宇都宮 長岡百穴古墳 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

宇都宮 長岡百穴古墳

栃木県宇都宮市にある、7世紀ごろに造成された横穴墳墓です。その数は52基。車椅子で簡単に見学できます。

宇都宮 長岡百穴古墳

宇都宮市長岡町を走る宇都宮環状道路から入る、無料駐車場があります。駐車場の北側の長岡街道に面して長岡百穴古墳はあります。したがって駐車場から、あるいは車の中から、その全貌を見学できます。

宇都宮 長岡百穴古墳

宇都宮 長岡百穴古墳

駐車場から車椅子で長岡街道に出て、街道を横断するとより横穴墳墓に近づきます。最も車椅子で近づけるのは、百穴観音堂の付近。舗装されたスペースがあります。

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ここ以外は、歩道のない長岡街道の車道からの見学になります。

各横穴の中にそれぞれ観音像が浮き彫りされているのが、駐車場からでも見ることができます。この観音像は室町時代以後に彫られたものです。各横穴の入口付近には切込みがあるので、元々は扉石があったと推定されています。

宇都宮 長岡百穴古墳

宇都宮 長岡百穴古墳

宇都宮環状道路は交通量が多い幹線道路です。そして長岡百穴古墳の周辺には、数多くのロードサイド店が建ち並びます。そのような環境の中に、突然7世紀の遺跡が現れる。この違和感がとても面白い史跡です。

(本稿は2020年11月に執筆しました)

宇都宮城の一部を再現した「宇都宮城址公園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。