里山の無印良品 里のMUJIみんなみの里 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県鴨川市の無印良品が運営する「里のMUJIみんなみの里」は、直売所、カフェ、ショップなどがある、道の駅のような施設です。鴨川といっても、海岸から約10㎞内陸に入った里山エリアにあります。

鴨川市の総合交流センターとして「みんなみの里」が開業したのは1999年。2018年に里のMUJIとしてリニューアルオープンしました。建物や設備は、新しさと古さが同居している施設です。

約100台を収容する駐車場があります。身障者用駐車スペースは、棟に近い場所に2台分用意されています。

里のMUJIみんなみの里

身障者用駐車スペースの裏から、施設へ上がる段差回避スロープがあります。駐車場は1999年からほとんど進化していません。

里のMUJIみんなみの里

子の字型に3つの棟がある構造で、商業棟が2棟あります。

里のMUJIみんなみの里

バリアフリートイレは駐車場の横、農産物直売所の入口の近くに1つ用意されています。

里のMUJIみんなみの里

出入口はボタン式自動ドア。基本構造は1999年の開業時から変わっていないと思われます。

里のMUJIみんなみの里

バリアフリートイレはサイズに余裕がある個室です。ウォシュレット付き便器が備えられていますが、シンプルな設備のトイレです。

里のMUJIみんなみの里

旧体験館棟を改装した面積90坪の棟には、「無印良品 みんなみの里」が入店。南房総エリア初出店の無印良品です。棟の約半分を使用した店舗の面積は48坪と外観に比べて広くはありません。段差はありませんが、出入口は一か所、奥に細長い構造で、店内通路はあまり幅に余裕がありません。混雑していると車椅子での買い物はやや苦戦します。入口からすぐの場所に100円コーヒーがあり、良い匂いが漂っていました。

里のMUJIみんなみの里

農産物直売所やMUJIカフェが入る旧交流館棟は、床面積が312坪ある大型施設です。出入口はフラットな構造の自動ドアで、横幅は余裕があります。

里のMUJIみんなみの里

農産物直売所コーナーは、通路幅に余裕があります。とれたて野菜のコーナー、物産品のコーナー、無印良品らしいお洒落な工芸品などが展開されています。

店内のディスプレイが凝っています。天井に吊られたカゴは、近隣の農家が農作業に使用していた本物です。

里のMUJIみんなみの里

正面入口とは反対側にも自動ドアの出入口があります。ただし未舗装路面から入るので、この入口から車椅子で出入りするのは大変です。

里のMUJIみんなみの里

入口のディスプレイは凝っています。店内から反対側のドアを見に行く価値があります。

里のMUJIみんなみの里

下の写真は反対側の入口からみた店内の様子。フラットでスペースに余裕があります。

里のMUJIみんなみの里

農産物直売所の奥に、ロードサイド型として全国初出店になる「Café&Meal MUJI みんなみの里」があります。店舗面積は55坪、車椅子でも利用できる可動式のテーブル席などを含めて席数が60席以上ある、スペースに余裕があるお店です。定番メニューに加えて、地元食材等、鴨川市の里山里海の幸を生かしたメニューが開発されています。

里のMUJIみんなみの里

カフェの大きな窓の先は、フラットなテラスがあります。

里のMUJIみんなみの里

今回取材時は、テラスの先に菜の花が咲いていました。視線を上げると里山の遠景が楽しめます。

里のMUJIみんなみの里

農産物直売所の横に「多目的スペース」があります。洒落たラックに置かれた「MUJI BOOKS」の本を手に取ってみることができます。

里のMUJIみんなみの里

多目的スペース内に、自由に使用できる2つの可動式テーブル席が置かれています。車椅子で問題なく利用できます。

里のMUJIみんなみの里

駐車場とトイレは古さが残りますが、ショップやカフェの内部は最新の無印良品です。「里のMUJIみんなみの里」は、「里山や農村景観の中でくつろぎとやすらぎの空間を創出」する施設とPRされています。

(本稿は2022年1月に執筆しました)

鴨川のバリアフリーショップ「道の港まるたけ」車椅子買物情報

車椅子で利用しやすい、千葉県鴨川市の国道128号線沿いにある海産物が中心の大型店です。広い駐車場があり、身障者用駐車スペースは店前に2台分、大きな区画が用意されています。

道の港まるたけ

店舗への出入口は広くてフラット。店内の通路幅は余裕があります。車椅子で問題なく買い物ができるお店です。

道の港まるたけ

お店の奥にバリアフリートイレがあります。とても広い、スペースに余裕がある個室です。

道の港まるたけ

安心して車椅子で休憩にも利用できるバリアフリーショップです。

(本稿は2021年9月に執筆しました)

千葉県 道の駅鴨川オーシャンパーク 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県鴨川市の江見地区にある、太平洋に面して建つ凝った設計の建物です。道の駅としては1997年に登録されましたが、実際の開業はそれよりも古く、バリアフリーの概念がなかった時代の設計です。車椅子で利用する際には、様々な注意点があります。現地の状況を紹介します。

道の駅鴨川オーシャンパーク

施設の駐車場は国道に面してあり、身障者用駐車区画が2台分用意されています。駐車場に24時間トイレ&休憩所棟があり、バリアフリートイレがあります。トイレ棟の利用だけなら、駐車場を利用して問題はありません。

駐車場からショップや食事処がある施設棟へは、車椅子では通行が困難な太鼓橋を渡ります。

道の駅鴨川オーシャンパーク

施設棟に行くには、国道に面した駐車場ではなく、施設の裏側、海側の駐車場を利用します。国道に面した駐車場への入口よりも、少し南側の側道に入ります。近年この側道入口に車椅子のサインが掲示されました。下り坂を進むと、左手に駐車場があります。この駐車場には身障者用駐車区画はありません。

道の駅鴨川オーシャンパーク

駐車場を抜けると、鴨川オーシャンパークの裏庭に出ます。フラットな舗装路面の空間がありますが、現時点ではこの空間に車椅子マークや、駐車が可能であることを示すサインは何もありません。このフリースペースに車椅子利用者は駐車してよいのではないかと想像されますが、確信はありません。心配なので、今回取材時は、身障者用駐車区画のない、施設裏側駐車場を利用しました。

道の駅鴨川オーシャンパーク

車椅子は施設棟の裏側から館内1Fに入ります。出入口は2ヵ所あり、いずれも手動ドアです。

道の駅鴨川オーシャンパーク

ドアの下はデコボコがあり、車椅子がひっかかります。特に駐車場寄りのドア下のデコボコは大きく、車椅子の通行は危険です。

道の駅鴨川オーシャンパーク

館内のバリアフリートイレは1Fにあります。ユニバーサルベッドはありません。1Fはショップです。店内はフラットで、通路幅は車椅子が通行できるサイズは確保されています。

道の駅鴨川オーシャンパーク

2Fのバリアフリー状況です。通常ルートである太鼓橋は、施設棟2Fに連絡します。2Fが施設の正門です。

道の駅鴨川オーシャンパーク

施設内はエレベーターが1基あり、車椅子での上下階移動は可能です。

道の駅鴨川オーシャンパーク

2Fは休憩コーナーと食事処があります。どちらも可動式のテーブル席があるので、車椅子で利用可能です。太平洋を眺望する食事処は、セルフサービスです。

道の駅鴨川オーシャンパーク

エレベーターは3Fまでつながります。

道の駅鴨川オーシャンパーク

3Fは屋上で太平洋を眺望する展望デッキがあります。ただし展望デッキを囲む壁が車椅子の目の高さまであり、一般的な座面の高さの車椅子に乗った状態では、大海原を眺めることはできません。

道の駅鴨川オーシャンパーク

3F のエレベーターホールからデッキにでる箇所のドアは手動で、ドアの下にはデコボコがあります。車椅子では介助者にドアを押えてもらい、かつ慎重に通過する必要があります。

道の駅鴨川オーシャンパーク

施設の横に畑があり、シーズンは花摘みや野菜の収穫体験が楽しめます。ただし段差がある未舗装面なので、車椅子での利用は困難です。施設の裏側には芝生広場があり足湯があります。広場の中央にワイルドな浴槽があり、その縁を跨いで利用します。足腰に不安のある人には、利用が難しい構造の足湯です。

道の駅鴨川オーシャンパーク

鴨川オーシャンパークは、青い空と海に囲まれた素晴らしい環境にある施設です。しかし凝った設計の弊害と施設の老朽化により、車椅子での利用には事前知識が必要な道の駅です。

(2021年2月に執筆しました)