群馬の名刹 大光院 呑龍様 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

群馬県太田市金山町にある、徳川家康の命で1613年に創建された浄土宗の大寺院です。開山にあたり芝増上寺から呑龍上人が迎えられました。当時は捨て子や子供の間引きなどの非道が横行していた時代。呑龍上人は捨て子や貧しい人々の子供を、弟子という名目で寺に受け入れ、寺の費用で養育しました。このため「子育て呑龍」と尊敬され、現在でも安産・子育祈願の名刹として信仰されています。

大光院 呑龍様

車椅子でお参りをして確認した、現地のバリアフリー状況です。

アクセスは車が便利です。境内の横に参拝者用の未舗装路面駐車場があります。路面はかなり荒れています。駐車区画は線引きされていません。車椅子利用者は、なるべく出入口に近い、デコボコの少ない場所に車を停めることをお薦めします。

大光院 呑龍様

駐車場から舗装路を通り境内に向かいます。ここは車椅子で問題なく移動できます。

大光院 呑龍様

その途中の公園エリアに公衆トイレがあり、バリアフリートイレが用意されています。

大光院 呑龍様

開山堂がみえる地点までくると、その先は未舗装路面の境内。車椅子では通行が辛い、砂利路面の境内です。なるべく砂利が薄い場所を選び、境内の奥へ車椅子で何とか移動できました。

大光院 呑龍様

山門からの参道は、フラットですが車椅子に衝撃がくるゴツゴツの石畳です。

大光院 呑龍様

参道の途中に手水舎があります。段差構造のため車椅子で近づくのは困難です。苦し気な表情の4人が水桶を支えています。

大光院 呑龍様

手水舎の中に、立派な記号が掲げられています。

大光院 呑龍様

ゴツゴツ参道は本堂まで一直線に続きます。

大光院 呑龍様

本堂と開山堂は、趣のある渡り廊下でつながっています。一般参拝客は渡ることができません。

呑龍上人が祀られる開山堂へも、ゴツゴツ参道が伸びています。無理をして車椅子で進めば、段の下からになりますが、開山堂にお参りができます。

大光院 呑龍様

境内にある大迫力の「臥龍松」。砂利路面を無理して進めば、車椅子で近づけます。

大光院 呑龍様

大きな梵鐘と銀杏の大木。ここにも頑張れば車椅子で近づけます。

大光院 呑龍様

境内はバリアフリーではありませんが、大光院、呑龍様の開山堂は、少し無理をすれば車椅子でお参りが出来ないことはありません。

太田市郊外にある日本百名城「金山城」を紹介する無料公開施設「金山城跡ガイダンス施設」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年10月に執筆しました)

日本百名城 金山城跡ガイダンス施設 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県太田市郊外にある日本百名城「金山城」を紹介する無料公開施設です。金山城は部分的に復元されていいますが、段差、アップダウン、長距離移動などの問題があり、車椅子での見学、散策は無理のない範囲に限られます。「太田市立史跡金山城跡ガイダンス施設」は、車椅子で見学ができるバリアフリー仕様。設計は隈研吾氏です。

太田駅から徒歩40分の案内。金山城の中腹に建てらえた施設で、アクセスは車が便利です。

ガイダンス施設前の駐車場は普通車用10台、身障者用1台の駐車区画があります。収容台数が少ないので、今回取材時は駐車場の空き待ちが発生していました。徒歩圏に市営の無料駐車場が複数ありますが、そこからのルートはアップダウンがきついので、車椅子利用者は施設前駐車場の利用をお薦めします。

金山城跡ガイダンス施設

施設は傾斜地に建つ2フロア構造です。

金山城跡ガイダンス施設

1Fから2Fへの外壁はこのようなデザイン。

金山城跡ガイダンス施設

駐車場からは1Fエントランスから館内に入ります。ガイダンス施設は2F。健常者はこの階段で2Fへ上がります。

金山城跡ガイダンス施設

バリアフリートイレは1Fと2Fにそれぞれあります。下の写真は1Fのトイレ。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイトが備えられています。ユニバーサルベッドはありません。

金山城跡ガイダンス施設

車椅子利用者は1基あるエレベーターで2Fへ上がります。かごは一般的なサイズで、普通の車椅子は余裕で入ります。

金山城跡ガイダンス施設

2Fはフラット構造。館内の天井もデザインされています。

金山城跡ガイダンス施設

山の中腹の傾斜地であることを利用して、2F部に中庭があります。

金山城跡ガイダンス施設

2Fにもエントランスがあります。エントランスそのものはバリアフリー仕様ですが、ここから出ると階段路か山道に進みます。金山城跡ハイキングの途中に立ち寄る場合は、便利な出入口です。

金山城跡ガイダンス施設

ガイダンス施設の入口です。内部はフラットでバリアフリーな展示室です。室内展示は写真撮影が禁止されています。

金山城跡ガイダンス施設

展示内容は、金山城の歴史解説、出土品、重要な歴史上の出来事を再現したジオラマなど。車椅子で見にくい気になる展示はありません。

展示室を出ると金山城の2つの模型があります。これは「大手虎口模型」。城の防御ラインです。

金山城跡ガイダンス施設

もう一つは「物見台・馬場下通路模型」。地形を活用した守りの要所です。

金山城跡ガイダンス施設

2Fのガイダンス施設とは反対側は、「太田市金山地域交流センター」として市民に利用されています。

金山城跡ガイダンス施設

金山城跡それ自体の見学散策は、車椅子では限定的な範囲に限られますが、金山城跡ガイダンス施設はバリアフリー仕様です。

新田義貞で名高い新田氏の荘園を開設する「新田荘資歴史料館」と「歴史公園」の情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年10月に執筆しました)

太田市美術館・図書館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県太田市の太田駅北口前に、2017年に開館した文化施設です。コンセプトは「まちに創造性をもたらす、知と感性のプラットフォーム」。太田市の未来を担う人材「創造的太田人」の育成を担う、美術館と図書館です。

駅前立地ですが40台を収容する来館者用駐車場があります。身障者用駐車スペースは3台分あり、施設利用者は2時間まで無料になります。退館時に美術館受付で認証手続きを行なってください。

太田市美術館・図書館

身障者用駐車スペース付近から、施設を見上げた写真です。円形のユニークな構造が特徴的です。

太田市美術館・図書館

身障者用駐車スペース側の西エントランスです。段差のない構造で出入口は自動ドアです。

太田市美術館・図書館

そこから館内に入ります。右側はコインロッカーです。

太田市美術館・図書館

その先の左側に、館内で唯一のバリアフリートイレがあります。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイトが備えられています。ユニバーサルベッドはありません。

太田市美術館・図書館

太田市美術館・図書館は3フロア構造で、各フロアに美術館と図書館のスペースが配置されています。2つの施設を分離するのではなく、一体化する狙いです。ただし館内の図書館は撮影禁止。美術館は今回取材時は撮影OKでした。

館内にエレベーターは1基。かごは一般的なサイズで、普通サイズの車椅子は余裕で入ります。

図書館は、世界 6 0ヵ国以上から集めた12,000冊を超える絵本と児童書、そして9,000冊のアートブックを蔵書。新感覚の開放的な書架に収蔵、展示されています。

下の写真の右側が1Fの美術館受付、左側が1Fの図書館エリア、手前がショップです。

太田市美術館・図書館

1Fにガラス壁のカフェがあります。ガラス越しに見えるのは太田駅です。

太田市美術館・図書館

美術館は1Fから3Fまで、それぞれ展示室があります。美術館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。

太田市美術館・図書館

展示室内はフラットな構造。車椅子で問題なく観覧できます。今回取材時は、「森竹巳 造形実験の軌跡」展が開催されていました。

太田市美術館・図書館

1Fからスロープで上がと、ガラス面で囲まれた「イベントスペース」があります。ここも展示会場として使用されていました。

太田市美術館・図書館

美術館の1Fと2F展示室は「創造の道」というスロープ路で結ばれています。傾斜は緩やかで車椅子で通行可能です。ここの壁面も作品が展示されています。

太田市美術館・図書館

2Fから3Fへの移動は、今回取材時は、車椅子ではエレベーターに誘導されました。

建物の設計は平田晃久氏。太田市民と1年間で計7回のワークショップを重ねて設計されました。太田市美術館・図書館は、美しく、未来的で、バリアフリーな文化施設です。

太田市金山町にある浄土宗の大寺院「大光院呑龍様」のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2021年10月に執筆しました)