山梨県忍野村の「富士湧水の里水族館」は、車椅子で淡水魚を鑑賞できる森の中の水族館です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
「さかな公園」の中にある有料施設で、別称は「森の中の水族館。」淡水魚専門の小さな水族館です。「富士湧水の里水族館」の水槽に使用されている水は、富士の湧水で透明度の高さが自慢です。
取材時は、キングサーモンとニジマスを掛け合わせた山梨県の新しいブランド魚「富士の介」の展示が行われていました。丸々と太った、とても立派な新種です。
「さかな公園」エリアの道を挟んだ反対側が駐車場で、身障者用駐車区画があります。また施設側のエントランス脇にも身障者専用駐車スペースがあります。どちらも屋根はありません。少しでも移動距離を短くしたい方は、エントランス脇の駐車スペースを狙ってください。駐車料金は無料です。
エントランスから展示室に進む通路は、車椅子でなんとか通行できます。全般的に狭く、特に受付から水槽ゾーンに下りるスロープは傾斜が強いので気をつけてください。
入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。エントランス近くにあるバリアフリートイレは、やや狭い旧型タイプです。
スペースは狭いのですが、水槽の鑑賞はアップで楽しめます。1Fの鑑賞エリアは中央部に回遊水槽、周辺部にも複数の水槽を配置。いずれも車椅子から淡水魚たちを鑑賞できます。魚との距離が近い水族館です。希少魚の「イトウ」など、淡水魚を鑑賞できます。
通常は回遊水槽の脇の階段を利用して2Fへ上がります。この階段が鑑賞ポイントの一つですが、車椅子利用者はエレベーターを利用してください。
2Fは回遊水槽の上。水槽の上部を横断する通路は車椅子でも通行可能です。真上から回遊水槽を鑑賞できます。2Fには各種の企画展示とシアターホールがあります。シアターホールは車椅子で利用できます。最前列で映像を楽しめます。
「富士湧水の里水族館」の館内は、スペースの余裕があまりありません。したがって混雑すると車椅子は苦戦します。車椅子では、なるべく混雑予想日を回避して利用してください。
近くに「四季の杜おしの公園」があります。別稿で紹介していますので、是非ご覧ください。
(本稿は2017年12月、エントランス周辺の改修工事中の取材に基づいています)