東京都葛飾区の「葛飾区郷土と天文の博物館」は、車椅子利用者への配慮がある大型の施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
市区町村の博物館としては大規模な施設です。2Fが「郷土のフロア」で、葛飾区の歴史民俗資料館的な展示室などがあります。
3Fは常設の「天文展示室」と「プラネタリウム」。4Fはない構造で、5Fに「天体観測室」とホールがあります。

お花茶屋駅から徒歩8分の案内です。収容が15台の来館者用の無料駐車場があり、身体障がい者の利用に限り駐車場の予約が出来ます。博物館に電話を入れ、来館日時、氏名、連絡先などを伝えて予約します。原則、予約は1台のみ受け付けるそうです。現地で施設管理スタッフに駐車場予約者であることを申告すると、駐車スペースに誘導していただけます。

駐車場内に身障者用駐車区画が1台分ありますが、やや駐車が難しい場所にあります。今回取材時は、一般駐車区画の右端のスペースが、予約者用として確保されていました。

博物館は有料の施設で、常設展とプラネタリウムは別料金になります。障がい者減免制度があり、本人と介助者2名までの入館料および観覧料が無料に減免されます。ただしコンサートなど特別なイベントはその企画次第です。
1Fの受付で障害者手帳等を提示して、入館手続き及び観覧手続き行ってください。入館証とプラネタリウムの観覧券を発券していただく運用です。

博物館のエントランスから館内入口まではフラットな構造で、出入口は自動ドアです。車椅子での出入りに問題はありません。

バリアフリートイレは1Fと2Fにあります。ユニバーサルベッドはありません。赤ちゃん用のベビーシートやベビーベッドは用意されます。

エレベーターは1基。各フロア内はほぼフラットな構造です。

3Fのエレベーターホールに、数種類の望遠鏡を実際に覗き見るコーナーがあります。ここだけは段差構造で、車椅子では利用できません。

展示のバリアフリー状況です。2Fの「郷土のフロア」は、「かつしかの歴史」と「かつしかのくらし」などで構成されます。

「かつしかのくらし」コーナーは、昔の家屋の再現展示などがあり、以前は一部車椅子では見学ができない箇所がありましたが、バリアフリーに改修されて2020年にリニューアルオープンしました。

3Fの「天文展示室」は、2018年6月にリニューアルオープン。前出の「望遠鏡コーナー」以外は車椅子で見学できます。今の太陽を観察できるコーナーもあり、天文展示室の内容は大人も楽しめるレベルです。

プラネタリウムのバリアフリー状況です。3Fのプラネタリウムも、2018年6月にリニューアルオープンしました。座席を外した車椅子用のスペースが、館内最前列2か所に各1台分が用意されています。

新鋭の投影機と音響。オリジナルコンテンツ作品が生解説で楽しめるハイレベルなプラネタリウムです。

3Fの改修が2018年に完了、2020年には2Fの改修が完成、バリアフリーレベルが上がりました。「葛飾区郷土と天文の博物館」は車椅子で利用できる博物館です。
東京にある郷土博物館を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年1月に加筆修正しました)