清瀬市郷土博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都清瀬市の郷土資料館は入館無料の施設です。1985年に開館した施設で、今どきのバリアフリー設計ではありませんが、多くの展示は車椅子で鑑賞できます。現地の状況を紹介します。

清瀬駅から徒歩10分の案内です。車椅子利用者は車でのアクセスが便利です。無料駐車場が2か所あり、計20台程度を収容します。今回取材した時点では、身障者用駐車区画はありません。スペースに余裕のない駐車場ですが、空いていれば車椅子での乗降は可能です。

博物館のバリアフリー状況です。1987年に「東京建築賞最優秀賞」を受賞した建物です。

開館以後、大規模な改修が行われた気配はありませんが、スロープ対応などのバリアフリー改修は行われています。

建物は2階建てで、常設展は1Fです。2Fは企画展などが開催されるときだけ利用されています。エレベーターはあるので、車椅子での2F利用は可能です。

バリアフリートイレは1Fにあります。取材時の状況では、近年設備更新された様子はありませんでした。

常設展示のバリアフリー状況です。1Fの常設展「歴史展示室」は、古代からの清瀬の歴史を通史的に解説。武蔵野台地の成り立ち、出土した土器や発掘された遺跡などの展示。近代になってからの学校建設の変遷など。50坪ほどのワンルーム展示で、車椅子での見学に大きな問題はありません。

「民俗展示室」は、江戸後期から明治、大正時代にかけて、純農村地域であった清瀬の農家の生活具の展示。籠や大八車、鍬や鋤などの農工具。釜戸や鍋などの調理器具。蓑や傘などの生活道具などが展示されています。こちらも40坪ほどのワンルーム展示で、車椅子での見学に大きな問題はありません。

エントランスホールを利用して設置されているのは「インフォメーションセンター」。市の広報誌や各種パンフレットが置かれ、モニターで10種類ほどの清瀬を紹介する映像コンテンツをみることが出来ます。

パソコンがあり「清瀬市郷土博物館」のデータベースにアクセス。古民家探索などのゲーム的なメニューも用意されています。

このゾーンも、車椅子での利用に大きな問題はありませんが、いずれのコンテンツも内容はかなり古いものです。

車椅子では利用が辛いのは「伝承スタジオ」。屋外離れに設けられた、古民家的な内装の施設で、染織体験、餅つき体験など、郷土の伝統的な作業の体験を行う企画用の施設です。

企画がない時でも自由に出入りができ、古道具類などを鑑賞できるのですが、メイン棟から離れの「伝承スタジオ」へ出入りするドアが手動で、しかも「ドアが重いのでご注意ください」という張り紙があるドアです。今回取材時は、車椅子をみた博物館スタッフが、ドアを開閉してくれました。

清瀬市郷土博物館は、全体的に老朽化していますが、常設展示のほとんどは車椅子で見学可能です。

東京の郷土博物館を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2016年8月の取材に基づいています)