千葉県館山市の中村屋さんは、館山市民のソウルフードといわれるほど、地元の人に人気があるパンとお菓子のお店です。創業は大正8年。地域のパン屋さんとして歴史を刻んできました。
中村屋館山バイパス店「中パンカフェ」は、通称「なかぱん」で知られるお店です。開店から閉店まで、駐車場は満車が続くことが珍しくありません。「なかぱん」のバリアフリー状況を紹介します。
駐車場から店舗エントランスにかけて、段差のない構造です。
出入口はフラットな構造の自動ドア。今回取材時はコロナ対策で、自動ドア機能は停止され、ドア半分が固定的に開けられていました。それでも普通サイズの車椅子は通過できます。
店内に段差はありません。トイレは一般の男女別トイレだけで、バリアフリートイレはありません。
食パンやフランスパンのコーナー、菓子パンコーナー、総菜パンコーナー、サンドイッチコーナー、ケーキコーナー、菓子コーナー、アイスクリームコーナーなどがあります。店内通路はあまり広くはありませんが、車椅子で移動可能な幅は確保されています。
店舗の奥がカフェコーナーで、カフェメニューをオーダーしていただくだけではなく、購入したパンやケーキをいただくイートインスペースとしても利用できます。お水はセルフサービスですが、カフェメニュー商品はスタッフが席まで届け、下膳もスタッフが行います。可動式テーブル席があるので、利用しやすい席を確保できれば車椅子で利用できます。
大人気の中村屋館山バイパス店「中パンカフェ」は、大混雑を避けることができれば、車椅子で買い物と食事ができるお店です。
(本稿は2022年3月に執筆しました)