立です。

参道の横にある有料駐車場内のトイレ棟に、バリアフリートイレが用意されています。

参道の横には正岡子規と樋口一葉の碑などが建っています。現時点では、境内に隣接する住宅の一棟が大きく傾いています。近づかないほうが安全です。

参道の反対側に鷲神社の手水舎があります。微妙な段差がある構造で、車椅子で手を浄められるかはその人の状況次第。介助者がいればなんとかなります。

参道には参拝者の列。通常日でもこの程度の混雑は珍しくありません。

参拝所へはスロープ路で上がります。

やや傾斜の強いスロープです。慎重に車椅子を移動してください。

参拝の前に手指消毒をし、「なでおかめ」を撫でた後に、もう一度手指消毒をします。

スロープの横にある絵馬掛けの周辺には段差はありません。

昇殿祈祷はバリアフリー仕様ではありません。受付場所が段差の上です。

渡殿は階段で上がります。御朱印の受付は渡殿の下の1Fです。

国際通りから始まる長国寺の参道はフラットな舗装路面です。

本堂の前が駐車場ですが、一般利用はできません。

本堂は段差構造で車椅子では中に入ることはできません。車椅子では参拝所の段差の手前からのお参りになります。

浅草おとりさま、鷲神社はスロープを上がり車椅子で参拝ができます。長国寺は段差の手前から車椅子でお参りします。
沖田総司終焉の地であり、招き猫発祥の地である浅草「今戸神社」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年1月に執筆しました)