カトリック神田教会 車椅子礼拝ガイド バリアフリー情報

東京都千代田区西神田の「カトリック神田教会」は、聖堂見学時間中は自由に出入りして礼拝することができます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

カトリック神田教会

江戸時代の禁教解禁が明治6年。翌明治7年に、この地にあった元旗本の三屋敷を購入し、もともとあった70畳の大広間を聖堂にしたのが教会の始まりです。

明治29年に本格的な聖堂が建立されましたが、大正2年に火事で焼失。大正4年に今度はレンガ造りの聖堂が建てられましたが、関東大震災で倒壊。そして昭和3年に現在の聖堂が建てられ、先の大戦の空襲を免れて現在に至っています。築90年を超える登録有形文化財です。

カトリック神田教会

東京のカテドラルといえば、文京区の関口教会ですが、関口教会が再建されるまでの1952年から1964年の間は、この神田教会が東京のカテドラルでした。この間は司教の椅子である「カテドラ」が、神田教会にありました。

2000年には、フランシスコ・ザビエル聖人の遺骨が安置され、2002年には国の有形文化財に登録されました。

聖堂名は「聖フランシスコ・ザビエル聖堂」です。聖堂見学時間中は自由に出入りして礼拝することができます。大聖堂の入口はスロープがあり、車椅子で聖堂内に入ることができます。

カトリック神田教会

聖堂内の中央部はレッドカーペットが敷かれ、その両サイドに木製のベンチが縦に15列ほど並びます。車椅子席の用意はありません。聖堂見学時間は原則月曜日以外の10時から16時です。

カトリック神田教会

内部も素晴らしい聖堂です。聖堂内は撮影禁止です。聖堂の正面及び両サイドにはステンドグラスの窓が並びます。祭壇の両脇には、聖母像、ヨハネ像、聖アンナとマリア像、ヨゼフ像が安置されています。

カトリック神田教会

カトリック神田教会は、大聖堂の入口はスロープ対応で内部はフラット構造です。

「東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年9月に加筆しました)

駿河台のバリアフリー拠点 御茶ノ水ソラシティ 車椅子利用ガイド

東京都千代田区の「御茶ノ水ソラシティ」は、お茶の水から淡路町方面への坂道に囲まれた施設で、施設内だけではなく、駿河台エリアの車椅子移動をサポートする商業施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

2013年に誕生した複合ビルで、B1にある商業施設の名称が「ソラシティ」です。B1ですが吹き抜け構造で解放感があります。B1「ソラシティ」には、飲食店、スーパー、CVSなどが10店舗入ります。バリアフリートイレは1つあります。中心の吹き抜け部は地下広場で、自由に使えるテーブルと椅子が多数配置されています。

ソラシティ

B2は一般利用できる時間貸有料地下駐車場で、身障者用駐車区画があります。

1Fの地上広場は約3,000㎡。ニコライ堂や湯島聖堂の景観が楽しめる設計です。また「軍艦山」は自由に遊べる広場です。

1Fの地上広場は

一般商業施設ではありませんが、ビルの1Fと2Fは「カンファレンスセンター」。ホール、会議室として貸し出されています。3F以上はオフィス。23階建て、高さ110mの高層ビルです。

御茶ノ水ソラシティ

駿河台の坂上から坂下に進む順で、「御茶ノ水ソラシティ」を経由したバリアフリールートを紹介します。JR御茶ノ水駅方面からは、1Fの地上広場へアクセスします。

ソラシティ

本郷通り沿いにあるエレベーターでB1「ソラシティ」へ移動できます。

地下鉄新御茶ノ水駅からは、B1「ソラシティ」へ直結

地下鉄新御茶ノ水駅からは、B1「ソラシティ」へ直結します。

地下鉄新御茶ノ水駅からは、B1「ソラシティ」へ直結

B1「ソラシティ」地下広場を東方向へ抜けると、隣接する「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルートが設置されています。

「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルート

歩道橋がある下の路は「幽霊坂」です。

「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルート

そのまま「ワテラス」3Fに移動できます。「ワテラス」内のエレベーターを利用して1Fに下ります。そこは駿河台の坂下、淡路町駅の手前になります。「ワテラス」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

ワテラスモール

基本的なバリアフリーに問題はありませんが、「御茶ノ水ソラシティ」地下広場の吹き抜け部は雨の日は濡れます。吹き抜け部にあるエスカレーターは、雨の日には運行中止になります。

、「御茶ノ水ソラシティ」地下広場の

「御茶ノ水ソラシティ」の飲食店、物販店は、車椅子で利用できるフラットなお店ですが、なかには店内が狭いお店もあります。利用したいお店がある場合には、事前に状況を確認することをお薦めします。

御茶ノ水ソラシティ

B1にある観光案内所は「お茶ナビゲート」。キャッチコピーは「まち歩きの起点&情報発信の拠点」。バリアフリーな案内所で、車椅子で立ち寄ることができます。発行しているフリーペーパーの名称は「おちゃだより」です。

御茶ノ水ソラシティ

別棟「Gallery蔵」。大正6年に建てられた古い蔵を活用したギャラリーで、随時企画展が開催されています。ここは古い蔵なのでバリアフリーではありません。段差あり、階段ありのギャラリーです。

御茶ノ水ソラシティ

この地は、明治中期には三菱二代目社長、岩崎彌之助の邸宅があった場所です。今回の再開発で、100年前の「石垣」や「煉瓦擁壁」が発見されました。

三菱二代目社長、岩崎彌之助の邸宅があった場所

これらを再活用して、ソラシティ周辺に展示保存されています。またそれらの史跡や遺構を活用して、遊び場「軍艦島」が整備されています。

ソラシティ

「御茶ノ水ソラシティ」の広場を支える支柱は、世界で初めて実用化した「超高強度コンクリート」で、一般的な強度のコンクリートの半分程度の太さの支柱になっています。

御茶ノ水ソラシティ

すぐ下を走る地下鉄の振動がビルに伝わらないように、厚さ3mのスラブを設置。都内オフィスビルで最大級の太陽光発電設備を設置。地下鉄トンネルの湧き出る地下水を、冷房、トイレ、植栽管理に使用、など。先端技術が投入されている環境ビルです。

(本稿は2022年9月に加筆しました)

神田淡路町のバリアフリー施設 ワテラスモール 車椅子利用ガイド

東京都千代田区の神田淡路町。江戸時代以来続く街並みを、15年の歳月をかけて大規模再開発して2013年に開業した「ワテラス」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

建物としては「ワテラスタワー」と「ワテラスアネックス」の2棟構造です。そこにオフィス、レジデンス、学生マンション、ホール、そして一般商業施設が入ります。

一般利用できる商業施設は「ワテラスアネックス」のB1から3F。この商業施設名が「ワテラスモール」です。レストラン、スーパー、CVS、カフェ、ドラッグなど様々な店舗が入ります。

ワテラスモール

神田淡路町にはバリアフリーな新しい商業施設はあまりありません。エリアの中では車椅子で利用できる希少な商業施設です。

都心の施設ながら一般利用できる駐車場があり、身障者用駐車スペースが2台分用意されています。一般有料駐車場は2Fにあり、そのままフラットな横移動でワテラスモールの2Fにつながります。施設利用による駐車料金の減免サービスはありません。

駐車場の状況

バリアフリートイレは、モール2F部の屋外庭園の一角に、一般トイレと並んで1つ用意されています。外付けビルドインタイプのような設計で、トイレには屋外から入るのですが、実際には屋内トイレです。もう一か所、駐車場の通路の途中にバリアフリートイレが1つあります。いずれも広くて清潔感のあるトイレです。

「ワテラスモール」はB1が食品スーパーで、1Fから3Fがグルメ、サービス、ショップが入ります。上下階移動のエレベーターは1基だけです。

ワテラスモール

今回は休日の夕方に取材しました。特にそういう時間帯であったためか、マンションにお住いの人が、3Fからエレベーターに乗ってB1のスーパーへ行き、買い物をしてB1からエレベーターに乗って3Fに戻る、そういう動線が途切れなく続き、B1から3Fを繋ぐ一基のエレベーターはフル稼働の状況。車椅子で途中階から乗れないケースが数回ありました。エスカレーターもありますが、エレベーターを使いたくなる構造です。

ワテラスモールのエレベーターの配置

「ワテラスタワー」の1Fから3Fは、ホールなどがあるコミュニティエリア「ワテラスコモン」です。

ワテラスモール

車椅子で上下階移動に使うエレベーターは、ちょっと解りづらい北側の裏手にあります。施設正面からは見えない場所です。

このエレベーターがある「ワテラスコモン」の北側から、「御茶ノ水ソラシティ」に直結するブリッジルートがあります。「御茶ノ水ソラシティ」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

ワテラスモール

敷地内1Fの公開空地は淡路公園として一般開放されています。この公園はバリアフリーです。

ワテラスモール

ワテラスの学生マンションは、立地と部屋の品質に対しお安い家賃になっていますが、地域社会活動への参加が入居の義務になっているそうです。現在満室です。

「ワテラスモール」は、車椅子での神田界隈散策の拠点として利用できるバリアフリー施設です。

(本稿は2022年9月に加筆しました)