群馬県 道の駅霊山たけやま 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県中之条町にある道の駅です。開業は2008年。正面に古社、裏側に霊山を仰ぐ神聖な地に建つ施設で、参拝、登山の拠点にもなります。施設全般、未舗装路面やデコボコがある通路があります。現地のバリアフリー状況、車椅子での利用ポイントを紹介します。

群馬県の道の駅 霊山たけやま 車椅子利用者 バリアフリー情報

施設を紹介する前に、霊山嵩山の歴史を紹介します。

古代から死者の霊が集まる山として、我妻盆地で信仰を集める山です。麓の親都(ちかと)神社は、嵩山をご神体とする神社で、神が宿る山、そして天狗が住む山とされています。

戦国時代には、この山にあった城が落城し、一族郎党が自決。その供養のために江戸時代に山内に石仏がつくられました。近年、平成の大修復が行われ、嵩山観音群として登山をして参拝ができるルートが整備されています。もちろん登山ルートはバリアフリーではなく、車椅子での参拝は出来ません。

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施設の全体構成です。ショップが入るメイン棟、茅葺きの古民家をリノベーションしたそば処、多目的広場と大型遊具がある「ぼうけん砦」、独立トイレ棟などで構成される施設です。

駐車場は6ブロックあり、身障者用駐車区画は最も奥のトイレ棟前のブロックに屋根なしで用意されています。

施設内に合計3つのバリアフリートイレが用意されています。24時間利用できる独立トイレ棟内に1つ。設備はシンプルですが、一般的な広さがある個室です。

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ショップが入る「たけやま館」内に1つ。ウォシュレット付きトイレですが、スペースは狭く、一般的なサイズの車椅子は入りません。

もう一つは「そば処けやき」のトイレで、外側から利用します。バリアフリートイレを兼ねた広い個室トイレが蕎麦屋に1つあるという状況で、使用中の場合は屋外で並んで待つことになります。設備はシンプルです。蕎麦屋の営業時間中は、だれでも利用できます。

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ショップが入るメイン棟の「たけやま館」中はバリアフリーです。床面はフラットで店内通路幅は余裕があります。問題なく車椅子で買い物ができます。

館内にはそば打ち体験施設があります。2F は集会室で、階段のみの畳敷き広間です。

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そば処けやきのバリアフリー状況です。茅葺き農家を移築改造したお店です。土間を活用したテーブル席と、座敷席があります。多少の段差とデコボコを乗り越えることが出来れば、土間のテーブル席なら車椅子で利用できないことはありません。

外観はもちろん、内装も雰囲気があります。そういう雰囲気が好きな人はチャレンジする価値があります。

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メイン棟周辺、蕎麦屋周辺は、ほとんどが未舗装路面、デコボコ通路です。また「ぼうけん広場」方面への通路も同様です。

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未舗装路やデコボコ路を避けて施設を一周するには、メイン棟の裏側を通る舗装路を進み、そのまま舗装路だけを通行して、親都神社前の車道まで出ます。そして車道を通り、道の駅の駐車場に戻ることは出来ます。

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霊山嵩山の東登山道入口手前にある「お花見広場」までは舗装路がありますが、かなりの急坂なので車での通行は困難です。

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車椅子で快適に移動し、利用できる範囲は限られますが、仰ぎ見る霊山の威容や茅葺き古民家、道の駅霊山たけやまは、独特の魅力がある道の駅です。

中之条町にあるもう一つの道の駅「道の駅六合(くに)」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)

群馬県 道の駅おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

キャチコピーは「小野子山の恵みをおすそ分け」。群馬県渋川市小野子にある道の駅です。開業は1996年の施設で、2006年にトイレ棟の新設と駐車場の増設が行われました。平成の大合併で渋川市になり、2012年から民間に運営委託されています。古い施設なので今どきのバリアフリー水準ではありません。現地の状況を紹介します。

シンプルな構成の道の駅です。メイン棟にはショップとお食事処が入ります。

トイレは独立棟で、バリアフリートイレは1つ。2020年4月現在では、ウォシュレットは付いていません。正面は段差があるので、横から段差回避スロープを上がり利用するトイレです。

群馬県の道の駅 おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

メイン棟の周囲とトイレ棟の前にそれぞれ駐車場があり、身障者用駐車区画はどちらも屋根なしで、メイン棟横に1台分、トイレ棟側に3台分が用意されています。

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ショップと食事処が入るメイン棟への正面入口は階段です。正面から見て左側に段差回避スロープが用意されています。幅が狭くて傾斜角度があるスロープですが、一般的な力のある車椅子利用者あるいは元気な介助者であれば、クリアできるスロープです。

群馬県の道の駅 おのこ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

スロープの先は引き戸の木製手動ドアで、全開にすると一般的な車椅子で通過できる幅は確保されます。

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メイン棟の内部はフラット構造で、車椅子で移動できない段差はありません。

店名はとくにない農産物直売所です。中規模サイズの売り場で、通路幅は一般的なサイズは確保されています。混雑していなければ車椅子での買い物は可能です。

季節にもよりますが、施設コンセプト通りに「山の恵み」が楽しめる品ぞろえです。地元の産物、とくにキノコ類が豊富にある印象です。

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食事処もとくに店名はありません。自販機で食券を購入するセルフサービス店です。そば、うどんが中心のメニューです。冬場は郷土料理の「おっきりこみ」が味わえます。

席は座敷、カウンター、そして可動式のテーブル席もあります。よい席が確保できれば、車椅子で食事が出来ます。

ショップで買った弁当やお菓子を食事処で食べることは出来ません、と掲示されています。

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シンプルで古い造りの道の駅ですが、車椅子で利用できないことはありません。一般的な今どきの道の駅にはない、素朴で自然な雰囲気が魅力的です。

近隣の旧子持村にある「道の駅こもち」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)

群馬県 道の駅こもち 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

群馬県渋川市、旧「子持村」にある道の駅です。開業は2001年ですが、2015年にトイレ棟と身障者用駐車区画がリニューアルしました。施設の基本構造は段差がある設計ですが、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

群馬県の道の駅 こもち 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

2015年にリニューアルした駐車場とトイレの状況です。身障者用駐車区画は屋根付きで2台分あり、屋根の下を通りトイレ棟に移動できます。

群馬県の道の駅 こもち 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

そこから上がりスロープで、ショップなどがある上段の施設エリアに移動できます。

群馬県の道の駅 こもち 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

バリアフリートイレは2つ用意されています。広さ、設備は一般的なもので、ユニバーサルベッドはありません。

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道の駅こもちの施設全体概要です。

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中心となるのは直売所です。隣接して食事処と観光案内所があります。

群馬県の道の駅 こもち 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

食事処の前にはテイクアウトの売店があり、その周辺にはフリーテーブル席が配置されます。

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この他に独立棟で、イベントなどが開催できる「よろず催し物処六斎市」、そして足湯棟があります。

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直売所の名称は「白井宿ふるさと物産館」。農産物、加工品、物産品などが並びます。

店内はフラットで出入口は自動ドアです。売り場面積は広くはなく、通路幅は余裕のない一般的なサイズです。混雑していると車椅子での買い物はやや苦戦します。名産品はコンニャク。こもちは「こんにゃくの里」と称しています。

群馬県の道の駅 こもち 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

食事処のバリアフリー状況です。店名は「四季折々こもちの味 お食事処 食創庵」です。自販機で買うセミセルフサービス店で、店内はフラットな構造です。可動式のテーブル席はありますが、がっしりとした木製テーブルなので、車椅子のタイプによっては、少し利用しにくいかもしれません。それでも店内が空いていれば、車椅子でなんとかなると思われます。

上州豚肉をつかったかつ丼など、地元の食材によるメニューが自慢です。

群馬県の道の駅 こもち 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

渋川伊香保ICに近く、伊香保温泉や草津温泉などの観光地への玄関口です。周辺の幹線道路は整備が進みました。「こもち」は車でのアクセスが良い道の駅です。

バリアフリーな水沢うどんの老舗「大澤屋第二店舗」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)