群馬県太田市郊外にある日本百名城「金山城」を紹介する無料公開施設です。金山城は部分的に復元されていいますが、段差、アップダウン、長距離移動などの問題があり、車椅子での見学、散策は無理のない範囲に限られます。「太田市立史跡金山城跡ガイダンス施設」は、車椅子で見学ができるバリアフリー仕様。設計は隈研吾氏です。
太田駅から徒歩40分の案内。金山城の中腹に建てらえた施設で、アクセスは車が便利です。
ガイダンス施設前の駐車場は普通車用10台、身障者用1台の駐車区画があります。収容台数が少ないので、今回取材時は駐車場の空き待ちが発生していました。徒歩圏に市営の無料駐車場が複数ありますが、そこからのルートはアップダウンがきついので、車椅子利用者は施設前駐車場の利用をお薦めします。

施設は傾斜地に建つ2フロア構造です。

1Fから2Fへの外壁はこのようなデザイン。

駐車場からは1Fエントランスから館内に入ります。ガイダンス施設は2F。健常者はこの階段で2Fへ上がります。

バリアフリートイレは1Fと2Fにそれぞれあります。下の写真は1Fのトイレ。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイトが備えられています。ユニバーサルベッドはありません。

車椅子利用者は1基あるエレベーターで2Fへ上がります。かごは一般的なサイズで、普通の車椅子は余裕で入ります。

2Fはフラット構造。館内の天井もデザインされています。

山の中腹の傾斜地であることを利用して、2F部に中庭があります。

2Fにもエントランスがあります。エントランスそのものはバリアフリー仕様ですが、ここから出ると階段路か山道に進みます。金山城跡ハイキングの途中に立ち寄る場合は、便利な出入口です。

ガイダンス施設の入口です。内部はフラットでバリアフリーな展示室です。室内展示は写真撮影が禁止されています。

展示内容は、金山城の歴史解説、出土品、重要な歴史上の出来事を再現したジオラマなど。車椅子で見にくい気になる展示はありません。
展示室を出ると金山城の2つの模型があります。これは「大手虎口模型」。城の防御ラインです。

もう一つは「物見台・馬場下通路模型」。地形を活用した守りの要所です。

2Fのガイダンス施設とは反対側は、「太田市金山地域交流センター」として市民に利用されています。

金山城跡それ自体の見学散策は、車椅子では限定的な範囲に限られますが、金山城跡ガイダンス施設はバリアフリー仕様です。
新田義貞で名高い新田氏の荘園を開設する「新田荘資歴史料館」と「歴史公園」の情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2021年10月に執筆しました)