銀座メゾンエルメス フォーラムで「ル・パルクの色 遊びと企て‐ジュリオ・ル・パルク展」が開催されています。観覧は無料。会期は2021年8月13日から11月30日までですが、社会情勢によっては変更になる可能性があります。

ジュリオ・ル・パルクは1928年生まれ。90歳を過ぎた現在でも活動をしているアーティストです。展示会場では、ル・パルク氏を紹介するパネル展示と、本人がこれまでの創作とアートを語る映像が放映されるコーナーがあります。

展示はメゾンエルメスビルのファザードから始まっています。ファザード展示は一足早く10月中旬ごろに終了する予定です。

本展はメゾンエルメスビル8Fと9Fの2フロアを使用しています。ソニー通り側のエレベーターが入口。そこからはスタッフの誘導に従ってください。検温、手指消毒をしてエレベーターに乗ります。エレベーターのかごは、一般的な車椅子が十分に入る大きさです。エレベーター内から見える、ビルの内壁にもアートが用意されています。
観覧は、最初は9F、次に8Fの順です。健常者は9Fから8Fへ階段で移動しますが、車椅子利用者はエレベーターで移動します。観覧後は8Fから1Fへ。行きと同じソニー通り側のエレベーターで移動します。
9Fの展示は主題である「色」から。下の写真は微妙に動くことで造形される白のグラデーション。

そして14色のシリーズ。

8Fではエルメスフォーラムの大きな空間を使用した大型作品が展示されています。


ガラス壁面越しにファザード展示が輝く構成です。

巨大な作品は「鋼球」。このアートスペースで、ル・パルク氏がアートを語る放映が行われています。

ル・パルク氏が目指しているのは「鑑賞者との開かれた出会い」。色と遊びの試みと企てを楽しむ、車椅子で観覧できる展示会です。