創建は745年。平清盛の長男、重盛が眠る古寺です。また小松寺は、枝垂れ桜の古木が何本もある桜の名所として人気です。それでも、人混みが気になるほどの混雑には滅多になりません。
とても静かな趣のあるお寺で、基本的にはバリアフリーではありません。車椅子でお参りをして確認した、現地の状況を紹介します。
アクセスは車が便利です。県道に面して始まる参道は階段です。県道沿いに最初の枝垂れ桜があります。とても趣のある階段参道ですが、車椅子利用者は坂の上の駐車場を目指してください。10台強を収容する参拝者用駐車場があります。
駐車場から境内へは高低差が少ない、車椅子で移動できる路面です。境内には巨大な枝垂れ桜の古木が二本あります。樹齢は約100年と伝えられます。
桜ファンの間にでは有名な銘木です。駐車場から移動してすぐの場所にあるので、車椅子で鑑賞できます。
水戸光圀公お手植えの枝垂れ桜の二代目です。初代は元禄六年に植えられた記録があるそうです。
とても重みのある古木で、一本桜としての風格があります。ソメイヨシノよりもやや早い時期に開花します。
境内のバリアフリー状況です。枝垂れ桜の横を通過して本堂の前、そして観音堂の前までは、舗装路を通り移動できます。
ただし本堂、観音堂とも、堂に上がるには階段がある構造です。
階段参道の先にある唐門は、境内側から鑑賞できます。
平重盛公の墓は、階段路の上なので車椅子ではお参りできません。
城里町の小松寺は、車でアクセスすれば車椅子で枝垂れ桜を楽しめます。境内は部分的ではありますが、車椅子でお参りが出来ます。
茨城の花の寺「高根山大山寺」を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2020年4月に執筆しました)