国立新美術館「DOMANI・明日展2021」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都港区六本木の国立新美術館で開催される企画展です。会期は2021年1月30日から3月7日まで。今回で23回目の展示会です。会場は2E企画展示室。展示室内にもバリアフリートイレがあります。

国立新美術館はバリアフリー施設です。館内の車椅子利用に大きな問題はありません。アクセスも良好です。乃木坂駅とは直結。六本木駅、東京ミッドタウン方面からの歩道は、バリアフリーに整備されています。また身障者専用駐車場があります。

国立新美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

「DOMANI・明日展2021」の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。会場受付で障害者手帳を提示して減免措置を受けます。現在のところ、入場は事前予約制ではありません。

「DOMANI・明日展2021」の会場内は、フラットでスペースの余裕があり、車椅子で問題なく観覧できます。

2021は、10人9組のアーティストの作品展です。最初のコーナーは「イントロダクション」。文化庁および「DOMANI・明日展」のこれまでの歩み。震災やコロナ禍での関わり。今回の企画へのアーティストの想いなどが紹介されます。

国立新美術館「DOMANI・明日展2021」

「イントロダクション」の次から、9つのアーティスト別コーナーが連続します。広いスペース、高い天井を活かした展示。絵画、写真、造形、映像など、多彩な作品が続きます。

国立新美術館「DOMANI・明日展2021」

複数の映像作品がありますが、いずれも大きな音響や極端な点滅映像はありません。そのような刺激に弱い障がいのある人でも安心して観覧できます。

国立新美術館「DOMANI・明日展2021」

今回のサブタイトルは「スペースが生まれる」。震災から10年、コロナ禍の中での1年。新しいスペースが生まれ、次代への扉を開く願いが込められているそうです。

国立新美術館「DOMANI・明日展2021」

文化庁の支援で海外研修したアーティストは、事業が始まった1967年以来の総人数で1,400人を超えています。

国立新美術館「古典×現代2020」車椅子鑑賞ガイド バリアフリー情報

会期は2020年6月24日から8月24日に変更されました。8人の現代アーティストによる企画展です。この企画展から、国立新美術館ではコロナ対策で事前予約制が導入されています。予約方法や入館方法を含めて、車椅子で鑑賞した状況を紹介します。

オンラインで専用サイトから予約します。会期は3つの期間に分けられています。開幕から7月13日までの予約は6月17日から、7月15日から8月3日までは7月1日から、8月5日から最終日までは7月22日から予約できます。予約時間は15分単位です。日時指定は予定時刻を15分過ぎると無効になります。

「古典×現代2020」の観覧料は障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名は無料に減免されます。減免の適用を受ける場合は「日時指定券(無料)」を取得します。来館時は印刷した「日時指定券(無料)」か予約したスマホ画面と、障害者手帳を提示して入館します。

国立新美術館「古典×現代2020」車椅子鑑賞ガイド

国立新美術館では入館時に検温を実施しています。車で来館して身障者専用駐車場を利用した場合は、駐車場のスタッフが非接触型体温計で検温をしています。

予約した時間まで、入場待ちの列に並びます。予約した時間から、次の予約時間である15分後までが入場可能時間です。したがって列に並ぶのが嫌な人は、予約した時間から数分経過した時点で、次の15分の前までに会場に行くと、待たずに入場できます。

国立新美術館「古典×現代2020」車椅子鑑賞ガイド

15分単位に45名までの予約を受け付けています。そのためか、会場内は混雑することはなく、すべての展示を快適に鑑賞できました。マスク着用、ソーシャルディスタンス、会話は最低限が鑑賞ルールです。退出時間の制限はないので、長時間滞在する人が多いと、理論的には混雑する可能性はあります。

国立新美術館「古典×現代2020」車椅子鑑賞ガイド

車椅子での鑑賞ガイドです。車椅子からの目線で見難い展示は1つ。「乾山×皆川明」のコーナーに、上から覗かないと鑑賞できないケース内展示があります。他には気になる展示はありません。

「仏像×田根剛」のコーナーは、暗い照明での演出です。現地にもその案内があり、スタッフからも説明があります。コーナー内の人数を少数にするために、状況によってはコーナーの暗幕の外で入場待ちになることがあります。

8つの部屋を巡り「アートのとびら」を開く企画展です。「古典×現代2020」は、古典の知識が足りなくても、楽しめる構成です。

国立新美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

国立新美術館「DOMANI・明日2020」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都港区の国立新美術館「DOMANI・明日2020」を車椅子で観覧しました。現地のバリアフリー状況を紹介します。会期は2020年1月11日から2月16日です。

国立新美術館「DOMANI・明日2020」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

アーティスト11名によるグループ展です。国立新美術館展示室2Eを10区画に仕切った展示ですが、すべての展示がスペースに余裕があり、車椅子で問題なく鑑賞できます。

空間があまりに広すぎて、特に展示室の高さを持て余しているような印象を受けた展示もあります。映像作品の鑑賞スペースには、車椅子のための特別なスペースはありませんが、問題なく鑑賞できました。会場出口手前のショップは、車椅子で利用できるスペース的な余裕があります。

国立新美術館「DOMANI・明日2020」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

国立新美術館は乃木坂駅と直結します。また身障者の利用に限り駐車場が利用できます。会場の2Fへは、メインエレベーターの他に2基のエレベーターで上ることができます。またバリアフリートイレは2Fに2か所用意されています。

国立新美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

「DOMANI・明日2020」は、観覧料の障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。会場入口で障害者手帳を提示します。

国立新美術館「DOMANI・明日2020」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

作品の題材は、東日本大震災、第二次世界大戦、広島長崎、環境破壊など。「傷ついた風景」をつなぎ、再生して生き残る「明日」を見据えます。アーティストそれぞれの「傷ついた風景」と「明日」を感じる企画展です。

国立新美術館の「DOMANI・明日2020」展は、車椅子で問題なく観覧できます。