駿河台のバリアフリー拠点 御茶ノ水ソラシティ 車椅子利用ガイド

駿河台のバリアフリー拠点 御茶ノ水ソラシティ 車椅子利用ガイド

東京都千代田区の「御茶ノ水ソラシティ」は、お茶の水から淡路町方面への坂道に囲まれた施設で、施設内だけではなく、駿河台エリアの車椅子移動をサポートする商業施設です。現地の状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年9月に執筆しました。

御茶ノ水

○商業施設としての全体構造

2013年に誕生した複合ビルで、B1にある商業施設の名称が「ソラシティ」です。B1ですが吹き抜け構造で解放感があります。

B1「ソラシティ」には、飲食店、スーパー、CVSなどが10店舗入ります。

障害者用トイレは1つあります。

中心の吹き抜け部は地下広場で、自由に使えるテーブルと椅子が多数配置されています。

ソラシティ

B2は一般利用できる時間貸有料地下駐車場で、障害者用駐車区画の用意があります。

1Fの地上広場は約3,000㎡。ニコライ堂や湯島聖堂の景観が楽しめる設計です。また「軍艦山」は自由に遊べる広場です。

1Fの地上広場は

一般商業施設ではありませんが、ビルの1Fと2Fは「カンファレンスセンター」。ホール、会議室として貸し出されています。

3F以上はオフィス。23階建て、高さ110mの高層ビルです。

御茶ノ水

○坂道を回避するバリアフリールート情報

駿河台の坂上から坂下に進む順で、「御茶ノ水ソラシティ」を経由したバリアフリールートを紹介します。

JR御茶ノ水駅方面からは、1Fの地上広場へアクセスします。本郷通り沿いにあるエレベーターでB1「ソラシティ」へ移動できます。

JR御茶ノ水駅方面

ソラシティ

地下鉄新御茶ノ水駅からは、B1「ソラシティ」へ直結します。

地下鉄新御茶ノ水駅からは、B1「ソラシティ」へ直結

地下鉄新御茶ノ水駅からは、B1「ソラシティ」へ直結

B1「ソラシティ」地下広場を東方向へ抜けると、隣接する「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルートが設置されています。歩道橋がある下の路は「幽霊坂」です。

「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルート

「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルート

「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルート

「ワテラス」までバリアフリー歩道橋ルート

そのまま「ワテラス」3Fに移動できます。「ワテラス」内のエレベーターを利用して1Fに下ります。そこは駿河台の坂下、淡路町駅の手前になります。

 

○雨天の利用は注意

基本的なバリアフリーに問題はありませんが、「御茶ノ水ソラシティ」地下広場の吹き抜け部は雨の日は濡れます。吹き抜け部にあるエスカレーターは、雨の日には運行中止になります。

、「御茶ノ水ソラシティ」地下広場の

○主な施設のバリアフリー状況

「御茶ノ水ソラシティ」の飲食店、物販店は、車椅子で利用出来るフラットなお店ですが、なかには店内が狭いお店もあります。利用したいお店がある場合には、事前に状況を確認することをお薦めします。

御茶ノ水ソラシティ

B1にある観光案内所は「お茶ナビゲート」。キャッチコピーは「まち歩きの起点&情報発信の拠点」。バリアフリーな案内所で、車椅子で立ち寄ることができます。発行しているフリーペーパーの名称は「おちゃだより」です。

お茶ナビゲート

60インチ大型モニターが27台並ぶデジタルアートギャラリーが「KS46Wall」。有料でデジタルアートの発表などに貸し出されています。通路から車椅子でモニターを見ることができます。

別棟「Gallery蔵」。大正6年に建てられた古い蔵を活用したギャラリーで、随時企画展が開催されています。ここは古い蔵なので、バリアフリーではありません。段差あり、階段ありのギャラリーです。

Gallery蔵

○明治の史跡

この地は、明治中期には三菱二代目社長、岩崎彌之助の邸宅があった場所です。

今回の再開発で、100年前の「石垣」や「煉瓦擁壁」が発見されました。これらを再活用して、ソラシティ周辺に保存展示されています。

またそれらの史跡や遺構を活用して、遊び場「軍艦島」が整備されています。

三菱二代目社長、岩崎彌之助の邸宅があった場所

ソラシティ

○先端技術の粋

「御茶ノ水ソラシティ」の広場を支える支柱は、世界で初めて実用化した「超高強度コンクリート」で、一般的な強度のコンクリートの半分程度の太さの支柱になっています。

御茶ノ水ソラシティ

すぐ下を走る地下鉄の振動がビルに伝わらないように、厚さ3mのスラブを設置。都内オフィスビルで最大級の太陽光発電設備を設置。地下鉄トンネルの湧き出る地下水を、冷房、トイレ、植栽管理に使用、など。先端技術が投入されている環境ビルです。